先輩ママはキッズ携帯をいつから持たせた?
子どもにキッズ携帯をいつから持たせるべきか…。先輩ママたちはこの問題に対して、どのように対応したのでしょうか?ママリに寄せられた先輩ママたちの声から、子どもにいつからケータイを持たせるべきか考えてみましょう。
先輩ママはいつからキッズ携帯を持たせていた?
小学校に入学すると登下校時に1人になることもあるためか、小学校1年生になったときに子どもに携帯を持たせたという先輩ママの声が目立ちました。
3年生から持たせるようにしたという方は、3年生で学童クラブに行かなくなり、外で友達と遊ぶ機会が増えたからだそうです。
子どもにいつからキッズ携帯やキッズスマホを持たせるべきか考えるとき、先輩ママは「子どもが1人になる時間の長さや頻度」を考慮して決めているようですね。
先輩ママはいつまでキッズ携帯を持たせていた?
小1から小3で子どもに持たせ始めることの見受けられるキッズ携帯。ではこのキッズ携帯をスマホに切り替える時期はいつくらいなのでしょうか。
ママリの投稿には次のような意見がありました。
最初のコメントは携帯電話販売店の方からのものです。キッズ携帯をいつまで持たせているかという質問に対しては、「小学校高学年から中学校入学ごろまで」という方が多く見られますね。
ただし、スマホでも子ども用に制限をかければキッズ携帯と変わらないから、何歳から持たせても良いという意見の方もいらっしゃいました。
内閣府の行った「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」では小学生のスマートフォン利用率は37.6%、中学生では65.6%だったようです。
- 内閣府「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」(https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/tyousa/r01/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf,2022年6月9日最終閲覧)
子どもにキッズ携帯を持たせるメリット・デメリット
子どもにキッズ携帯を持たせることにはセキュリティ面でメリットがありますが、同時にデメリットもあることも忘れてはいけませんよね。それではキッ携帯にはどのようなメリット・デメリットがあるのかまとめて見ていきましょう。
メリット
子どもにキッズ携帯を持たせると次のようなメリットがあり、「持たせてよかった」と思えるはずです。
- 子どもといつでも連絡が取り合える
- 子どもの居場所を把握できる
- 防犯ブザーとしても使える
- 緊急時の通報がスムーズにできる
- 子どもがITに触れる機会となる
子どもがキッズ携帯を持っていれば、いつでもどこでも連絡が取り合えますし、居場所も把握できるのでママパパに大きな安心感を与えてくれるでしょう。
防犯ブザーとしても使えますし、機種によってはキッズ携帯からの通報ですぐに駆けつけてくれるセキュリティサービスがついてくるので頼もしいですね。
また子どもにとってITに触れるきっかけになるという意見もあり、子どもの発達に良い影響を与えてくれるツールとしても使えますよ。
デメリット
それでは続いてデメリットについて見ていきましょう。子どもにキッズ携帯を持たせると、どのようなデメリットを感じることがあるのでしょうか?
- ママパパと同じキャリアでないと使い勝手が悪い
- ママパパがキャリアを変更しにくくなる
- LINEが使えない
携帯を持つデメリットは、キャリアの縛りが強くなることです。せっかくのキッズ携帯も、キャリアが違うことで機能が制限されてしまえば使い勝手が悪くなってしまいますよね。そのためママパパ自身が「キャリアを変えたいな」と思っても変更しにくくなってしまいます。
そしてLINEなどのアプリが使えないこともデメリットの一つ。機能に制限があることは有害サイトから子どもを守るというメリットともなりますが、その反面、便利なアプリが使えないというデメリットにもなるのです。
キッズ携帯の種類と主な機能
「キッズ携帯を持たせたい」と考えているなら、まずはキッズ携帯の選び方を知っておく必要がありますよね。そこでここからは、キッズ携帯の種類と主な機能について見ていきましょう。
フィーチャーフォンタイプ
- 電話
- メール
- SMS
- GPS
- カメラ
- 防犯ブザー
- 緊急時の駆けつけ
フィーチャーフォンタイプとは、いわゆる「ガラケー」と呼ばれているスマホが登場する以前の折りたたみ式携帯電話のことです。
基本的な機能は大人用のフィーチャーフォン・スマートフォンとほぼ変わりませんが、フィーチャーフォンタイプのキッズ携帯にはメール以外のインターネット接続機能がついていません。
しかし、防犯ブザーの代わりになったり、緊急時に警備会社による駆けつけサービスが搭載されているものもあるので、子どもの見守りグッズとしては優秀です。
- au「ジュニア・キッズ向けスマートフォン/ケータイ」(https://www.au.com/mobile/product/junior/,2021年10月27日最終閲覧)
- docomo「ドコモ キッズ・ジュニア」(https://www.nttdocomo.co.jp/product/kids_junior.html,2021年10月27日最終閲覧)
- softbank「キッズフォン2」(https://www.softbank.jp/mobile/products/mimamorimobile/kids-phone2/,2021年10月27日最終閲覧)
スマートフォンタイプ
- 電話
- メール
- SMS
- GPS
- カメラ
- アプリ
- 生体認証
- 機能制限
スマートフォンタイプはアプリをインストールして使ったり、ウェブページを見たりとインターネット機能も使えますが、子ども用に制限をかけられるので危険なサイトへのアクセスはブロックできます。
LINEなどのアプリで家族との連絡を取り合えるようになることは大きなメリットですね。
ただキャリアによっては「キッズ専用」というスマートフォンの販売はしていない場合もあります。現在では通常のスマホに子ども用のフィルタリングがしっかりしているプランを選ぶことで「キッズ用」として使うことも珍しくないようです。
一方でキャリアがフィルタリングを管理して、子ども用に特化したスマホを提供している場合も。
- au「ジュニアスマートフォンプラン」(https://www.au.com/mobile/charge/application-ended/junior-smartphone/,2021年10月27日最終閲覧)
- TONEモバイル「キッズスマホとしておすすめな理由」(https://tone.ne.jp/pickup/kids.html,2021年10月27日最終閲覧)
キッズ携帯の選び方
「これからキッズ携帯を子どもに持たせよう」と思われたなら、まずはキッズ携帯の選び方からチェックしていきましょう。キッズ携帯ならどれでも同じというわけではありません。
子どもとママパパにとって使いやすいものを選べるよう、基本の選び方を紹介しますね。
必要な機能を考える
キッズ携帯には二つの種類があり、それぞれ特徴も違います。もちろん、製品により搭載されている機能が違うこともあるので、選ぶときは必要な機能が搭載されていることを必ずチェックしてください。
いざ使い始めてみたら「こんな機能が欲しかった…」「意外と使いにくい」ということがないように、各キッズ携帯の細かな機能や使い方を比較しておきましょう。
家族でキャリアをそろえる
キャリア選びも重要なポイントです。docomo・au・softbankの3大キャリアから選んでも良いですが、格安SIM対応のキッズ携帯も販売されています。
ただし、パパママと同じキャリアでそろえたほうが安くなるケースもあるので、キャリアごとに見積もりをしてもらうと安心ですね。
子どものキッズ携帯使用で気をつけたいこと
それでは最後に、子どもにキッズ携帯を使わせるときに気をつけたいことを解説します。
キッズ携帯は子どもの身の安全を守るためのものですが、同時にリスクも抱えているので注意点をしっかりと把握してから持たせてあげてくださいね。
ネットやアプリは使えない
デメリットのところでも解説しましたが、キッズ携帯ではネットやアプリは使えません。連絡をLINEに頼っているというママパパにとっては、少し使い勝手の悪さが感じられることもあるでしょう。
ただネットやアプリが使えないということは、有害サイトから子どもを守ったり、ゲーム課金のリスクをなくしたりする意味も含んでいます。もし子どもにネットやアプリを使わせたいなら、スマホを使わせてあげたほうが良いでしょう。
スマホではルールを決めて使わせること
ネットやアプリを子どもに使わせたくてスマホを持たせる場合には、ルールを決めて使わせることが大切です。
- ゲームで課金しないこと
- メッセージのやり取りはママパパに見せること
- 自分でアプリをインストールしないこと
- スマホを使える時間を守ること
- ママパパが知らない人の連絡先を電話帳に登録しないこと
いろいろなルールが考えられますよね。スマホはキッズ携帯と違って危険をはらむものですから、子どもが危険にさらされないようにママパパがしっかりとルールを設定して、守るよう子どもに教えてあげてください。
フィルタリング・位置情報機能を設定すること
ネットに接続できるタイプの携帯・スマホを子どもに持たせるなら、フィルタリングをかけた状態で渡すことが基本です。
フィルタリングをかければ有害サイトへのアクセスや、ゲームへの課金を制限することができます。アプリのインストールを制限できるなど、スマホを持たせていても子どもの安全が守られるようになるので必ず設定しましょう。
また位置情報機能を設定しておかないと、子どもの居場所を把握できないのでこちらも設定を忘れないでくださいね。
キッズ携帯はいつから?小学校入学時に必要性を考えて
「子どもにいつからキッズ携帯やスマホを持たせればいいのだろう?」と悩んでいるなら、先輩ママたちの意見を参考にすると、「小学校に入学したら」という答えになります。
いつまでキッズ携帯を持たせるかは、小学校高学年から中学校入学までとする方は多かったですね。
ただし、何歳からキッズ携帯やスマホを持たせるにしても、必要性をしっかりと考えて、欲しい機能を明確にしてから選ぶことが大切。「持たせてよかった」と思えるように、キッズ携帯選びを間違えないようにしてくださいね。