幼稚園面接では、どんな質問される?
お受験を前提とするような幼稚園ではない、いわゆる「一般的な幼稚園」の面接では、入園を前提として入園面接をしているので、お子さんの回答内容にはあまり重点を置いていないことが多いと思います。つまり、どんな受け答えをしていてもあまり気にしなくて大丈夫。リラックスしてくださいね。
お子さんの様子や、表情、簡単な意思の疎通、親御さんがどんな対応をしているかなどが大事なポイントです。では具体的にどんな質問例があるか見ていきましょう。
お子さんに対する簡単な質問
面接の雰囲気に飽きてしまうお子さんがいるので、先にお子さんに対する質問を投げかけます。お子さんが緊張していて話ができそうにない場合には、パパやママへの質問を先にする場合もあります。
お子さんに質問するのは、主に以下のようなことです。
- あいさつ
- 名前・年齢
- 絵本やカードを用いて、食べ物や乗り物、動物などの名前の問題
- 色の識別や物の大小
- 好きな遊びや家族構成(名前)
- 手遊びの真似っこや、簡単な運動遊び
保護者に対する質問
お子さんの様子を一通り見てから、保護者への質問に移ります。なるべく自分から思いの丈を勢いで話すのではなく、先生からの質問事項に答えていくのが良いでしょう。
主に以下のような質問が一般的です。
- 志望理由
- 簡単な家庭方針や生活リズム
- 母子分離の経験の有無
- 排泄について
- 食事について
- 着脱について
- お子さんの性格(長所や短所)
「話さない」「動き回る」大丈夫?
入園面接は親にとっても不安があるもの。特に以下のようなことで悩んでいる方がよく見受けられたように思います。
簡単にアドバイスさせていただきますね。
普段はたくさん話すのに、面接時に限って全然話さない
普段は挨拶できるのにモジモジしてしまったり、お母さんの後ろに隠れてしまうことがあっても全然問題ありません。先生側は同じようなタイプのお子さんをたくさん見てきているので、そこから安心して話せるまで、絵本や遊びを通してリラックスできる環境を作る、他の話をするなど、待ってくれます。
無理に「あいさつは?」「言えるでしょ」などと促したり、焦ったりすることはありません。お子さんの姿を見守ってくださいね。
歩き回ったり、落ち着きがなかったりする
少し雰囲気に慣れてくると、歩き回ってしまうお子さんや保育室にある物で遊び始めてしまうお子さんもいます。保育室にあるおもちゃを触りたがるときは、先生に一言聞いてみてください。私が勤務していた園では先生が遊んでいいものを出すなど対応していました。
遊んでいるうちに、普段のお子さんの様子で気になっている行動などがあれば、相談してみるのも良いでしょう。お子さんを放ったらかしにはせず、「おもちゃは大事に使ってね」「教室の中では走り回らないで歩いてね」など、声かけをしておくのもいいと思います。
できていないことも正直に話してOK
「おむつが外れていない」「家では食事の時も席を立ってしまう」「母子分離の経験もあまりない」など、ご家庭によって不安要素はさまざまにあることを先生たちは理解しています。正直に話すと印象が悪いかな?など気にせず、ありのままの姿を話せば、アドバイスをもらえたり、改善方法を一緒に考えてくれると思いますよ。
入園面接で悪い部分があると入園できない。と考えてしまう親御さんも少なくないです。しかし、園側は入園を前提に面接をしています。前向きな気持ちで話してくださいね。