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🔴【第1話から読む】つわりで寝込む妻に「手抜きをするな」優しかった夫が豹変したとき|モラハラから昼逃げした話
ミユとの授かり婚を機にモラハラ夫へと変貌した夫・ユウイチのモラハラは止まりません。ミユが出産し、様々な祝福を受ける中ユウイチの反応は…?
無事出産、おめでたいことのはずなのに
やがて予定日が近づき、私は入院しました。出産は想像を絶する痛みでしたが、必死の思いで娘・ユカを出産することができました。産声を聞いた瞬間、私はこれまでのつらさをすべて忘れ、この小さな命を全力で守り育てていくことを心に誓いました。
私の両親もユウイチの両親も病院に駆けつけてくれ、生まれたばかりのユカを抱いては、涙を流して喜んでくれました。
しかし、夫であるユウイチは、お見舞いがいなくなった私の部屋でたった一言こう言いました。
「これで俺の自由は消えたな、これから20年も子育てなんてごめんだよ」
私は耳を疑いました。命がけで出産した妻へのねぎらいの言葉も、労いの言葉も、感謝の言葉も一切ありません。あるのは、家族という存在をないがしろにする視線だけでした。私は、この時初めて、ユウイチに対する決定的な失望を覚えました。
ワンオペ育児に追い打ちをかける夫の言葉
退院後も、ユウイチが家事や育児を手伝うわけがありませんでした。ユウイチは仕事から帰ると、私が用意した夕食を食べてテレビの前でくつろぐだけ。夜泣きをするユカの世話はもちろん、汚れたオムツの処理、洗濯、掃除、すべての家事・育児は、完全に私のワンオペです。
「マジで静かにさせてくれよ。俺、明日も仕事。それくらい分かるだろ」
それが、ユウイチが私と夜泣きするユカに向ける唯一の言葉でした。私は心身ともに疲弊しきっていましたが、それでもユカの笑顔だけが、私の心の支えでした。
耐え忍んで5年…友人との再会で夫が見せた態度
そんなワンオペに耐え忍ぶこと5年。ユカは幼稚園の年長さんになり、育児もかなり楽になってきました。
その日は学生時代からの友人であるハルナが家にくることになっていました。彼女は遠方に住んでいましたが、結婚のために引っ越して近所にくることになったのです。
「久しぶり、ミユ!素敵なおうちだね」
「そんなそんな…家が散らかってて恥ずかしいよ、わたし専業主婦なのにさ…」
ハルナは明るく声をかけてくれましたが、私は家の中の散らかり具合を恥じ、ユウイチに指摘されることをそのまま口にしてしまいました。ハルナはそんな私の様子を見て、心配そうな顔をします。
「やだ、そんなことないよ!小さい子がいるんだから、少し散らかってても当たり前だよ!それにミユの家はいつもきれいだし」
夕食も一緒に食べようと話していると、ユウイチが帰宅してきました。ユウイチは私の友人の前ではよい夫を演じるのですが、私のことはサゲて発言するんです。
「ハルナさん、せっかく来てくれたのにこんな散らかった家ですみませんね。ミユはダラダラしてばかりで困ったもんですよ」
ユウイチは本当に、心からそれが正しいことだと思い込んでいる様子。ハルナは愛想笑いをしつつも、ユウイチが廊下に出たタイミングで私に目配せをして首をかしげました。まるで「あの人何言ってるの?」とでも言うように―――。
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あとがき:友人すら引くほどの男
夫の言動を見た友人までもドン引きするほどのモラハラ発言。ユウイチは自分の発言がどれだけ妻を傷つけ、周囲を不快にしているのか気づいていないようです。
ミユは5年もの間モラハラに耐えてきたようですが、このままの生活を続けることは心身に悪影響がありそうで心配ですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










