いざ出産準備。けれど何からそろえればよいのか悩んでしまう
出産をひかえ、そろそろ育児グッズの準備を…と思っているママもいるのではないでしょうか。ところが、いざベビー用品のお店に行くと売り場には赤ちゃんグッズがずらり。さまざまな商品を前に、どれからそろえればよいのか悩んでしまったという方もいるかと思います。
また、お店には「出産準備リスト」などが用意されていることもあります。出産に必要なグッズの参考になりますが、本当にこれだけのものがいるのかと心配になってしまう場合も。
妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ「ママリ」にも次のような投稿がありました。
あとは逆にこれは買ってよかった、とても使った物はなんですか?こちらも洋服のサイズや、とにかくなんでもいいです!
参考にしたいので教えて下さい!
出来ればいらなかった理由や、よかった理由も教えて下さい!
大事な赤ちゃんのためのグッズとはいえ、購入後無駄になってしまうのは避けたいところ。必要なもの、そうでないものをできるだけ見極めておきたいですよね。
こちらの質問を投稿した方も、少しでも失敗をなくしたい…という思いからママの意見を求めているのがうかがえます。
筆者はこれがいらなかった!わが家で不要だった育児グッズ
筆者にも2人の娘がいます。小学生になりずいぶん生意気になってきましたが、そんな2人にも赤ちゃん時代はあり、やはりそれぞれに準備も必要でした。
かなり昔になってしまいますが出産当時を振り返って、まずは筆者自身が買わなくてもよかったと思う育児グッズをご紹介します。
ベビーベッド
わが家では友人のおさがりを譲ってもらうことができたのですが、長女がベビーベッドを使用していたのは夜中の授乳が必要な3ヶ月程度だけ。夜まとまって寝てくれるようになると、今度はおむつ替えや夜泣きなどの際にいちいち自分のベッドを離れるのが面倒になってしまいました。結局筆者のベッドで一緒に寝かせるようになると、ベビーベッドは物置と化してしまうように。
次女のときには、寝かせて柵を上げておけば少し目を離して長女の相手をすることなどもできたので、ベビーベッドはしばらく活躍してくれたのですが、2人の育児期間を通じてみるとやはり使わない期間が長くなりました。
わが家の場合はもらったもので特にお金が無駄になったというわけではありませんが、大きいものなので使わない間はやっぱり邪魔になってしまいます。使用後の処分にも困った覚えがあり、レンタルでも良かったかも…と思える育児グッズの一つです。
ベビースケール
わが家の娘は小さく、体重の増加は特に気がかりでした。ベビースケールを買って毎日体重を量りたいと思うこともありましたが、結局は買わなくてよかったなと思ったグッズです。
新生児のころは授乳量が足りているのかなど、心配になることもありますよね。授乳の量や体重の増加ががわかりやすく、あれば便利だとは思うのですが、心配なくらい成長が悪ければ乳児健診などの際に指摘があり、育児相談などを案内してもらえることも。ベビー用品のお店でもベビースケールを用意してくれているところがあるので、体重を量れる機会も思った以上にありました。
頻繁に使いたいという場合でも、その期間は限られてくると思います。どうしても必要であればレンタルで乗りきれるのではないでしょうか。
耳式体温計
子供はよく熱を出すことがあるので、体温計は必要なアイテム。そのため、わが家では子供専用に耳で測るタイプの体温計を用意しておきました。
けれど耳式の体温計は測り方にかなりのコツが必要で、耳に差し込む角度が違うと測定結果が変わってしまうことが判明。早々に使うのをやめ、結局家にあった脇式の体温計を使うようになりました。早めに用意していたにもかかわらず、実際使ってみると無駄になってしまいました。
子供が小さいうちは時間がかかると嫌がることもあるので、もし新たに購入するのなら短時間で測れるタイプの体温計が便利だと思います。
先輩ママが思う「うちは必要なかった」ベビーグッズ7選
買ってみたけれど結局使わなくなったグッズやそもそも必要ないと思ったグッズなど、子育てを経験しているママのリアルな声はお店の準備リストなどとちがい、赤ちゃんとの生活を思い描く良いお手本になってくれるかもしれません。
ママリに寄せられた先輩ママの体験談をまとめてみました。
1.添い寝のため不要だったベビー布団
ベビーベッドの場合と同様にベビー布団も、パパやママが添い寝をするため不要になってしまうことがあります。
ベビーベッドやベビー布団ではなかなか寝てくれなかったり、逆に大人用のベッドに寝かせることができなかったりと、生まれてくる赤ちゃんのタイプや家庭の事情によってさまざまなケースがあるかと思います。
産後に様子を見てから購入を検討するのでも遅くないかもしれません。
2.1回履くか履かないか…の新生児用靴下
新生児用の靴下もリストにあれば必要かと思いがちですが、自力で歩くことがない新生児は、よく考えてみれば靴下を履く機会などほとんどないですよね。
外ではだしにしておくのが気になるからと購入しても、生まれたばかりの赤ちゃんを連れて頻繁に外出することもあまりないと思います。ほんの数回履くために購入するのはもったいなかった…と思うママも少なくないようです。
3.なかなか絞れなかった搾乳機
搾乳機は使い方にコツが必要なこともあるようですね。また、1度使うと保管に手間がかかるという面も。
誰かに赤ちゃんを預ける際に母乳を与えたい場合などは便利ですが、そういう機会が多くない限りは手絞りなどでも乗りきれるかもしれませんね。
4.面倒で使わなかったおしりふき用のケース
おしりふき用のケースやふたなどはかわいいものも販売されており、つい買ってしまいたくなるという方もいるのではないでしょうか。
しっかりとふたを閉めることでおしりふきの乾燥を防いでくれたり、一枚ずつ取り出しやすくなったりという点で便利です。ただ、赤ちゃんが小さいうちはおしりふきの使用頻度も高いもの。使い終わったパッケージを入れ替えるのが面倒と思ってしまう人には不向きかもしれませんね。
5.カセットが割高で…消臭ゴミ箱
おむつ用のゴミ箱の中には、消臭機能が付いているものもあります。使用済みおむつのにおいを抑えてくれるものですが、消臭機能が付いていないふた付きのゴミ箱でもにおいは抑えられることも。わが家ではふた付きの赤ちゃん用バケツを使っていました。
消臭カセットの交換などで手間とお金がかかる場合、他のものを代用して節約するのも良いかもしれませんね。
6.活躍する場のなかったミトン、スタイ
かきむしりの防止やよだれ対策として便利なミトンやスタイですが、実際に必要かどうかは赤ちゃんが生まれてくるまでわからないものです。
赤ちゃんの性格や体質は本当にそれぞれ違います。投稿者の方のように全く必要のない子供もいれば、つけてあげたいけれど外してしまうといった声も見られます。少なくともあまり慌てて用意する必要のないグッズだと言えるでしょう。
7.代用でも十分。ベビーバス
新生児の沐浴に必要とされるベビーバス。出産準備リストなどにも必ずと言ってよいほど載っていますよね。
わが家でも使っていましたが、活躍するのは本当に短期間でしかなかったと思います。生後1ヶ月ごろからはママと一緒の入浴が可能になるので、その短い期間のために購入してしまうのはもったいないという声も。ママリに寄せられた意見でも、レンタルや代用品で乗りきってしまうという声が多く見られました。
育児環境は千差万別。自分に合ったグッズを見極めて
ここで紹介したベビーグッズについて、「うちでは大活躍だったよ!」というママもいらっしゃるでしょう。育児環境というのは家庭によって千差万別。「それが本当に必要か」というのは、赤ちゃんとの生活が始まってみなければわからないものだと思います。
ベビーグッズの中には高額なものもあります。あまり早くから用意しなくても、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつそろえていくほうが無駄がないかもしれません。ネットの情報や先輩ママの意見なども参考に、自分たちに合ったグッズ選びをしていきたいものですね。