慣れていない場所に行く、あるいは久しぶりな人に会うと、赤ちゃんは人見知りをしやすいです。だからと言って、その場所や人を避けることは解決にはなりません。
少しずつその場所や人と過ごす時間を増やすにつれて、赤ちゃんも「ここは、この人は安心できる存在だ」と認識していきます。大泣きされると、もう会うのはやめようと思いがちですが、根気強く赤ちゃんが慣れていくのを見守っていきたいですね。
いつもの場所で慣らしていく
新しい環境は赤ちゃんにとっては大きな刺激があります。人見知りがあまりに気になるときは、新しい環境に行くのではなく、いつもの赤ちゃんが慣れている場所で過ごすのが良いかもしれません。
例えばいつも行っている児童館や公園で、会ったことのあるお友達や大人と過ごすことによって、少しずつママ以外の人にも慣れていくでしょう。赤ちゃんの様子を見ながら徐々にいろいろな環境に慣らしていきましょう。
ママと仲良い姿を見せる
赤ちゃんにとってママとは、頼れる、安心できる、大好きで絶対的な存在です。そんなママの交友関係を赤ちゃんはよく見ています。ママがある人に対して緊張していたり、不安を見せたりしていると赤ちゃんも不安になり、警戒します。反対に、ママが心を許し仲良くしている人は、赤ちゃんも少しずつ心を開いていきます。
もし、最初は人見知りをしていても、ママが仲良く笑顔でしゃべっていると、赤ちゃんもだんだんと気持ちが落ち着いていくので、ぜひ仲の良い姿を赤ちゃんに見せましょう。
外の世界に触れさせる
人見知りが始まると、外出をして人と会うことがおっくうになるママもいるかもしれません。人見知りをし泣き出すと、相手にも申し訳ないし、赤ちゃんを泣きやますのも大変です。
しかし、人見知りは決して悪いことではありません。人見知りだからと、赤ちゃんが外の世界で経験できるさまざまな機会を奪わないでください。
家にずっといると、ママも気持ちが沈んで不安になりますし、赤ちゃんもママ以外の人間と接することができません。少しずつでも良いので外の世界にママも赤ちゃんも慣れていきましょう。
- きのした小児科クリニック「人見知り」(http://www.kinoshita-children.jp/院長コラム/人見知り/,2021年1月6日最終閲覧)
- みやぐちこどもクリニック「人見知り」(http://miyaguchi-kodomo.com/posts/post7.html,2021年1月6日最終閲覧)
- 池袋東口託児所「つながり」「赤ちゃんの人見知りの始まり、原因と対策は?」(https://ikebukuro-takuzi.com/2020/04/赤ちゃんの人見知りの始まり、原因と対策は?/,2021年1月6日最終閲覧)
人見知りを見守って、成長を楽しもう
人見知りは脳が成長し、親しい人を認識できる赤ちゃんの成長の一つであるとわかっていても、毎日赤ちゃんと一緒にいるママにとっては悩ましいことかもしれません。人見知りは程度や期間に個人差があることなので、必ずなおる特効薬はありません。今回ご紹介した方法で少しでもママと赤ちゃんがリラックスできれば良いですね。
人見知りの期間中も、赤ちゃんは歩けるようになったり、お話ができるようになったり、日々うれしい成長を見せてくれます。人見知りを見守りながら、そんな成長を楽しんでみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんのころに始まる人見知り。気が付いたら人見知りが終わっていて、ぐんと成長したわが子が見られることでしょう。










