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「赤ちゃんかわいそう…」切迫早産で入院中、義姉からの"無神経すぎるお見舞い"に言葉を失った|イヤミな義姉#3

婚約のあいさつに訪れた遥。朗らかな義両親に安心する一方、義姉・美里の冷たい視線とイヤミが、祝福ムードに影を落とします。さらに、別れ際の義姉の一言が胸に刺さり、「この人とうまくやれるのか…」という不安が芽生え…。義姉との付き合い方について悩んだ体験談、『イヤミな義姉』第3話をごらんください。

©ママリ

🔴【1話から読む】結婚のあいさつで「後悔するよ?」義姉の”悪意ある一言”に凍りついた

結婚式当日…義姉・美里の態度は祝福とはほど遠く、終始冷めた様子であった。さらに、披露宴や式後にも遥に対し、イヤミを浴びせる。義姉との関係に悩む矢先、妊娠が判明した遥。義姉からのイヤミが一時的に消えたことで、心おだやかな日々を取り戻したかのように見えたが…。

イヤミから無視へ、一時的な静けさ

妊娠 PIXTA

結婚して半年…。義姉の私に対する態度は相変わらずだった。だが、義両親とは仲良く、夫とともにおだやかな日々を過ごしていた。

そんなある日、私の妊娠が判明。夫をはじめ、義両親も祝福してくれた。もちろん、義姉を除いて……。

しかし、予想外だったのは、妊娠を報告して以降、義姉からのイヤミがパタンと無くなったのだ。仲が良くなったわけではない。ただ、イヤミから無視に変わっただけ。それでも、義姉からの心ない言葉がなくなったことで、心身への負担は少し軽くなった。

はじめのころこそ、無視されることに敏感に反応していたが、次第に赤ちゃんと自分優先になったことで、無視されることも気にならなくなっていたからだ。

入院先にあらわれた義姉…

入院 PIXTA

妊娠後期に入ったころ。切迫早産の疑いがあり、私は急きょ入院することになった。

初めての妊娠で、予期せぬ入院を経験し、私は不安でたまらなかった。しかし、夫や義両親の献身的なサポートやお見舞いのおかげで、どうにか前向きになって「この子を無事に産むぞ」と静かに意気込んでいた。

入院からしばらく経ったある日…。意外にも、義姉が一人で見舞いにやってきた。入室してきた瞬間、「なにごと?」と言う驚きがありつつ、「何だかんだ心配してくれてたのかな」と、期待してしまった。

しかし、見覚えのある冷たい視線から、それはあわい期待だったことに気がついた。

「お姉さん…わざわざありがとうございます」

「…お母さんから頼まれたから」

個包装のお菓子の詰め合わせに、飲み物が入ったレジ袋…。たしかに以前、義母が差し入れてくれたものだった。義姉はベッド脇のイスに勢いよく座ると、深くため息を吐いてから口を開いた。

「安静にしてたのに入院になって…。出産も心配よね〜。赤ちゃんかわいそう。無事に産まれればいいけど」
 
心配を口にする義姉…。だが、その口調には、あきらかに悪意がにじみでていた。「この状況でもイヤミを言うんだ……」とあきれた。すると、義姉のイヤミはその後も続いた。

「遥ちゃん大変なのに…だれもお見舞いに来てなさそうじゃない。みんな忙しいのかしら」

その後も、チクチクとイヤミを吐き続けた義姉…。最後は満足げに「元気な赤ちゃんを産むのよ」と一言残して帰っていった。義姉の見舞いは、私にとってただただ苦痛な時間だった。

出産直後…義姉の要求に衝撃

入院 PIXTA

その後、周りのサポートもあり、なんとか出産の日を迎えた。

陣痛が始まり、いよいよ出産…ということで、家族が病院に駆けつけてくれた。だが、よりにもよって、早いタイミングで義姉が病院に到着。続く陣痛に「この様子じゃ、今日中の出産は無理そうね……かわいそう」と耳打ちする。私の家族に気づかれないよう、イヤミを吐く魂胆と、その時の表情に、私は次第にイライラを募らせていった。

それから、長時間の陣痛の末、無事に出産。初めて会うわが子は、言い表せないほど愛しく、とにかく無事に生まれてきてくれたことが何よりもうれしかった。そんなわが子の姿を見ていると、義姉への憤りはいつの間にか忘れていた。

それからしばらくして、面会が可能になると、身内から労いと祝福の言葉をもらった。皆、赤ちゃんの顔を一目見ると、「ゆっくり休んでね」と産後の体を気遣い、温かく声をかけてくれた。

そんな中、義姉が義母に「赤ちゃん抱っこしたい」「一番に抱っこしちゃだめ?」と小声で話すのが耳に入った。

(夫以外、みんなまだ、ガマンしているのに…何言ってるの?)

そんな義姉に対し、「遥ちゃんも赤ちゃんも疲れてるんだから、ダメに決まってるでしょ!」と義母ははっきりと注意をした。その様子に安堵すると同時に、義姉に募らせていたイラつきが少しだけ晴れた気がした。

散々、イヤミを吐いてきたのに…都合のよい要求をする義姉。そんな彼女への憤りは、もはや否定できないほど膨れ上がっていた。

🔴【続きを読む】義姉の「結婚報告」を素直によろこべない…"ある決意"が生まれた瞬間

【全話読める】
イヤミな義姉

あとがき:産前産後に見えた、義姉の人間性

本エピソードでは、妊娠・出産という人生の大きな節目に、改めて義姉の人間性が浮き彫りになりました。

切迫早産の疑いで入院をした時には、義姉は心配を装い、遥に対してイヤミや悪態をつきます。また、産後直後に、母子の心配よりも自分の欲求を最優先にしようとする姿には、自己中心的な性格が垣間見えますね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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