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監修:保田典子

まばたき、頭を振る…チック症の原因と見守り方をママ小児科医が解説

子どもが急にぎゅっと目を閉じてまばたきをしたり、頭を振るような動作をすることがあります。もしかしてチック症では?と心配になることがあるかもしれません。この記事では、チック症について解説します。

PIXTA

子どものチック症のような仕草が心配

2歳の娘がギュッとつぶるような瞬きを頻繁にするんですがチック症でしょうか…(´・_・`)
6月に下の子が生まれて余裕がなくて上の子にイライラしてキツくあたってしまうことが多くてストレスになってるんじゃないかと…
目かゆい?と聞いても「ううん」って言うし、ネットで調べたらチック症が出てきて不安になってしまって…
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ママリに寄せられた、2歳の子どもの仕草がチック症のように思えて心配だという声です。子どもの急な変化は何が原因で、どんな対処が必要か悩みますよね。

この子は2歳で、チックがよく見られる年齢(5歳ごろ~)に比べて低年齢なため、本当にチック症なのかは分かりませんが、今回はチックについて解説をしたいと思います。

チック症は脳の一部が関与している

幼児 後ろ姿 PIXTA

チック症とは突然首を振ったり、まばたきをしたり、顔をしかめたりする動きをいいます。動きのみの場合は運動チックといいます。もう一つ音声チックというものもあり、それは突然声が出る症状をいいます。運動チックと音声チックの両方が1年以上続くものをトゥレット症候群といいます。

これらの症状は大脳基底核という脳の一部が関係していると言われています。ただ単にストレスがあるとチックが出る、というわけではありません。

チックの多くは一過性のもの

実は、子どもの10~20%に何らかのチック症状が出るとも言われており、案外多い頻度で見かける症状です。男女では、男の子に頻度が高いといわれています。その中で多くの子は2~3か月程度で症状が出なくなります。頻度が増えたり減ったりを繰り返す子もいます。1年以内に収まるものは一過性チックといわれます。

運動チックは4~5歳で良く起こります。音声チックはやや遅くはじまり、10歳くらいで始まることが多いです。ケースは少ないものの、チックの症状が頻繁に起こり、1年以上続くものを慢性チックといいます。中には強迫性障害や発達障害、自傷・他害行為を合併するケースがあります。

出典元:

まずは指摘せず、ストレスを抱えていないか見守って

幼稚園 幼児 PIXTA

チックは多くが一過性に終わります。本人の意識と関係なく出ている行動なので、やめるように注意したからといってやめられるものではありません。指摘せず、あわてずに見守ってあげましょう。

幼児期~学童期の子で症状を見かけた場合は、園や学校でやっていないか、それをお友達が気がついてからかったりしていないか、などを園や学校に確認しましょう。(ちなみに、私が診察した症例では友達に気づかれたり、指摘されたりして困っている子はほとんどいませんでした。園や学校ではそもそも症状がでないことが多いようです)

社会生活で困っていることがないようであれば、さらにあわてる必要はなくなります。親が気にしすぎると子どもも気にしすぎてしまいます。気にしないというのも難しいですが、「この子はこの症状で困っていることは今はない」ということを心にとめましょう。

その上で、チックのきっかけになったようなストレスがなかったかを考えてみましょう。そして、心配なら小児科などを受診しましょう。小児科医の了承があれば、親御さんだけで受診しても良いと思います。

親があわてないことが大切

小児科 PIXTA

急にチックのような仕草が見られたら心配になるものですが、落ち着いて対応しましょう。

不安になったら、かかりつけの小児科医に相談してみましょう。ネットの情報だけでは不安になることもあるため、検索に頼るよりも専門家の声を聞くことをおすすめします。

記事の監修

小児科専門医、「こどもの心」相談医、医学博士

保田典子

筑波大学医学専門学群卒業後、国立国際医療研究センター、大阪市立総合医療センター、東京衛生アドベンチスト病院を経て2021年高円寺こどもクリニック開設。子育て相談、起立性調節障害のサポートに力を入れている。3児の母。

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