Ⓒママリ
🔴【第1話を読む】夫の古い携帯に届いた通知「まさか!」既婚者マチアプ登録が発覚|既婚者マチアプ夫を公開処刑した話
夫が既婚者マッチングアプリに登録し、いろいろな女性と連絡を取っていることを知ったユリは、自分も見知らぬ女性になりすまし、夫とアプリ内でやり取りをしてみることにしました。
夫がマチアプに登録した「身勝手すぎる理由」
夫のマサヒトと、マッチングアプリ上で「別の女性」としてマッチングしてしまった私。これで、彼の本音を直接聞くことができる。冷静になろうと努めながら、アプリ上でマサヒトとやり取りを始めました。彼の口から、一体どんな言葉が飛び出すのか。
私は、慎重にメッセージを送り、アプリを始めた理由を探ってみました。
千佳(ユリの偽名): 「どうしてこのアプリを始めたんですか?」
しばらくして、マサヒトから返信が来ました。そこに書かれていた彼の言い分は、あまりにも身勝手で、呆れてものも言えない内容でした。
「アプリはちょっとしたことからケンカになって、始めました」
「あと、恋愛バラエティーショーを見るのが好きで『あぁ、異性としてみられたいな』と思って。嫁とは良くも悪くも家族なので」
「お互いそうかもしれないけど、結婚相手に求めるものと、ここで出会う人に求めるものは違いますからね」
恋愛バラエティーショーで不倫したいと思った?なんて浅はかなんだろうと呆れながらメッセージを読み進めました。
「家庭ではもうドキドキなんてしないけど、ここでは緊張しますよ。こんなにキレイな方だって登録しているわけだから」
その「キレイな人」は私がネットで拾ったフリー素材です。その写真を口説こうとしている夫に苦笑いするしかありませんでした。
「やっぱドキドキできることって大切じゃないですか。それが夫婦になるとできなくなってきますね。だから、僕はそこを埋められる存在にここで出会えたらいいなと思ってます」
「リスク管理は徹底してやりましょ、お互い。僕も子どもがいるので」
どれもこれも、薄っぺらい言い訳ばかり。子どもがいるくせに、何を言っているのか。リスク管理もできていない既婚子持ちの奴が、何を言っちゃってんの?というのが、私の本音でした。
離婚はしたくないけれど、このままは耐えがたい
まだ子どもも小さいですし、夫のことは好きなので、すぐに離婚する気はありませんでした。今回は問い詰めて、しっかりと釘を刺して、最終的には許すつもりでいたんです。
だから、証拠集めは、今回の浮気を問い詰めるため。そして、もしこの先にまた浮気が発覚して、私が本当に愛想を尽かして離婚したくなった時に、慰謝料を増額できるようにするための材料だと思っていました。
一方で、アプリ上でマサヒトとやり取りする中で、彼は私と離婚をしたいというより、ただチヤホヤされたい、男として見られたいだけなんだな、と。本気で離婚して、その女性と一緒になるつもりはない、と。
そう考えると、私がもし離婚をしたくないのであれば、このまま問い詰めずに見て見ぬふりをすれば、家庭内は平和が続くのかな、と考えるようにもなりました。私さえ我慢すれば、子どもは両親揃った家庭で育つ。それが、子どもにとって一番良いことなのかな、と。
しかし、心の中には常に「リスク管理もできていないくせに何を偉そうに」という本音が渦巻いていました。このモヤモヤを抱えたまま、私はどうすればいいのか。答えが出ないままの日々を過ごしていました。
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あとがき:夫がマチアプに登録する動機に絶望しつつも、前を向く
主人公・ユリが、マッチングアプリ上で夫のマサヒトとやり取りし、不倫を始めた理由を聞き出します。しかし、夫の言い分は「異性として見られたい」「嫁とは家族だから」など、あまりにも身勝手で自己中心的なものでした。この夫の言葉は、ユリを深く失望させますが、同時に彼の不倫が離婚を望むものではないと理解します。
離婚を避けるため「見て見ぬふり」をするべきかという葛藤、そして将来の慰謝料増額のための証拠集めという冷静な判断。ユリは家族のために自分がどう動くべきか必死に考えていることが伝わります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
イラスト:まい子はん










