超簡単!お家にあるものでシャボン玉液が作れちゃう!
ふわふわと空を舞うシャボン玉。自分に向かって飛んできて驚いたり、シャボン玉を追いかけて走ったり、大きなシャボン玉を作るようすにくぎ付けになったりと、さまざまな遊びができるアイテムですよね。
息を吹きかけて使える手軽さとその不思議な動きは、小さな子どもにとって驚きと発見の連続!でも、あっという間にシャボン玉液がなくなってしまったり、うっかり手を滑らせてこぼしたり、せっかく楽しく遊んでいたのになくなった…という経験が多いのもシャボン玉液の特徴です。
100円ショップなどでリーズナブルに入手することができますが、気付けばあっという間になくなるシャボン玉液。自分で作れる方法があれば、手軽にシャボン玉遊びができるようになりますよ。
シャボン玉液作りに必要な材料は?
実際にシャボン玉を作るためには材料が必要です。ドラッグストアやスーパーでそろえられる材料ばかりですので、今日からすぐに作れますよ。
【シャボン玉液作りの材料1】:容器
シャボン玉液を混ぜるための容器や、使いやすいよう小分けに入れられる容器などがあればスムーズに準備が行え、簡単に遊ぶことができます。できれば普段使っている食器や調理器具ではなく、使い古したたらいをきれいに洗って使ったり、紙コップに小分けに入れたりと工夫してみましょう。
【シャボン玉液作りの材料2】:水またはぬるま湯
精製水や軟水のミネラルウォーターを使いましょう。水道水を使ってもよいのですが、そのまま使うと割れやすいシャボン玉液ができてしまいます。浄水器にかけたり、一度沸騰させて冷ましたり、くみ置きして1日以上置きカルキ抜きをしたものを使用するとよりきれいに作れますよ。
【シャボン玉液作りの材料3】:食器用洗剤
食器用洗剤には界面活性剤が含まれており、それがシャボン玉の割れにくさに影響してきます。界面活性剤を30%以上含む洗剤でシャボン玉液を作りましょう。できれば、界面活性剤を45%以上含むものが望ましいです。
【シャボン玉液作りの材料4】:混ぜる棒
シャボン玉液を作る際は、泡立てさせず均一に混ぜることが必要です。市販のマドラーやストロー、菜箸や割り箸など、真っすぐで液を泡立てさせないような道具を入手しましょう。
【あればでOK!シャボン玉液作りの材料5】:砂糖(ガムシロップ)or洗濯のり
シャボン玉液が割れてしまう原因は表面の乾燥が主な原因です。砂糖やガムシロップ、洗濯のりなどを足すとシャボン玉液の乾きにくさがアップし、長持ちするシャボン玉液が作れます。
砂糖であれば溶けやすいグラニュー糖、ガムシロップは使いやすいポーションタイプのもの、洗濯のりは「PVA(ポリビニルアルコール)入り」と書かれたものを選びましょう。
- 新潟県立自然科学館「割れにくいシャボン玉の作り方」科学館日記2017年9月16日(http://sciencemuseum.jp/cp-bin/wordpress/2017/09/16/割れにくいシャボン玉の作り方/,2021年2月8日最終閲覧)
- 愛媛県総合科学博物館「科学実験教室「ふわふわ!でっかい!ジャンボシャボン玉をつくろう」」科博ブログ(http://www.i-kahaku.jp/blog/information/939,2021年2月8日最終閲覧)
- 有限会社友田商会「シャボン玉実験室」シャボン玉ワールド(http://www.tomoda.ne.jp/jikken.htm,2021年2月8日最終閲覧)
- S. C. Johnson & Son, Inc.「割れないシャボン玉のフシギ」(http://skinguard.jp/campaign/challenge_10.html,2021年2月8日最終閲覧)
- NHK「大きなシャボン玉の中に入りた~い!」すイエんサー(https://www.nhk.or.jp/suiensaa-blog/koremade/427757.html,2021年2月8日最終閲覧)
実際にシャボン玉液を作ってみよう!
それでは実際にシャボン玉液を作ってみましょう。簡単に作れる方法から、割れにくいシャボン玉液の作り方までご紹介します。どの作り方も、「洗剤は最後に入れる」「泡立てないよう混ぜる」ことが大切です。
簡単!水、台所用洗剤で作るシャボン玉液
非常にシンプルな材料でできるシャボン玉液をご紹介します。
水を入れた容器に、シャンプーやキッチン用合成洗剤を足していきます。最初は薄めに作ってみて、ストローなどで実際にシャボン玉を作ってみましょう。
洗剤が薄いうちはすぐ割れてしまう小さなシャボン玉しか作ることができませんが、ようすを見ながら洗剤を足していくと大きなシャボン玉も作れるシャボン玉液のできあがりです。
【割れにくいシャボン玉液の作り方①】お湯、台所用洗剤、砂糖のみ
水200mlが入った鍋に砂糖25gを混ぜ合わせ、弱火で温めながら砂糖を溶かします。砂糖が溶け切ったら砂糖水を冷まし、台所用洗剤を50mlほど混ぜて完成です。
さきほどのシャボン玉液よりも一手間かかりますが、洗剤と水のみで作るよりも乾燥しにくく、割れにくいシャボン玉が作れますよ。
【割れにくいシャボン玉液の作り方②】お湯(水)、台所用洗剤、砂糖+洗濯のり
水400mlに砂糖大さじ1を溶かし、溶け残りがないようしっかり混ぜたあと、台所用洗剤50ml、洗濯のり50mlを入れることでさらに割れにくいシャボン玉液ができあがります。
洗濯のりを加えたシャボン玉液は粘り気があり、新品の軍手をつけた手でシャボン玉を触っても割れにくくなります。どこまでもふわふわと飛んでいく幻想的な光景が見られるかもしれませんね。
- 社会福祉法人 和光会 駒沢わこう保育園「割れにくい?シャボン玉液の作り方」2020年04月24日(http://www.wakoukai-net.com/komazawa/blog/251/,2021年2月8日最終閲覧)
- S. C. Johnson & Son, Inc「割れないシャボン玉のフシギ」(http://skinguard.jp/campaign/challenge_10.html,2021年2月8日最終閲覧)
- 友田商会「シャボン玉実験室」(http://www.tomoda.ne.jp/jikken.htm,2021年2月8日最終閲覧)
シャボン玉液が完成!楽しく遊ぶポイントは?
シャボン玉液ができあがったら、公園など広い場所で遊んでみましょう!どんな風に飛ばせるのか楽しみですね。
シャボン玉は親子で遊ぼう!
シャボン玉遊びをするときは、大人が必ず見守れる環境で遊びましょう。誤飲してしまったり、こぼして服にかかったりと事故を防げます。
ストローだけでなく、針金製ハンガーを曲げて大きな輪っかを作ってみたり、シャボン玉液を入れて飛ばせるバブルガンなどを使っても楽しいですよ。
また、大人がシャボン玉を吹いて子どもが追いかけて遊ぶ方法もできます。この方法であれば、見守りながら遊ばせることができるうえに子どものシャボン玉液誤飲も防げるので、長く楽しく遊ぶことができますね。
作ったシャボン玉液は保存できる?
自作したシャボン玉液は、基本的に作った分を使い切り、保存はしないのが安心です。誤って口に入る可能性もありますし、使う分だけ作る方がよいでしょう。
子どもに「シャボン玉やりたい!」と言われたときにすぐ用意できるよう、配合を覚えておくとよいですね。
シャボン玉遊びをする時の注意点
シャボン玉で遊ぶ際は、シャボン玉液や割れたシャボン玉のしぶきが目や口に入らないよう注意しましょう。もし目や口に入った際は、すぐに流水ですすぎ落とすことをおすすめします。
また、痛みや違和感がある場合は、速やかに病院へ行きましょう。
- 友田商会「シャボン玉の安全性について」(http://www.tomoda.ne.jp/anzen.htm,2021年2月12日最終閲覧)
- 日本石鹸洗剤工業会「D2 石けんや洗剤(せんざい)の液が目に入っちゃった。どうしたらいいの?」(https://jsda.org/w/k_kids/k_kids-naze_d10.html,2021年2月12日最終閲覧)
シャボン玉遊びで楽しく体を動かして
シャボン玉は見ているだけでも、追いかけて遊んでも楽しい、さまざまな遊び方がある外遊びのひとつです。おすわりできるようになった赤ちゃんでも、そのゆらゆらと動くシャボン玉の姿に興味をひかれるかもしれません。
シャボン玉液が自作できるようになれば、毎度買いに行かなくてもさっと作って手軽に遊ぶことができるようになります。お手伝いができる年齢であれば、子どもと一緒にシャボン玉液を作ってみるのもよいですね。家族みんなで楽しく体を動かしましょう!