母乳を保存できるの?その保存方法とは
完全母乳のママが赤ちゃんを預けるとき、保存した母乳での哺乳をお願いすることもあるかと思います。仕事を復帰するママにとって悩みの種という方も少なくないでしょう。
ママにとってはもちろん、家族など預かった側も使いやすく衛生的な、母乳を保存するグッズがとても役に立ちますよ。ミルクを拒否してしまったり、アレルギーによって飲むことができなかったりする赤ちゃんに、いつも与えているママの母乳をあげることができるのはママも安心ですね。
長時間の外出で預けるときや、乳首からはうまく飲めない赤ちゃん、乳首が傷ついて痛くて授乳できないなどのとき、母乳の保存はとても便利なのです。
母乳の保存方法は冷蔵?冷凍?
母乳の保存には4つの方法があります。室温での保存、クーラーボックス保存、冷蔵保存、冷凍保存があります。保存方法によって保存可能な期間や時間も異なります。
保存方法別に解説します。
冷蔵で保存する場合
冷蔵保存する場合は冷蔵庫の中が4℃に保たれていることや、搾乳したばかりの新鮮な母乳であることを条件に48時間~72時間保存可能です。
冷凍で保存する場合
冷凍保存の場合は3ヶ月から6ヶ月保存しておけると言われています。その場合搾乳したばかり新鮮な母乳で冷凍庫内が-20℃に保たれていることが条件です。
冷凍で保存する方法は、清潔な容器に1回分の授乳量を小分けにし、搾乳した日を記入して保存すると管理しやすいです。
一旦解凍したしたものは、冷蔵庫で24時間保存可能です。解凍した母乳は腐りやすいため室温での保存はできません。解凍後すぐ飲ませなかったものは捨てましょう。
室温で保存する場合
冷蔵や冷凍で保存する必要のある母乳。保存した母乳を外出先で授乳する場合、室温が25度以下であれば4時間くらいなら持ち歩けるとされています。ただし、衛生管理に気を使うのであまり好ましくありません。
クーラーボックス保存
クーラーボックスの中が15℃以下なら24時間保存が可能です。ただし、搾乳したばかりの新鮮な母乳であることが肝心です。
冷凍した母乳の解凍方法
冷凍した母乳を解凍する場合、冷蔵庫で自然解凍もしくは、流水、ぬるま湯で解凍してください。熱いお湯や電子レンジなどで解凍をしてしまうと、母乳に含まれる酵素や、免疫物質が破壊されてしまいます。
ぬるま湯で解凍させたあとは、人肌にあたためてから飲ませるようにしましょう。
お役立ちおすすめ母乳保存グッズ
母乳保存にとても便利なグッズ。通販でも簡単に購入できますよ。どれが良いかわからないという方のために、おすすめの商品をいくつかご紹介します。
1.UNIMOM『母乳保存用パック』
搾乳器、母乳を保存する容器、乳首キャップがセットになったものです。搾乳したあと、そのまま乳首をつけて飲ませることもできますし、そのままキャップをして冷凍で保存することも可能です。
そのため空気に触れることなく衛生的に母乳を保存することができます。
2.ピジョン『母乳保存用哺乳びんキャップ』

別売りになりますが、同じくピジョンから販売されている搾乳器(手動・自動 両タイプに適合)に付属されている哺乳瓶に合うキャップとなっています。
搾乳後にそのままキャップをして保存できるため、母乳を移し替える手間がなく、衛生面でも安心です。
3.メデラ『母乳保存バック』
こちらは、手動搾乳器にセットして使用します。搾乳した母乳を直接入れることができるので、とても衛生的で手間いらずです。さらにパックになっているので持ち運びも便利です。
4.カネソン『ママさく乳器』
片手で搾乳できるハンドタイプ。手動なので自分のペースで搾乳できますよ。吸引圧の調整もできるので、痛みを感じることも少なく済みそうですね。
付属されている乳首に使えれば、そのまま哺乳瓶として赤ちゃんに飲ませることも。とても機能的なさく乳器です。
5.ピジョン『母乳フリーザパック』
母乳を保存するフリーザパックが20枚入って1,000円以下というリーズナブルな価格が見逃せない、ピジョンの母乳フリーザパック。
40ml・80ml・160mlの3種類ありますが、おすすめは80mlサイズ。
スタンダードな母乳パックですが、2重のジッパーで漏れにくくなっているほか、哺乳瓶に入れやすい注ぎ口もついています。
母乳を保存するグッズで母乳育児を快適に
仕事復帰や突然の病気など、ママが母乳を直接あげられなくなる事情は少なくありません。しかし、母乳を保存するグッズを上手に使えば、母乳育児を継続する道はあります。
そんなママや赤ちゃんのために作られたグッズを是非活用してみてくださいね。