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監修:齋木啓子

はっきりとわからないけれど赤ちゃんが誤飲したかも…。チェックしたい7つのポイントと対処法

何でも口の中に入れてしまう赤ちゃん。ちょっと目を離した隙に「飲み込んだかもしれない」と思っても、本当に誤飲したのかわからないことも考えられます。そこでこの記事では、赤ちゃんが誤飲したかわからない場合にチェックしたい7つのポイントについて解説。小さなシールなどを誤飲した可能性のある場合や、化粧品や洗剤類を誤飲した可能性のある場合について紹介します。

PIXTA

赤ちゃんが誤飲したかわからない場合はどうする?

赤ちゃんが何かを誤飲してしまったかもしれないけれど、本当に誤飲したかわからない…。

ママとしては不安でいっぱいになる状況ですよね。赤ちゃんが誤飲したかわからないときはどのように対処するべきなのでしょうか。真っ先にチェックしたいポイントを見ていきましょう。

下記に当てはまる場合、誤飲の可能性を頭に入れた上ですぐに行動が必要です。

チェックポイント1:腹痛・吐き気を訴えている

飲み込んだかはっきりわからなくても、赤ちゃんが腹痛や吐き気を訴えていたら誤飲したと考えましょう。磁石や吸水ボールなどを誤飲すると腸閉塞を引き起こし、腹痛やおなかの張り、吐き気などの症状が現れる場合があります。

チェックポイント2:赤ちゃんの顔色が悪い

赤ちゃんが誤飲をしたかわからない場合、次にチェックしたいポイントは顔色です。顔色が青い、紫色になっているなど、顔色がいつもと違う場合は誤飲したものが喉に詰まって、上手に呼吸ができないでいると考えられます。

赤ちゃんの様子をよく確認して、いつもと顔色が違うようであれば誤飲が発生したと考えて良いでしょう。

チェックポイント3:声を出せない

赤ちゃん 号泣 PIXTA

赤ちゃんの様子がおかしく、声を出していない…。そのような状況であれば、異物が喉に詰まって声が出せない状況なのかもしれません。

声を出せないということは、息が上手にできていない状態とも言えます。息ができなくなると短時間で重篤な症状にまで発展する恐れがあるので、苦しそうにしている子どもが声を出せないようであれば、一刻も早い対処が必要です。

チェックポイント4:喉を抑えている・喉に指を入れている

赤ちゃんが声を出せず、喉を抑えていたり、喉に指を入れていたりするようであればまず誤飲を疑いましょう。

一つ前にお話した「声を出せない」という症状と同じように、喉に異ものが張り付いたり、詰まったりしたことで苦しくてしている行動です。赤ちゃんが喉周辺に異変を感じている場合はやはり窒息の可能性が高いと考えられます。

チェックポイント5:せきをしている

紙など喉に詰まりやすいものを飲み込んでしまった場合、赤ちゃんがずっとせきをしている症状から誤飲に気づくこともあります。シールや広告紙、ビニール袋などは喉に張り付きやすいので、せきがずっと続いたり、息ができなくなったりすることもあるので要注意です。

出典元:

赤ちゃんが誤飲したかはっきりわからないとき、家でできる対処法

それでは、もし赤ちゃんが誤飲してしまったときに自宅でできる対処法について見ていきましょう。いざというときに慌てないよう、ケース別の対処法を覚えておいてください。

喉に詰まった様子がある場合、まずは「119番通報」で救急車を呼ぶ

誤飲したものが喉に詰まった場合、一刻を争う事態です。「119番通報」をして救急車を呼びつつ、到着までの間に応急処置を行う必要があります。

応急処置の方法は、下記の通りです。

背部叩打法

背部叩打法 ©ママリ

  1. 赤ちゃんをうつ伏せにする
  2. 赤ちゃんのおなかと顎を支える
  3. 赤ちゃんの頭を低くし下を向くようにする
  4. 左手で背中の中央を5~6回叩く

胸部突き上げ法

胸部突き上げ法 ©ママリ

  1. 赤ちゃんを仰向けにする
  2. 左腕で赤ちゃんのお尻から背中を支える
  3. 左手で赤ちゃんの頭をしっかりと支える
  4. 右手の人差指と中指で心肺蘇生(そせい)法と同じように胸を圧迫する
  5. 5~6回繰り返す

シールやおもちゃなど、小さいものを誤飲したかもしれない場合

硬貨や小さなおもちゃ、ピアスなどの装飾品、ガラスや針などの尖ったものは、吐かせずに病院に行きましょう。
ボタン電池や磁石を飲み込んでしまうと胃に穴があくことも。この場合も無理に吐かせずに受診しましょう。 ※1

誤飲が疑われるけれど、子どもの様子が普段と変わらないような場合は、診療時間に病院を受診しましょう。その際、飲み込んだ可能性があるものは何なのか、どれくらいの量なのかを伝えられるようにしましょう。

医薬品や化粧品、洗剤類を誤飲したかもしれない場合

飲んだ可能性のあるものがわかっている場合には、どのような対応が必要か調べます。電話相談など、複数の窓口で対応してもらえますので、慌てずに対処方法を確認しましょう。

電話相談

  1. 大阪中毒110番(365日 24時間対応):072-727-2499
  2. つくば中毒110番(365日 9時~21時対応):029-852-9999
  3. たばこ誤飲事故専用電話(365日 24時間対応):072-726-9922

オンラインで確認

こどもの救急ONLINE

出典元:

誤飲の予防で親ができること

トイレットペーパーの芯 PIXTA

家には意外と赤ちゃんにとって危険なものがたくさんあります。赤ちゃんが誤飲したかわからない事態に陥ってしまう前に、パパママは誤飲を予防するための対策を立ててあげることが大切です。

  • 直径4cmより小さいものは赤ちゃんの周りに置かない
  • 小さなものは床から120cm以上離れたところに置く

赤ちゃんの誤飲を予防するための対策法は、飲み込める大きさのものを赤ちゃんの手の届くところに置かないことに尽きます。直径4cmというとトイレットペーパーの芯くらいのサイズですので、誤飲の可能性がある大きさかどうかの判別におすすめです。

赤ちゃんの手の届く範囲は年齢や身体の大きさにより変わりますが、3歳児で床から120cm以内の場所。赤ちゃんの足元から見て、高さ・幅を足した長さが120cm以上であれば、赤ちゃんの手は届きません。

赤ちゃんは目線が低いので、大人が見つけられないようなものも見つけて飲み込んでしまうことがあります。床の上に異物が落ちていないかよく確認し、小さなものは赤ちゃんの手の届かない場所においてくださいね。

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赤ちゃんの誤飲がわからないならまず様子を観察して

赤ちゃん PIXTA

「赤ちゃんが誤飲したかわからない…」と困ったときは、まずは赤ちゃんの様子を慎重に観察して、異変が起きていないか確認することから始めましょう。

赤ちゃんの様子に問題がなさそうに見えても、誤飲した可能性のあるものによって救急車をよぶ必要がある場合もありますので、自己判断での様子見はしないようにしましょう。

また、赤ちゃんが誤飲しない環境を作っていきましょう。

記事の監修

家庭医、在宅医

齋木啓子

2004年島根医科大学卒。独立行政法人国立病院機構姫路医療センターにて初期研修、CFMDにて家庭医療後期研修および在宅フェローシップ、Leadership Training Fellowship-distant(LTF-distant)修了。
12年にふれあいファミリークリニックを開設し、院長として勤務。17年にEU Business SchoolにてMaster of Business Administrationを取得し、LTF-distant運営・指導に当たっている。現在は悠翔会在宅クリニック新橋で院長として勤務。
家庭医療専門医、在宅医療専門医、経営学修士。

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