🔴【第1話から読む】不倫夫の謝罪からわずか数日後…→ラブホテル前で「えっ!」|不倫夫をラブホテル前で待ち伏せした話
二度と引き返せないと決意した沙羅は、すぐに親友夫婦に連絡を取りました。夫の裏切りを知った親友の悠介と綾乃は、すぐに現場へ駆けつけてくれました。ラブホテルのエントランス前で、拓真の車の中で待機する沙羅と友人夫婦。彼らがすべきことはただ一つ、決定的な証拠を押さえること―――。
「絶対一人で動かないで」共闘の夜
ラブホテルに入っていったのは、つい3日前に不倫がバレで必死に謝罪していたはずの夫と、その不倫相手に間違いありません。
私は、すぐに学生時代からの親友・綾乃と悠介夫婦に連絡を取りました。事情を簡潔に伝えると、2人は言葉を失いながらも
「すぐに行く。絶対一人で動いちゃだめだからね」
と力強い言葉をくれました。30分後、2人は現場に到着しました。悠介はまずボイスメモのアプリを立ち上げ、状況をすべて録音するよう指示しました。綾乃はそっと私を抱きしめ、冷静さを保つよう促してくれました。
「沙羅がどれだけ傷ついているか、私たちが一番よくわかってる。でも、落ち着こう。冷静に、証拠を揃えることが一番の復讐だから」
本当に友人夫婦の存在が心強かった。彼らがいてくれるおかげで、泣き崩れることなく、最低限の冷静さを保つことができました。
2時間の待機と、ついに開く自動ドアの向こう
ラブホテルのエントランスが見える位置に車を移動させ、待機が始まりました。エントランスを出入りするカップルを見るたびに、心臓は激しく波打ちました。
悠介は持参してくれたカメラを構え、綾乃はボイスメモが起動しているかを確認しています。私は、車の窓から外を見つめ、ただただ二人が出てくる瞬間を待ちました。
(早く姿を見せてほしい。不倫に溺れた汚い姿を―――)
いつの間にか、私の心は悲しみよりも怒り、そして一種の冷たい闘志に満たされていました。拓真と、その不倫相手の女性の人生を、この手で狂わせてやろうという強い思いが、私を支えていました。
待つこと約2時間。ついに、エントランスの自動ドアが開いたのです―――。
🔴【次の話を読む】ラブホ前で夫と不倫女を確保!→捕まった2人を待つ“地獄の尋問”|不倫夫をラブホテル前で待ち伏せした話
あとがき:悲しみは消え、私を満たす冷たい闘志
友人夫婦という強力な「共闘者」を得たことで、沙羅の行動が感情論ではなく、証拠確保のための戦略へと変わっていく様子が描かれます。悠介と綾乃の存在は、沙羅が泣かずに冷静さを保つための大きな支えとなりました。
特に綾乃の「泣いちゃだめ。証拠を揃えることが一番の復讐」という言葉は、沙羅の心に闘志を植え付けます。ラブホテルの前という異様な空間での待機は、後の修羅場への緊張感を高めています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










