🔴【第1話から読む】微笑ましさ→違和感へ…小1娘の友人が毎日のように家にくる|娘の友達を出禁にした話
たびたび主人公の家に遊びに来ては、やりたい放題の暴走を重ねていく娘の友達・みかんちゃん。うちばかり被害に遭うのは嫌!ということで、娘・ももにみかんちゃんの家に行かない理由を聞いてみると…?
暴走が止まらない娘の友達
たびたびわが家で問題を起こす子・みかんちゃん。できれば家にあげたくないと思っていても、天気が悪かったり、娘が家の中のもので一緒に遊びたいと訴えたりして、完全な出禁にはできずにいました。
そんな中、私が驚いて思わず声を上げたのは、みかんちゃんがリビングに置いてある水槽の中の金魚に手を伸ばしたこと。水槽の中の金魚を、まるで水たまりのメダカでも捕まえるかのように、素手で掴もうとしていたのです。
「みかんちゃん!何してるの!?」
「金魚さん、触ってみたかった」
私が駆け寄り、慌ててみかんちゃんの腕を掴みました。私の心臓は、警鐘を鳴らし始めました。「この子の行動は、今後もエスカレートするかもしれない」「娘に危害を加えるかもしれない」そんな心配が私を支配し始めました。
みかんちゃんの自由奔放さは、もはや「元気」や「無邪気」という言葉では片付けられないもの。私は娘とこの子をずっと一緒に遊ばせるべきなのか、子ども同士の人間関係にまで悩みを抱えるようになりました。
それでも仲良しの娘たち
ももは、これまで一度も友達の家に遊びに行ったことがありませんでした。
「どうして、ももちゃんはみかんちゃんちに行かないの?」
一度、そう聞いてみたのです。するとももはこう言います。
「みかんちゃんのお母さん、いつもお仕事してるから、いないんだって」
それを聞いて、私は胸が締め付けられるような思いがしました。みかんちゃんはママが家にいない状況だから友達の家に行きたい、その事情は理解できます。私の住む地域は学童保育がいっぱいで、通わせていないおうちも一定数あると聞いたことがあるのです。
みかんちゃんにとって、わが家が安心できる場所なのでしょう。しかし、その甘えが、みかんちゃんの自由奔放さを加速させていることも、私は感じていました。「このままではいけない」そう思うと、私はみかんちゃんをただ受け入れることはできません。
そうはいっても、明るくておもしろいみかんちゃんが大好きだと言うももに「みかんちゃんと遊ばないで」とは言えません。金魚の件以降、うるさくするようなら「そろそろ今日はおしまいね」と家から出すようにしていましたが、そのやりとりそのものも、私にとっては大きなストレスになりつつあったのです。
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あとがき:もう出禁?悩む主人公の気持ち
子供にとっての「お友達」を大事にしたい一方、家での傍若無人な振る舞いに困り果てる主人公。子ども同士の関係性にどこまで口を出すか、悩む気持ちに共感するエピソードでした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










