Ⓒママリ
🔴【第1話を読む】夫の古い携帯に届いた通知「まさか!」既婚者マチアプ登録が発覚|既婚者マチアプ夫を公開処刑した話
妻や、ましてや自分の親や兄妹にまでマッチングアプリ利用がバレたとは思っていない夫・マサヒト。ある日帰宅したら実家の家族と妻に囲まれ、これまでの不貞をすべて暴かれることに…。ついに修羅場が訪れます。
動揺する夫に証拠を突き付ける
家族会議の始まり。リビングに座ったマサヒトは、私と義両親、そして義姉の視線に晒され、明らかに動揺していました。
「マサヒト。あなたに、家族全員の前で話したいことがあります」
私の言葉に、彼はうろたえ、言葉を失いました。私は、事前に準備しておいた証拠の数々を、テーブルの上に並べました。彼の古い携帯に残っていたマッチングアプリの登録画面のスクショ、アプリ上での彼と女性たちのやり取りの写メ。そして、最近彼の車で見つけた、あのコンドームとED治療薬のパッケージ。義両親と義姉も、それを目にし、驚きと怒りで顔色を変えていました。
「な、なんで……」
マサヒトは、うろたえ、言葉を失いました。義父が、静かに、しかし威厳のある声でマサヒトに問いただしました。
「マサヒト、これはどういうことだ。正直に話せ」
観念したマサヒトは、床に視線を落とし、不倫の事実を認めました。
「ごめん……。ほんの出来心で……家庭を壊す気はなかった……」
その言葉に、私は呆れてしまいました。家庭を壊す気がなかった?こんなことをしておいて?
「異性として見られたかったんです……」
マサヒトは、震える声でそう言い訳を始めました。仕事や家庭でのストレスがあった、などと。私だってストレスがないわけじゃないのに、そんな自分勝手な理由に、怒りが込み上げてきました。その言い訳は、本当に言い訳でしかありませんでした。義父は、そんなマサヒトの言い訳に、眉間に深いシワを寄せ、厳しい声で叱責しました。
「馬鹿なことを言うな!お前には妻と子どもがいるだろう!その家庭を何だと思っているんだ!」
義母も、目を真っ赤にして、マサヒトを叱りました。
「あなた、今まで私たちにどんな顔してシホちゃんやユリちゃんの話をしていたの!?」
そして、義姉も、シホが昼寝をしたのを見計らってやってきて、マサヒトに厳しい言葉をかけました。
「あんたさ、何を考えてるの?ユリちゃんがどれだけ傷ついたか、あんたなんかには想像もつかないよ」
両親と姉に囲まれ、罵倒され、マサヒトはすっかりうろたえ、膝から崩れ落ちるようにひざまずきました。その姿は、本当に情けなかったです。
義実家の協力で得られた、誓約書へのサイン
義両親は、マサヒトに対し、私が用意した誓約書にサインさせました。二度と不倫をしないこと、もし破れば離婚に応じ、慰謝料も支払うことなど、細かく書かれていました。マサヒトは、震える手でサインしました。
そして、その場で、マサヒトは私の目の前でマッチングアプリを削除しました。さらに、今後は自分のスマートフォンのGPS位置情報を常に共有すること、そして私が望む時にいつでも彼の携帯をチェックできるよう、同意を求めました。彼は、何も言わずに頷きました。
義両親も、マサヒトに対し、今後も彼の行動を厳しく監視することを告げました。もう、家族全体で監視されているようなものです。今は静かに過ごしているマサヒトですが、彼の顔からは、以前のような明るさは消えていました。
私の場合、義実家が完全に私の味方に付いてくれたことで問題が解決に向かったと思います。マサヒトとしても、私だけに問い詰められるよりもずっとダメージが大きいようでした。家族としての私たちをしっかり見てくれて、今後のために協力してくれた義家族に感謝していますし、これからも一緒に穏やかに、大切なシホの成長を見守ることができればと思っています。
あとがき:夫婦にとって大きな一歩となった「家族会議」
ユリが準備した数々の証拠を前に、義両親と義姉という家族総出でマサヒトを問い詰める、まさに“公開処刑”のような家族会議が描かれます。夫の身勝手な言い訳と、家族からの厳しい叱責によって、マサヒトは膝を突き謝罪。誓約書へのサイン、アプリ削除、GPS共有といった具体的な約束を交わし、夫婦関係の再構築へと踏み出します。
この一連の出来事は、夫婦間の信頼を取り戻すための、厳しいながらも不可欠な第一歩となるでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
イラスト:まい子はん










