中学生へのお年玉っていくらあげればいいの?
年末年始、家族や親せきに会えるのを楽しみにしている方もいるかと思います。皆で集まるのは楽しいのだけれど、悩むのは子どもたちへのお年玉。
親戚同士で渡し合うこともあるため、金額が不公平にならないよう気を遣うこともあるのではないでしょうか。
お年玉に相場ってあるのでしょうか。今回は中学生にあげるお年玉について、ママリに寄せられた声を紹介します。
私が働いていないので、主人が頑張ってくれたお給料から出してもらいます。特に自分の身内なので、お年玉まで出してもらうのがすごく申し訳ないなぁと今から辛いです。
でも姉からももらうのであげないと示しがつかないので毎年あげるのですが、姉の子供達はもらったらすぐ金額見て兄弟で言い合うので、少なーいとか言われそうです…。
中学一年の姪っ子に4000円
小学五年の甥っ子に3000円
4歳の甥っ子に1000円
と考えています。余裕がないので、これで渡そうと思っていますがケチでしょうか?(´;ω;`)
お年玉は年齢によってあげる金額が異なるのが一般的なようですね。最近は現金だけでなく電子マネーで、というケースもあるようですが、やはりお年玉は現金で渡すという声が目立つように思います。
少なすぎるとかわいそうだし、高額すぎてもお互い気を遣いますよね。もちろん経済的な負担も大きくなってしまう…悩ましいところです。
一般的な相場をみてみよう
お年玉の金額を決める参考に、一般的な相場を知っておきましょう。
お年玉についての調査によると、小学生は5,000円まで、中学生になると5,000円から10,000円の間となっており、中学入学を機に金額がアップする傾向が見られます。
株式会社バンダイが2020年に行った「小中学生のお年玉に関する意識調査」によると、もらう相手は、祖父母が90%、おじ・おばからは70%近くの子どもたちがもらっているようです。親からもらっているケースも60%と多く、お年玉平均総額は25,000円ほど。子どもたちにとって貴重な収入源なのがわかりますね。
- バンダイ「「小中学生のお年玉に関する意識調査」結果」(https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question256.pdf,2021年12月21日最終閲覧)
- 住信SBIネット銀行「お年玉に関する意識調査2021」(https://www.netbk.co.jp/contents/resources/pdf/enq_201222.pdf,2021年12月21日最終閲覧)
先輩ママに聞く「中学生のお年玉」の相場
アンケートからも、金額には多少の差があることがわかりました。また、中学生になったから、と金額がアップしている様子もみられす。それだけに「これまでと一緒でいいのか、金額をアップするならどのくらいアップさせるか」など悩みますよね。
ママリにコメントを寄せてくれる先輩ママは、どれくらいにしているのでしょうか。
中学生なら5,000円、高校生になったら10,000円という声。
中学生になって急に金額がアップすると高校生になったときに困ってしまいそうなので、これくらいを参考にしておくと、子どもの成長に合わせて金額アップしてあげられるかもしれませんね。
関係性で少し変わるかも
親戚とのかかわり方もさまざま。
近所に住んで頻繁に行き来があれば、お年玉に限らず普段から何かをあげたりもらったりするかもしれませんが、年末年始くらいしか顔を合わせない親戚の場合、どれくらいしてあげたいと思うかもちがってくるもの。
親戚との関係性や距離感は、金額のどのように反映されるのでしょうか。ママたちの声を紹介します。
家族・親戚で集まっていると、予定外の人にお年玉を渡すこともあるのではないでしょうか。
急なことだときちんとした準備もできませんし、あまり親しくない方から高額のお年玉をいただくと、親の立場から考えると気を遣うものです。
親しいと多めに、という感じでしょうか。親戚の中で目安にしている金額があるという方もいるかもしれませんね。
親戚の人数なども関係するので…
親戚との普段からのかかわり方だけでなく、お年玉を渡し合う人数によっても金額がちがってくるようです。
ママリにもこのような声が寄せられました。
中学生なら5000円にしていますが
1人っ子の場合は10000円にします。
こちらも頂くであろう金額のバランスを考えます。
ですが高校以上になっても10000以上にはしません😊
うちは、小学生以下は1000円、小学生は2000円て今のところ決まっています!
多分中学生は3000円⁇で考えてました!
人数が多いので 、少ないかもですが、それでも痛いです(>_<)
お年玉をわたす人数が多ければ、一人当たりの金額も限られてくるもの。
子どもたちも、一人当たりの金額は控えめながらたくさんの大人たちからもらうことができれば満足感も十分ですよね。
子どもたちにとっては楽しみなイベントですが、大人にとっては予算の確保に頭を抱える季節。親戚との金額のバランスを見ながら調整したいですね。
子どものお年玉、いつから自分で管理させる?どう使ってた?
お年玉については相場に次いで「渡し方」も悩みどころかもしれません。昨今の社会状況も合わさり、本人に会って直接渡すか振込や電子マネーなどの方法にするか、というもの。
子どもの年齢によって、本人に渡すか親から渡してもらうのがいいのかも悩むようです。
先輩ママたちも、子どもの年齢によって渡し方を変えてるという声もあります。
子ども自身は全額自分で管理して好きなように使いたいと思うかもしれませんが、親は、この機会に子どもの年齢に合わせてお金をきちんと管理できるよう教えてあげたいですよね。
もらう金額がお小遣いに近ければいつものように自分で管理し、ある程度まとまった金額の場合は一緒に考えて使うということもできるかもしれません。
中学生くらいになると、ある程度の金額でも自分で管理することが増えるでしょう。貯金やゲームなど、いろいろあるかと思いますが、子ども自身がきちんと予算を立てて計画的に使えるように小さいうちから教えてあげたいですね。
知っておきたい!お年玉を渡す・もらったときのマナー
年末年始の行事ならではのマナーも気になるところ。
せっかく親戚が集まる席なので、スマートにお年玉を渡したいですよね。いただく側になる場合でも失礼のないように、基本的なマナーを知っておきましょう。
お年玉を渡すときのマナー
お年玉は年上から年下に渡すものなので、親から子、祖父母から孫などにあげるのが一般的。事前にポチ袋を用意して名前を書いておきましょう。
お年玉には新札を使います。新札やポチ袋は多めに用意しておくと、急な場面にも対応できて安心です。
また、親の見える場所で渡すようにし、親の知らないところで子どもがお金をもらうということがないように気をつけましょう。
お年玉をもらったときのマナー
年末年始は、普段会えない人と接する機会が増えるため、家族の中だけでは教えてあげられないことを学ぶチャンス。いつもは行かない家にお邪魔することもあるので、家のものを勝手にさわらないことや、ハキハキとご挨拶することなど、きちんとしたマナーを確認しておきましょう。
本当に基本的なことですが、だれかからお年玉をいただいたら、しっかり目を見て「ありがとうございます」と言えるように、事前に教えておきましょう。
使い道についても事前に決めておくことができるかもしれません。お小遣い以上の金額を手にするため、計画的にまた有意義に使えるように話し合っておきましょう。そうすることで、お年玉をいただいたときも感謝の気持ち込めて「ありがとう」が言えるようになりますよ。
- 学研ライフ&フーズ編集室「冠婚葬祭マナー大辞典」43(学研,2011)
- 夢プロジェクト「誰もが頭を悩ます 微妙なマナーがズバリ!わかる本」219(河出書房新社,2005)
年末年始は、家族みんなで楽しい時間を過ごそう
お年玉は、もらうときも渡すときもさまざまなマナーがあること、子どもの年齢や成長に合わせてお年玉の金額が変化していることがわかりました。家族・親戚とのかかわり方や人数によっても金額が変わってくるようです。
昨今の状況により、家族や親戚が集まって過ごす時間のありがたみを実感している方もいることでしょう。年末年始に限らず、愛する人たちが元気でいてくれることや笑顔で一緒に食卓を囲めることに幸せを感じますよね。
年末年始は何かと忙しく出費もかさむ時期ですが、いつも以上に家族への感謝の気持ちを大切に過ごしましょう。