なぜ、「脅し言葉」を使ったらいけないの?
「置いていくよ!」に代表される脅し言葉。
しかし、脅し言葉を実行することってありますか?「置いていくふり」をして、実際には置いていかないと思います。
でもこれって、実は「子どもが大人を信頼しなくなる」というのを知っていますか?子どもも、本当に置いていかないのを知っているので、だんだん効果がなくなるのです。
そこで、脅し言葉を使わない言葉かけのポイントを「3歳まで」「3歳以上」にわけてお伝えしますね。
3歳までの対応
イヤイヤ期真っ最中の子どもは、何を言っても聞かないので、親もイライラしてしまいませんか?また「ちゃんと理由も言ったほうがいいって聞くから、きちんと言ったほうがいいのかな」と考えて、ついクドクドした話しかたになってしまうことも…。
でも、3歳までの子どもは「〇〇が△△で□□だからダメだよ」というような、長い文章は理解できないのです。
3歳くらいまでは「一文を7文字程度にして簡潔に伝える」ことを意識してみましょう。
3歳以上の対応
3歳すぎから、大人の言うことも少しずつ理解できるようになります。また、他人の気持ちにも気づきはじめる時期にさしかかってきます。
泣いている時は、気持ちが高ぶっていて話をするのは難しいため、まずは落ち着かせるのが先決です。
気持ちが落ち着いたら、「ダメなのは〇〇な理由だよ」と繰り返し伝えるのが大切になりますよ。
「してほしい行動」を言葉で伝えよう
「脅し言葉」はその場では効果があっても、長期的に見ると効果が薄くなることは、実感しているのではないでしょうか。
それは、子どもが「どうしてダメなのか?」の理由や背景までは理解できないからなのですね。
「走らないで!」よりも「歩こうね」
「触らない!」よりも「見るだけだよ」
こんな風に、「〇〇がいいね」と、してほしい行動を言ってあげるほうが、子どもが理解して行動しやすいのです。
ぜひ、子どもに伝わりやすい言葉かけで、親のイライラ時間を減らしていきましょうね。