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出産時に子宮口はどれだけ開く?各段階の特徴や過ごし方のポイントも紹介

PIXTA

初産のママもこの段階まできたら入院をします。陣痛の痛みが増し不安になったり、呼吸法を意識しきれなくなったりするかもしれませんが、陣痛が始まったら一点を見つめて落ち着いて呼吸をしましょう。陣痛の最初と最後に深呼吸をします。

トイレに行きたくなったら我慢せず排尿しておきましょう。

パパ・家族ができること

子宮口が4センチ・5センチ程度から7センチくらいまで開いてきたら、痛みのあるところを圧迫したりマッサージしたりして痛みを和らげてあげてください。水分補給をする、手を握る、汗を拭くなどのサポートもしましょう。

第1期(開口期) 極期:子宮口8~10cm

陣痛 PIXTA

進行期をさらに超え、子宮口が10センチまで開いていく時期を極期と呼びます。子宮口が完全に開ききる全開大までは、進行期が終わってから15分~1時間かかると言われており、全開大になった時に分娩に移ります。

また、1~3分の間隔で、60~90秒の連続した陣痛が起きます。このとき、ママは出産のクライマックス。あまりの痛みに冷静さを失ってしまうかもしれません。助産師さんの声にしっかりと耳を傾けましょう。いきみを逃すため、陣痛の最初と最後に深呼吸をする以外は「ヒッヒッフー」と浅めの呼吸と吐き出すのを繰り返す呼吸をします。

この時期のポイント

痛みも激しくなり、つらい時期です。けれど、待望の赤ちゃんとの対面まであと少し!便意のようないきみたい衝動が出てきて、いきむのを逃すのがつらくなってきますが、助産師さんやパパに腰を強めにさすってもらうと、少し痛みが和らぐ場合もあります。

気が遠くなったり、逃げ出したくなったりすることもありますが、付き添ってくれる家族や助産師さんと協力し合って乗り越えましょう。

パパ・家族ができること

開口期の極期はママにとって痛みが強いころ。腰をやさしくさすってあげたり、水分補給をさせてあげたりとサポートが大切です。また痛みを感じているママを励ますなど、言葉で心を支えてあげることも忘れないでください。

第2期(娩出期):子宮口全開

分娩台 PIXTA

いよいよ赤ちゃんが下りてきて子宮口が全開になったら、分娩に入ります。助産師さんの「いきんでいいですよ」という言葉があるまではいきまずに、呼吸法でいきみを逃がします。「フーウン」という呼吸や「ウーアン」という呼吸で、いきまずに呼吸をしてみましょう。

いきんでよい合図があっても、やみくもにいきむのではなく、陣痛が来た時に合わせていきみます。2回深呼吸をしたあと、3回目でしっかり息を吸って息を止めていきみます。いきみ終わって陣痛が遠のいたら深呼吸をして赤ちゃんに酸素を送りましょう。

この時期のポイント

「いきんでよい」と言われるまでいきみを逃がすのがとてもつらいのですが、指示の無い時にはいきまないように注意しましょう。いきむときには目を開けていきみます。

いきむときの姿勢は、あごを引き、おへそを見るようにします。肛門をやや上に突き上げるようにしていきみます。手はレバーをしっかり握り、力をこめましょう。

パパ・家族ができること

子宮口が全開になる娩出期には、出産はもう間近。ママがいきみやすいように首・腰を支えてあげることがポイントです。出産には呼吸が大切なので、一緒に呼吸を整えてあげて、ママが出産しやすい環境を作ってください。

第3期(後産期)

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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