完全母乳で保育園へ預けられる?
赤ちゃんを出産後、仕事に復帰するため保育園へ預けなくてはいけないママもいますよね。
その時に問題になることはいくつかあると思いますが、この記事では「母乳」についてです。完全母乳を目指して頑張っていたのに保育園に入れたらその間は母乳をあげられない…完母で育てることが出来なくなるのでは?と思われるママもいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、保育園に預けながら様々な手を尽くし母乳で育てられたママもいます。そんなママ達の体験談をいくつか紹介します。参考にしてみて下さいね。
保育園へ完母で預けた!(先輩ママの体験談)
では実際、保育園に預けながら完全母乳育児を成功させた先輩ママさん達の体験談をご紹介します。
先生が頑張ってくれて
子供が10ヶ月の時に仕事復帰しました。完全母乳で、哺乳瓶大嫌い。おまけに離乳食もちょっとしか食べないような子でした。ストローマグは練習して使えるようになりましたが、フォローアップミルクなども全く飲まず、ならし保育もしないまま、いきなり朝から夕方まで預けてないといけない状況にあったので、大丈夫かなと心配でした。
最初は、先生からもちょっしか食べないとか言われていましたが(ちょっとしか食べないので1日に何度も少しずつ離乳食を与えてくれていました。おやつのかわりにごはんみたいな感じで…)、預けて1ヶ月ぐらいたつと家でも保育所でもよく食べるようになりました。
今では、よく食べよく遊んで元気いっぱい保育所での時間を過ごしているようです。いずれは、母乳から卒業してご飯を食べるようにならなければならないので、とっても心配ですが、イイ機会だと思って思い切って預けてます。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
保育園に預けるようにする前に、ママと赤ちゃんで準備することがたくさんあると思います。でも時間がなくて不安な中、保育園の先生が頑張ってくれ離乳食も食べられるようになってきたことは嬉しいですね。
やはり保育園との連携はしっかりしておくべきでしょう。
定番の冷凍母乳で
生後6ヶ月で保育園に預けられた娘は、それまで完全母乳(完母)で育てられてきたので粉ミルクを拒否しました。
私も今まで完母でやってきたのに、ミルクに切り替えるのに抵抗があり保育園に冷凍母乳を預けて飲ませてもらうことにしました。
出典: ameblo.jp
一番ポピュラーな方法の冷凍母乳、搾乳した後冷凍保存し、それを保育園に持参するのは少し面倒かもしれませんが、やはりどうしても母乳を飲ませたいママにとっては必要なものです。
赤ちゃんも大好きな母乳を飲み続けられるのは嬉しいことではないかと思います。
仕事中抜け出して搾乳
仕事中午前と午後に1回ずつの計2回抜けさせて貰って搾乳した母乳を冷凍し、保育所に届けていました。断熱材や保冷剤などを用いて持ち運べば、母乳の質などは心配しなくても良いと思います。ただ、搾乳した母乳は子供が飲み残したら捨てられてしまったりで無駄も多く、保育所ではどうしてもミルクとの混合になっていきました。
しかも、よく出ているおっぱいでも、直接吸ってもらえないというのはやはり厳しく、私の場合は1ヶ月ほどであまり張らなくなってしまいました。それでも搾乳を始めるとそれが刺激になっておっぱいがチクチクし、母乳は1回に120~150くらいは出ていたので、9ヶ月まではそれを保育所に持って行っていました。
9ヶ月を迎えた頃、保育所から「もう母乳には栄養はあまりないからいいですよ。」と言われてしまい、あとは離乳食とミルクのみになりました。保母さんは「仕事中に搾乳するのも大変でしょう。」ということでおっしゃったのかもしれませんが、その言葉は結構ショックでしたよ。わずかながらも母乳をあげているという事実は、子供以上に私自身の精神安定剤になっていたということにその時気がつきました。
今思えば、仕事中に抜け出しての搾乳は自分も大変だったし周りにも迷惑をかけたと思いますが、自分の納得できる育児に少しでも近づけたという意味では良かったと思います。 出典: www.babycom.gr.jp
仕事中に抜け出して授乳をしていたという体験談も。ママもとっても頑張りましたね。
保育園側でもそんなママの頑張りに「もう大丈夫ですよ」と伝えたかったのかもしれませんが、ママにとっていつの間にか授乳の時間が心の栄養になっていたのかもしれません。
ママ自身が赤ちゃんに対して何をしてあげたくて何ができるのか、しっかり保育園側と相談して進めたいですね。
完母で育児ができる保育園も増えてきました
昔に比べて、母乳の搾乳や冷凍する用品もたくさん出てきて衛生面にも不安がほとんどなく、母乳を冷凍しても味が変わる事無く飲ませられるようになって来ています。
完全母乳育児を目指しているママも多くなってきていて、保育園でも冷凍母乳を預かってくれたり、様々なお手伝いをしてくれる所が増えてきています。
少し面倒だったり、負担だったりするかもしれません。ですが自分の赤ちゃんのため、自分の目指す育児のために完全母乳を目指すなら周りの協力をあおぎ、頑張っていってほしいです。