薬にも使用期限がある
当たり前の話ですが、薬にも使用期限があります。クリニックから処方してもらった薬はいろいろ種類がありますが、粉薬や錠剤には使用期限が書かれてくることはまずありませんよね。
チューブ入りの軟こうや目薬には期限が書かれているのは見ますが、飲む薬は、飲み切り前提で処方されるので使用期限が書かれていません。しかし、当然使用期限はあります。
市販薬の箱には期限が書かれてあるけど、処方されたお薬は使用期限がわからない。ただ、書かれてないけど当然あるものと考えて管理しないといけないので、救急箱を片付ける時の前提として、薬にも使用期限があるということだけはお忘れなく。期限が切れているものは入れません。
薬の整理収納のコツ
できるだけ救急箱の中がごちゃごちゃにならないように収納するには、どうしたらいいか。スッキリと美しく収納することも大事かもしれませんが、個人的には救急箱の収納で必要なのは「間違わない」ということだと思っています。
それを踏まえて私がお勧めする、薬の収納の基本は四つ。
- 常備する薬の種類と量を決める
- 処方薬と市販薬は管理をわける
- あえて詰め替えない
- 出来るだけ縦に入れる
自分の家では、どの程度置いておくといいのかを考えます。置き薬って、少し具合が悪い時に使用するものですよね?とても具合が悪い場合は病院に行くので、どのくらい置けば十分か逆算してみるといいですね。
また、市販薬は家族全員が使用する場合が多く、処方薬は個人のものなので管理も分けると間違いません。そして、市販薬はあえて詰め替えない。箱には飲み方や容量などの情報がわかりやすく書かれているんです。
コンパクトにするために箱を捨てて別のケースに入れ替えたり、情報を書き写したりの手間をかけたくないのと、写し間違いが怖いので箱はそのまま使います。
そして収納する時は寝かせず立てて入れることで、見やすくて取り出しやすい収納に。実際に収納する時のコツをいくつか紹介しますね。
よく使う薬の箱の上はカットして見やすく
箱入りの場合、よく使う薬やばんそうこうなどはすぐ取り出せるようにしておくと便利。箱の上のふた部分をカットして中身が見えるようにすると、わかりやすくなります。
チューブはラベルをつける
チューブ入りの薬は、いつ誰が何の症状でもらったかを簡単に書いて、お尻の方にラベルを貼っておきます。そして、ふた側を下にして立てて入れるようにすると一目で探せます。わが家ではモロゾフのプリンカップに入れていますよ(笑)
カット綿やネットはジッパー付きの袋に
カット綿やネット、ガーゼなどはそのままだと自立できない場合もあるので、ジッパー付きの袋にそれぞれ入れて平たく圧縮します。薄くなって、立てて入れることができるようになりますよ。
びんのふたにラベリング
箱がないビン入りの薬は、ふたに何の薬かわかるようにラベルを貼っておくと取り出しやすいです。
常用じゃなければ、量の少ない物を
あればの話ですが、常に飲んでいるのでなければ容量の少ない箱を買うといいです。ものによりますが、同じ市販薬で容量の多いのと少ないのが売っていますよね。
たまに風邪をひいた時やおなかが痛い時などに飲む薬は、2~3日飲んでみて改善されなければ病院を受診した方がいいと思うので、たくさん用意しておかなくても間に合います。
薬を入れておくのは「救急箱」じゃなくていい
置き薬の量や内容は、それぞれの家によって違います。種類も量も違って、一つのやり方が自分の家でもできるかというとそうもいかない。置き場所もしかり。なにも救急箱と名のつくものに収納する必要はないのです。
取り出しやすいところにある引き出しをひとつ、置き薬用にするならそれもよし。家族の使い勝手や量を考えて工夫するといいですね。
わが家では、置き薬は救急箱に入れてリビングの収納に置いています。処方薬は、大人は自分で管理、子どもの分は親が管理。風邪などの場合は飲んでも長くて10日くらい。
期間限定ならリビングのテーブルなど見えるところに置いてもいいことに。飲み忘れを防ぐ意味でも、目に入るところに置きっ放しにしています。ルールを決めると飲み間違いもなく、長く救急箱の中をきれいにたもてるかもしれませんね。