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🔴【1話から読む】結婚のあいさつで「後悔するよ?」義姉の”悪意ある一言”に凍りついた
第一子の誕生をきっかけに始まった育児生活は、夫や義両親の支えもあり、大変ながらも幸せに満ちていた。しかし、義姉の態度はあいかわらずであった。出産祝いもなく、子どもをネタにしたイヤミやマウントを繰り返す日々。そんな中、義姉から結婚報告があり…。
幸せな育児生活に水をさす義姉
第一子出産後、初めての育児に悩みつつも、夫や義両親のサポートもあり、大変ながらも幸せな生活を送っていた。
義姉の態度はあいかわらずで、出産祝いもない。そして、出産後は何かと子どもをネタに、イヤミやマウントを取ってくるのだ。
「え〜血液型B型なの?自己中に育っちゃうんじゃない?仲間外れにされないかしら。かわいそう〜」
「ほら見て!遥ちゃんのいないいないばあより、私の方が反応良くない?抱っこしたら、ママって勘違いするんじゃないかしら?」
子育てに対する、謎の自信を振りかざしては、ニヤつく義姉…。だが、そのころの私は、「また、義姉が変なこと言ってる」と、聞き流せるようになっていた。
その後、夫との間に2人の子どもを授かり、3人の子宝に恵まれた。2人目・3人目を妊娠した時、義姉は第一子の時と同じく、冷たい態度を取るのだった。もちろん、恨まれるような心当たりはない。義姉はどうやら、結婚や出産で「弟に先を越された」と、逆恨みをしているようだった。
子どもたちも増え、忙しくも充実した毎日を送っていた私…。義姉のイヤミな言動にも慣れてきていたが、モヤモヤすることは度々あり、それがストレスだった。
子どもを勝手に連れ出そうとしたり、SNSに画像をアップしようとしたり…。好き勝手な言動を繰り返す義姉に対し、私たちは不満を募らせていた。
“ご祝儀要求”という理不尽
ある時、めずらしく義姉が上きげんな日があった。なんだか妙に声のトーンが高く、「不気味だなあ」と感じていた。すると、その日の夕食時、義姉から突如、報告があった。
「私、結婚することになったから」
正直、義姉からそういった雰囲気は感じていなかったので、その場にいたみんな、驚いた様子だった。その表情を見て、得意げになった義姉は、婚約者のことについて話し始めた。
婚約者は私や夫も知っている地元の人で、年齢は義姉よりもひと回り上。短期間の交際を経て、婚約に至ったようだ。
正直、私は義姉の婚約者の強引な言動に苦手意識があった。だが、イヤミな義姉とは相性がいいのかもしれない…くらいに思っていた。
義両親は交際期間が短いことを心配していたが、義姉は「もう婚約したから!」と耳を貸さなかった。
「とにかく、結婚式も計画してるから。ご祝儀よろしくね」
周りの反応も気にせず、有頂天で話を進める義姉…。今まで散々イヤミを吐かれ、結婚祝いも出産祝いも義姉からもらったことはない。それなのに、自分の時だけは、「お祝いしてね」って…いくらなんでも虫が良すぎないだろうか…。
今までされてきた仕打ちを思い返して、素直に義姉に対して祝福する気持ちになれない自分がいた。
ガマンの限界と静かな決意
食事が終わり、洗い物をしていると、そこに義姉が近づいてきた。彼女は麦茶を飲みながら、
「私たちの結婚式、引き出物とかも豪華にするからさ。その分、ご祝儀も……ね?よろしく〜」
そう言って、飲み終わったグラスをシンクの横に黙って置いて去っていった。
当てつけのような態度に、私の中で何かがプツンと音を立てて切れるのを感じた。義姉に対するガマンは、もうとっくに限界を迎えている…。
今まで、何度も決意してきた、義姉との関係の見直しについて…もう、これ以上なあなあにはできない。そう、私自身の心の声が叫んでいた。
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あとがき:境界線を引く決意
今回のできごとは、義姉に対して抱いていた不満や疑念を改めて決定的なものにしました。
これまで「身内だから」と波風を立てないよう努めてきた遥。しかし、理不尽な要求や一方的な態度には、もはや限界でした。義姉の結婚報告は、本来ならよろこばしいはず…。ですが、彼女の言動がその思いを打ち消したのです。
今後も顔を合わせる機会は避けられませんが、遥は自分と家族を守るため、義姉との関係に、はっきりと境界線を引くことを心に決めるのでした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










