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監修:清水なほみ

【医療監修】妊娠33週目、妊婦は貧血に気をつけて。胎児は呼吸の練習をしています

PIXTA

  • 胎児の大きさ(FL:大腿骨長):約53〜65mm
  • 体重:約1,510〜2,450g

FLとは大腿骨長(だいたいこつちょう)、太ももの骨の長さを指します。胎児は皮下脂肪がついてふっくらしてきました。これからさらに皮下脂肪がつき、体重が増えていきます。

羊水を飲んで排出しています

授乳 日本 PIXTA

胎児は子宮の中で羊水を飲み、排出しています。生まれてからおっぱいを飲んでおしっことして出す練習をしているのです。羊水の成分のほとんどは胎児のおしっこで占められています。

寝たり起きたりを繰り返しています

妊娠33週目の胎児は子宮の中で寝たり起きたりを一定のリズムで繰り返しています。起きている間は指しゃぶりやあくび、排泄などをしています。

起きているときは目を開き、眠っているときはまぶたを閉じるようになります。この時期、まだ目に色素がついていないので、瞳は青色をしています。

出典元:

33週目で切迫早産の兆候があったら

破水 日本 PIXTA

切迫早産とは、早産になりかけている状態をさします。兆候は以下です。あてはまるときはすぐに受診してください。

  • 下腹部の痛み(しばらく安静にしても治らない、痛みが強まる)
  • おなかの張り(しばらく安静にしても治まらない)
  • 性器から出血した
  • 破水した

この時期に早産した場合の胎児の生存率は95%です。ただし合併症の心配があるためNICU(新生児集中治療室)で経過を慎重に管理していくことになります。おなかの中にいる期間が長く、出生体重が重いほど、後遺症のリスクを減らすことができます。切迫早産と診断されたら、医師の指示に従って入院、あるいは自宅で安静に過ごします。

出典元:
  • 総合周産期母子医療センター「早産で生まれました。助かる率はどのくらいでしょうか?」(http://www.uraboshi.jp/answer.htm,2018年10月1日最終閲覧)
  • 萩田和秀「らくらくあんしん妊娠・出産 」P100-101、104(学研,2017年)

バースプランを立てて、出産方法を決めましょう

バースプランとは、自分がどのような出産をしたいのか考え、計画を立てることです。出産について家族と話し合い、お互いが出産をどう考えているか確認する機会になります。医師、助産師としっかり相談し、自分がどのような出産をしたいのか具体的にイメージしましょう。

立ち会い出産を希望するかどうかや、出産するときにビデオ撮影をしたい、音楽をかけてもらいたいといった希望を紙に書き出してみましょう。

バースプランとは?用紙の書き方や記入例はある?

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妊娠33週目のおすすめの過ごし方と注意点

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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