就職するまでは学生だからお年玉はあげるという先輩ママの声です。アルバイトでお金を稼いでいる子もいるかもしれませんが、学生のうちはお年玉をあげると決めておくと悩む必要がなくていいかもしれません。
知っておきたい!お年玉を渡す・もらったときのマナー
お年玉にはあげる時にももらう時にもマナーがあることをご存じでしょうか。恥ずかしい思いをしないためにも、あらかじめマナーを知って事前に準備してお年玉をあげましょうね。
お年玉を渡すときのマナー
子どもにお年玉を渡すときは、次の五つのマナーを念頭に置きましょう。
- ポチ袋に「新札」を入れる
- ポチ袋には宛名を書く
- ポチ袋が用意できないときも白い紙に包むなどお金をそのまま渡さない
- お年玉を渡すときは「保護者」が見ているときに
- 上司の子どもにお年玉を渡すのは失礼になる場合も
お年玉は目上の者から目下の者へあげるものなので、上司の子どもお年玉を渡すのは失礼に当たる場合もあります。ただお正月に上司の子どもに会って何も渡さないのは…と思う人もいるでしょう。その際には、図書カードやお菓子などをプレゼントすると良いでしょう。
こうして見てみると、お年玉のマナーは知っているようで意外と知らないものではないでしょうか。ポチ袋は何種類か用意しておいて、年齢や性別によって変えるとさらに喜んでもらえるかもしれませんね。
また、トラブルを防ぐためにも大人の目があるところで渡してみんなが気持ちよくお年玉を渡せる、受け取れるようにしたいですね。
- 学研ライフ&フーズ編集室「冠婚葬祭マナー大辞典」43(学研,2011)
- 夢プロジェクト「誰もが頭を悩ます 微妙なマナーがズバリ!わかる本」219(河出書房新社,2005)
お年玉をもらったときのマナー
ではお年玉のマナーとして、次には「子どもがお年玉をもらった際のマナー」を見ていきましょう。子どもがお年玉をもらった際に大切なのは次の四つです。
- 子ども自身がしっかりとお礼を伝える
- お年玉をもらったら、親に報告させ、親からも相手にお礼を伝える
- お年玉をもらったその場でポチ袋を開けない
- 年齢が低いうちはお年玉は保護者も一緒に管理するように
子どもにとっては待ちに待ったお年玉で早く中を見たいと焦る気持ちがあるかもしれませんが、まずは落ち着いてお礼を伝えることを一番にしたいですね。お礼を言うことはマナー以前に当然のことではありますが、子どもはつい忘れがちになります。
お年玉をもらうことが当たり前ではないことを子どもにはしっかりと伝え、有意義なお金の使い方ができるようサポートしてあげたいですね。
- 早井千代子「冠婚葬祭 おつきあいとお金のマナー」114(西東社,2012)
- クレア「親子でまなぶ 季節行事とマナーの基本」20(マイナビ,2013)
お年玉に迷ったら相談を
お年玉の相場やあげる範囲に一般的なものはあるものの、子どもたちとの関係性によってお年玉をあげるかあげないかは変わってきます。こればかりは正解がなく、ママやパパの育った環境によっても変わってくることです。
親戚間でルールを決めたり、相談したりできれば一番ですが、それが難しい場合は一般的な金額のお年玉を準備しておけば安心です。ポチ袋と新札をあらかじめ多めに準備しておけば、急にお年玉をあげる子どもが増えてしまっても慌てる必要がないですよね。
お年玉をもらう立場の子どもたちには、お年玉の意味や必ずもらえるものではないこと、その場で開けないなどのルールをしっかりと説明しトラブルがないようにしたいですね。










