男の子は親の言うことを聞かないのが当たり前?男の子の生態
書籍『男の子の本当に響く叱り方ほめ方』によると、「毎回同じことを言っているのに全然言うことを聞いてくれない…」叱りつかれてため息をついている方は、まず「言うことを聞かなくて当たり前」と思うことが大切とのこと。
理解できない動きをするのは「うちの子だけ」ではなく「ほぼ全員そう」と思うと、イライラしてしまう気持ちが少し落ち着くことも。2歳から4歳までの男の子の特徴を紹介します。
2歳…男の子特有の破壊力を発揮!恐竜誕生
書籍『男の子の本当に響く叱り方ほめ方』では、2歳に成長した男の子は、まさに「恐竜」くらいの破壊力を持つ存在と表現しています。
どれだけ注意をしてもかたくなに言うことを聞こうとせず「自分でやる」「いや」の言葉でパパママの言うことを拒否…。0歳くらいのころは、同じくらいの子どもを育てているママと話が合っていたものの、2歳くらいになると少しずつ子育ての話にズレを感じ始めるママもいるかもしれません。
新しいきれいなお洋服を買ってあげても、1日で泥や砂にまみれて、ときには転んでぐちゃぐちゃにしてしまうといった行動が少しずつ増えるのは2歳ごろからなのだそうです。
3~4歳…自分の空想の世界で平和を守る
2歳の恐竜誕生時代を経て3~4歳に成長した男の子は、破壊する立場から守る立場へと変わっていくのだとか。ロボットや人形という隊員をひきつれて世界の平和を守ろうとし、いつも見えない敵と戦うようになるのです。心当たりがあるママやパパはいるでしょうか?
書籍『男の子の本当に響く叱り方ほめ方』によると、拾った石や木を集めて、大切そうに部屋に並べるのも3歳から4歳くらいの子によく見られる特徴なのだそうです。
ママから見ると「何をしているのかわからない」「何が楽しいのかわからない」と思うかもしれません。しかし男の子は自分だけの世界で空想を楽しみ、自分のやりたいことをやりたいようにやるだけ。すべてが楽しい遊びなのだそうです。なるほど~!と感じるママやパパもいるのではないでしょうか。
ただ、好き勝手に遊んでいても、まだまだママが恋しい年齢。ママに甘えたいという気持ちと、自分の空想の間で揺れ動くのが3歳から4際の男の子なのですね。
「自分の好きなように動きたい」男の子の心を動かすには?
2歳から4歳のころの男の子は、「自分の好きなように動きたい」という思いが強い年齢。パパママの言うことを全然聞いてくれないこともあるでしょう。
しかし男の子には、男の子特有の「心が動くポイント」があるのだそう。女の子とは違う方法で叱ったりほめたりすることで、手探りの子育てがずっとやりやすくなることも。
『男の子の本当に響く叱り方ほめ方』は、実際に3人の男の子を育てた元保育士の方が、男の子の子育てに困っている方に向けて書いた本です。男の子との接し方がわからないとお悩みでしたら、ぜひこの本を手にとってみられてはいかがでしょうか?
- 小崎恭弘「男の子の本当に響く叱り方ほめ方」P20-21,71-78(すばる舎,2014年10月)