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🔴【第1話から読む】【衝撃実話】夫の不倫相手は「結婚式にも来た女友達」…スマホ画面を突きつけた私が見た夫の“震える顔”
慰謝料の攻防はどうなる
「あなたの夫に不倫の話をするなら、あなたの夫や子どもに私と同じ思いをさせることになる」そんな私の言葉に、サダコの顔からはみるみる血の気が引きました。「私から慰謝料を取るなら、自分の夫からあなたの夫にも慰謝料請求する」という、サダコの脅しは効かなかったのです。
サダコは、しばらく考え込んでいました。その間、会議室には重苦しい沈黙が流れます。俊太は、相変わらず何も言いません。私は、ただ静かにサダコを見つめていました。この数か月間、私の心を蝕んできた苦しみ、裏切られた怒り、そして踏みにじられた尊厳。その全てを、この女に思い知らせてやりたい。
そして、彼女は今にも泣き出しそうな顔で、震える声で言いました。「…わかりました。支払います…」その言葉を聞いた瞬間、私の心に小さな、しかし確かな達成感が込み上げました。ようやく、ようやくここまで来た。弁護士の先生が、すかさず口を開きました。
「では、慰謝料の金額についてですが、坂本ユイさんが受けた精神的苦痛の大きさを鑑み、200万円を請求させていただきます」
不倫相手に制裁を下すとき
サダコは、その金額を聞いて、再び顔を青ざめさせました。
サダコ:「に、200万円ですか…? そ、そんな大金…パート勤めの私に、そんな貯えがあるわけ…」
彼女は、必死に言い訳をしようとしました。しかし、私は冷静に、反論しました。「パート勤めだろうと何だろうと、私の家庭を壊した事実は変わりません。それに、私が妊娠中や産後という最も苦しい時期に、私の夫と不貞行為を続けていた。その重みを理解していますか?」私の言葉に、サダコは再び口をつぐみました。
弁護士の先生も、畳み掛けるように言いました。「今回のケースでは、あなた方が関係を長期間にわたって継続していたこと、奥様が妊娠中や産後という精神的に不安定な時期に不貞行為があったこと、そして、あなたが奥様に対して誠意のない態度を取っていたことなど、慰謝料が増額される要因が多数存在します。200万円は、決して法外な金額ではありません」
慰謝料の合意にホッと一息
サダコは、諦めたように、しかし、まだ少し不満げな表情で「わ、わかりました…でも、いつまでに支払えば…」と言います。
弁護士の先生は、冷静に「年内にはお振り込みいただく形を取りたいと考えております」サダコは驚いたように目を見開きました。パート勤めの彼女が、そんな大金をすぐに用意できるのでしょうか。もしかしたら、夫にバレずに用立てようと必死になるのかもしれません。サダコは悔しそうに顔を歪ませながらも、「払います」とだけ答えました。
その日、私たちは、事前に弁護士の先生が用意してくれた示談書にサインさせ、話し合いは終了しました。示談書には、慰謝料200万円の支払い、今後一切俊太と連絡を取らないこと、などの条項が明記されていました。サダコは、震える手でサインをしていました。
全てが終わった時、私の心に、少しだけ風が吹き込んだような気がしました。これで、ようやく一区切りだ。
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あとがき:不倫に屈しない母親の強さ
この作品は、ママリユーザーの体験談から再編した作品です。主人公であるユイさんは、ある日夫である俊太の不倫の事実を知ります。育児や家庭に積極的に参加する俊太の不倫に深く傷つきます。
ユイさんは様々な観点で悩んだ末、弁護士の力を借りて不倫相手へ慰謝料を請求することに。さらに、俊太には厳しい条件を付けて婚姻関係を継続することを選びます。一見、夫を許したように見えるユイさんですが、実際にはわが子の生活や今後のことを考えた中で苦しい選択をしたにすぎません。たった一度の過ちだとしても、夫婦間の信頼を取り戻すことは困難です。どんな理由があろうと、パートナーからの裏切りは深い傷を残します。
本作では、ユイさんの葛藤を通して、不倫された側の苦悩が描かれています。そして、母親としてわが子を守るために、決断をしたユイさんの強さを見ることができます。不倫という身勝手な行為への腹立たしさと、母親としてわが子を思う気持ちに、ユイさんを応援したくなるような作品です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
🔴【全話読む】夫も相手の女も、絶対に許さない|不倫夫に制裁を!










