気持ちよく仕事に復帰するために
出産という大仕事を終えたママに、次にやってくる試練は社会復帰。仕事を持つママにとっては、予定していたこととはいえ家庭的にも社会的にも、肉体的にも大変なことばかりです。
が、不安ばかり募らせていてはせっかくの復職も憂鬱に。気持ちよく職場復帰するために、今できることから始めましょう!
とは言っても産後に仕事復帰する場合は必ず体調が整ってからにしましょう。いま無理して後々大事になってしまっては大変ですからね。
産後復帰は準備が肝心!
準備って何から始めればいいの?とお困りのママへ、まずは優先順位をつけて、大事なところをおさえていきましょう。
環境を整える
待機児童が何千人…そんなニュースもよく聞きますが、保育園さえ見つけられれば一安心。と思っていませんか?大変なのは実際に子どもを預けて働き始めてからなのです。急な発熱で保育園から呼び出しが。ウィルス性の風邪でしばらく登園できない。なんてことも、当たり前のことと覚悟しておかなければなりません。
保育園を見つけたら、病児保育やファミリーサポートなど急なことに対応してくれるサービスを調べ、利用できるよう準備しておきましょう。事前登録が必要なところも多いので、いざというときあわてないように!
ちなみに一例として以下のようなサイトがあります。各自治体によって異なりますのでお住まいの地域で確認してくださいね。
やっぱり人間関係
ワーキングマザーにとって「働く」ということは、いろんな人の助けを「借りる」ことです。もちろん借りることは悪いことではないのですが、中にはそれを「迷惑」と考える人だっています。それを踏まえたうえで、「借りられる手は一本でも多いほうがイイ!」と思ってください。自分ひとりの力では、子育てと仕事の両立はできません。
では迷惑がられずにどうやって手を借りればいいの?それにはやっぱり、普段からコミュニケーションをとっておくことが大切。産休の間もSNSなどを利用して、仕事の状況やリアルタイムの職場の話題を把握し、会話に加わりましょう。「迷惑かけるかもしれないけどごめんね、ありがとう!」の感謝の気持ちを忘れずに。
手抜きだってテクニック!
子どものこと、職場のことが準備できたら、家庭のことも忘れずに。ママの体は一つしかないので、すべてを100%頑張っていたら身が持ちませんよね。でも仕事では手を抜けません。ここはパパに甘えて、お家のことをちょっとだけ手抜きさせてもらいましょう。
手抜きを手抜きに見せないために、たとえば調理家電を利用してみては?ボタン一つで焼く、煮る、揚げるができちゃうノンフライヤーで、機械任せにしている間に子どもとお風呂タイム、など上手に時短しましょう。
また最近はお掃除やクリーニングの家事代行サービスも充実。母の日やお誕生日には、モノではなくて時間をプレゼントしてもらうのもいいかもしれませんね。
感謝の気持ちで職場復帰!
さあ、準備は整いましたか?あとはママの心の準備だけ。何もかも頑張ろう!なんて意気込む必要はありません。大切なのは感謝の気持ち。そして負けない気持ちです。
他の人と同じ条件では働けないワーキングマザーですから、周囲からのバッシングがあるのは覚悟していてください。思いやりがない!などと思わずに、その人にもその人なりの事情があるんだと受け流す。子どもがいないから、男性だから所詮理解してもらえない!と思わずに、きちんと説明する。
初めはつらいかもしれませんが、誠意をもって仕事をしていけば必ず周りに伝わりますよ。