フードロス削減はなぜ必要なの?
「フードロス削減」とよく聞くけれど、なぜ必要なのでしょうか。
日本では、本来食べられるのに捨てられる食品、いわゆる「フードロス」が年間約500万トン以上発生しています。そして、フードロスの約半分は家庭から出ていると言われています。わかりやすく説明すると、一人あたり毎日お茶わん約1杯分(約114g)の食べものを捨てている計算になります。
「フードロス削減」のためには、各家庭でフードロスを削減するための意識と行動が大切です。
- 消費者庁「食品ロスについて知る・学ぶ」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/education/#:~:text=食品ロスとは、まだ,倍に相当します。,2023年11月1日最終閲覧)
- 農林水産省「食品ロスとは」(https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html,2023年11月1日最終閲覧)
おうちで簡単にフードロスを減らす4つのポイント
わたしが意識している「フードロス」を減らすためのポイントは4つあります。
- 無理のない献立を決めて計画的に買い物をする
- 冷蔵庫はきれいに整頓する
- 冷凍保存も活用する
- よく捨ててしまうなら、捨てたものを記録する
次に一つずつ詳しく説明していきます。
1.無理のない献立を決めて計画的に買い物をする
一週間分など、まとめて買い物をする場合、疲れていても作れるような、無理のない献立を決めて買い物に行けるとよいですね。また、作り置きのおかずを作って一気に調理するのも食品をムダにしない一つの方法です。
しかし、わが家では何日も同じおかずを食べ続けていると、自分や家族が食べ飽きてしまい、その結果食べられなくて捨ててしまった失敗もありました。
自分や家族の好みによって、献立や作り置きのおかずを合わせていけるとよいですね。
2.冷蔵庫はきれいに整頓する
きれいに見やすく整頓することで、冷蔵庫の奥に消費期限や賞味期限の切れた食材はおかれないはずです。
わたしはよくご飯のお供が入ったビンを開封後そのまま放置しがちなので、使い切りサイズの袋入りに変更しました。そして、早めに食べなくてはいけないものは、すぐに手が届く目線の高さにおくようにルールを決めています。
冷蔵庫の上の方には、未開封の飲み物をストックしています。
3.冷凍保存も活用する
お肉やお魚を食べきれないときは、冷凍保存ができるジッパー付きの袋に入れて保存しています。
食べきれないおかずがある時も、保存容器などに入れて冷凍保存をし、ムダにならないように気をつけています。また、余ったご飯はラップに包み、冷まして冷凍保存をしています。
食パンが余りそうになったときは、スティック状にして少量の油で炒め、砂糖をかけて即席おやつにしたり、食パンをラップに包んで冷凍保存をしたりしています。
4.よく捨ててしまうなら、捨てたものを記録する
よく捨ててしまうものがあるなら「記録」をしてみましょう。
そこになぜ食べきれないのか原因が隠れています。先ほども書きましたが、私はご飯のお供が入ったビンを放置し、ダメにしてしまう失敗がよくありました。
また、ハチミツも途中で使いきれずに固まってしまうことが度々ありました。のりのつくだ煮やハチミツが食べたい時は小分けの袋タイプを買い、その都度使いきれるように改善しました。
わたしがフードロスを意識しすぎて失敗したこと
フードロスの削減や節約も、何をするにもやりすぎはよくありません。
わたしはフードロスを気にするあまり、賞味期限がだいぶ切れてしまった食品を食べ、3日以上腹痛で不調になってしまった失敗があります。そして、薬を飲んだり、家族のご飯を簡単な物に変更したりしました。
やりすぎはよくないし「健康が一番大切」だと思い知らされた瞬間でした。「フードロス削減」を意識しながら、健康を損なわずに無理のない範囲にしましょう。
上手に活用したいローリングストック
フードロスの削減をするために、「ローリングストック」という方法も活用してみてもよいでしょう。
「ローリングストック」とは普段食べている缶詰やレトルトカレーなど、日持ちする食材を少し多めにストックし、食べたら減った分を買っておくことを繰り返す方法です。
災害時などはお店が開いていないことや、お店に食材の在庫がないことがあります。食料が入手困難になった時でも、ローリングストックをしていると安心です。賞味期限が切れる前に食べてしまうので、フードロスも減らすことができますね。
わが家では、缶詰とレトルトカレー、水で戻すご飯や、長期保存ができるお菓子をリュックサックに保管しています。
一気に全部実行するのは大変!まずは一つでも、自分ができそうなものからぜひやってみてくださいね。