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🔴【第1話から読む】急に増えた「飯いらない」→1枚のレシートで【家族の幸せ】が崩れた瞬間|夫とラウンジ嬢の嘘つき不倫
姉と共に現場に突撃し、サトルとラウンジ嬢の密着動画という決定的な証拠を掴むことにした理々子。ウソを重ねて不倫を続ける2人に、ついに制裁がくだります。
ついに決行の日
夜10時を過ぎたころ、ホテルの自動ドアが開きました。そして、サトルと女が、並んで出てきます。女は、私の想像以上に華奢で、若い子でした。サトルは、彼女の腰に手を回し、女はの夫の胸に顔を寄せるように体を密着させています。少なくとも「高級ラウンジの客と品のいい店員」という状況ではありません。
「動画回すよ」
姉の声は低く、鋭いものでした。これから動かぬ証拠を取りにいきます―――。
ラブホ帰りの2人を直撃
ホテルのネオンサインの下、私たちは駐車場の車から降りて2人に声をかけました。
「サトル」
私の声に、2人は飛び上がったわ。サトルは信じられないものを見たという顔で、完全に硬直しています。女は姉が構えるカメラにいち早く気づいたのか、顔がうつらないのうに必死に手で覆っています。
「理々子…どうして…」
サトルは掠れた声で言った。
「どうして?GPSがバグなのか気になって、一応確認しにきたの」
私たちは冷静を装い、録画中のスマホを2人の顔の前に突きつけた。
「この様子を撮らせてもらったわ。少なくとも、ラウンジの客と店員さんがやることではないよね」
女は震えながら、小さな声でサトルに「どうしよう…」と呟いています。サトルは完全に思考停止状態です。そこに姉が畳みかけました。
「あなたはラウンジの店員さんですね。お店はわかってます。サトルの妻はあなたに慰謝料請求をします。もしお断りなさるようなら、お店に対して、こんな行動をしていいのか確認の連絡をさせていただくことになりますよ」
女は顔を上げ、涙目で懇願するように言った。
「お、お願いです。この動画をお店に送ることだけは、やめてください!私は、この仕事しかできないんです…」
彼女は自分の未来よりも、職を失うことを恐れていた。その怯えが、彼女がサトルと「友達」以上の関係だったことの、何よりの証明になりました。
「じゃあ、慰謝料をきっちりお支払くださいね」
私はそう伝えた。この女が、自分のしたことへの代償を払うのは当然です。彼女はサトルの顔を見ることなく、すぐに同意した。
「わ、わかりました…」
私たちは後日、弁護士を通して連絡することを伝えた。姉は彼女の身分証明書の写真を撮り、逃げられない状況を作ります。サトルは、呆然としたまま、私と姉に引きずられるようにして、私たちの車に乗り込みました。家につくまで、夫は情けなく震えていました。
妻の下した冷酷な決断
家に戻ると、夫は泣いて謝罪しました。
「理々子、ごめん。ウソついてごめん…離婚だけはどうか…」
「大丈夫、今は離婚する気はないの。その代わり、あなたの給料はすべて私が管理します。子どもが大きくなるまで、あなたはお小遣い制。あと、あなたは私に慰謝料を払ってちょうだいね」
姉とともに探した弁護士に相談したところ、慰謝料は、相手の女性とサトル、両方から請求できることがわかっていたのです。サトルは苦悶の表情を浮かべましたが、私にお金を渡すことを了承しました。これまで生活費としてのお金以外は自由にさせていたので、まさに地獄に落ちるような気分でしょう。
「私はあなたに頼らず生きられるようになるように自立する。そのあとは、あなたをどうするか、まだ決めていないの」
私はほのかに笑顔を浮かべました。サトルは、涙目で私の話を聞いています。サトルの不倫は、私に経済的な自立という、人生最大の目標を与えてくれたのです。
サトルは今後毎日、私たちの目を恐れ、子どもたちに尽くす、償いの生活を強いられることになります。私は女から得た慰謝料を使って、資格取得の勉強をすることにしました。いざとなったら、サトルをポイッと捨てられるようにね。
夫にとって、今回は社会的・経済的なしっぺ返しを食らったできごとだったことでしょう。私はいつか笑って「不倫夫さんさようなら」と言える日がくるまで、子育てをしながら自立を目指していくつもりです。
🔴【第1話から読む】急に増えた「飯いらない」→1枚のレシートで【家族の幸せ】が崩れた瞬間|夫とラウンジ嬢の嘘つき不倫
あとがき:真の支配者としての再出発
理々子の逆襲は、単なる復讐で終わらず、戦略的な支配へと進化しました。不倫現場での突撃は劇的な展開を迎え、決定的な動画は有利な立場に立たせます。彼女が下した「今は離婚しない」という決断は、感情論ではなく、経済的な自立という目標に基づいた極めて現実的で賢い選択です。
サトルを掌握し、自分の未来のために動くことを決めた理々子。これは、裏切り者への罰であると同時に、彼女自身の人生を再構築するための力強い再出発の宣言にも見えます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










