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「恩知らずな人」SNSで悪口をにおわせるママ友→我慢できずやり返した結果|距離感がおかしいママ友

家族ぐるみでのお付き合いがあるママ友の非常識な行動に悩まされる主婦・れいこ。彼女の悩みを知ってか知らずか、ママ友の行動は止まりません。ママ友の異常な行動はついにSNSにまで。その内容は、れいこをとても傷つけるひどいものでした。『距離感がおかしいママ友』の第3話をごらんください。

🔴【第1話から読む】家族ぐるみで付き合うママ友【朝6時にアポなし訪問】→ヤバすぎる理由に硬直|距離感がおかしいママ友

距離感のおかしいママ友と本格的に距離を撮り始めたれいこ。しかしそんなれいこに対し、ママ友は直接ではなくSNSから嫌がらせを仕掛けてきて…。

SNSにまで執着し始めるママ友

スマホ PIXTA

しかし、あけみさんは私の変化に敏感に気づいたようです。 ある日の夜、何気なくスマホでSNSを眺めていた時のことです。あけみさんのアカウントがタイムラインに流れてきました。そこには、真っ黒な背景に白い文字だけで、こう書かれていました。

「せっかく遊んであげようとしてるのに、居留守とか信じられない。私のこと避けるなんてひどい。裏切られた気分」

心臓がドクンと跳ねました。名前こそ書かれていませんが、間違いなく私のことです。 さらに投稿は続きます。

「引っ越してきて友達いないから構ってあげてたのに。恩知らずな人っているんだなー。こっちは親切心でやってるのに、性格悪すぎ」

画面をスクロールする指が震えました。あけみさんの中では、朝の6時に押し掛けることも、延々とおしゃべりに拘束することも、すべて「親切」であり「遊んであげている」ことになっていたのです。そして、私のささやかな抵抗は「裏切り」と映っているようでした。 胃液が逆流してくるような不快感を覚えながらも、私はこれ以上誤解されたまま陰口を叩かれるのは耐えられないと思い、勇気を出してあけみさんに電話をかけました。

数回のコールの後、あけみさんは明るい声で出ました。

「あ、れいこさん? 久しぶりー! 最近会えないねー?」

SNSの投稿とは裏腹なあまりにも普通なトーンに、私は一瞬言葉に詰まりましたが、勇気を出して尋ねました。

「あ、うん……ごめんね、最近ちょっとバタバタしてて。あのね、あけみさんのSNS見たんだけど……あの投稿、もしかして私のこと?」

しらばっくれられた上に、嫌がらせは止まらない

スマホ PIXTA

私は単刀直入に聞きました。すると、受話器の向こうで少しの間があり、あけみさんは笑いを含んだ声で答えました。

「えー? 何のこと? れいこさん、自意識過剰じゃない? 違うよー。別の友達のこと!」
「……そうなんだ。それならいいんだけど」
「っていうか、れいこさん私のSNS見てくれてるんだー! うれしいなー。やっぱり私たちのこと気にしてくれてるんだね!」

その言葉を聞いた瞬間、私は悟りました。あけみさんは、私に構ってほしいだけなのだと。私が自分の投稿を見て動揺し、連絡をしてきたこと自体を楽しんでいるのです。 「違うけど」と言いながらも、その声色は明らかに私が反応したことを喜んでいました。

私はどっと疲れを感じ、「そっか、勘違いしてごめんね」と言って電話を切りました。 電話を切った後も、モヤモヤとした感情は消えるどころか、より一層濃くなって胸の内に居座りました。彼女にとって私は、暇つぶしの道具であり、自分の承認欲求を満たすためのターゲットでしかないのかもしれません。

それ以来、私はさらに意識して距離を置くことを決意しました。何を言われても反応しない。関わらない。それが一番の防衛策だと思ったのです。

しかし、あけみさんの攻撃は止まりませんでした。 SNSには連日、私への当てつけとしか思えない投稿が並びました。

うっかり反撃してしまった結果…

SNS 暗い 女性 PIXTA

「今日も避けられた。子どもがかわいそう、ママがあんなに性格悪いと、子どもが苦労するよねー」
「旦那さんの役職が上だからって、奥さんまで偉いと勘違いしてる。痛い人だよね」

事実無根の内容が、毎日のように書き込まれます。私の名前は出していませんが、共通の知り合いが見れば誰のことか推測できるような書き方でした。

私は耐えていました。見て見ぬふりをしていました。けれど、ある夜、夫が仕事で疲れ果てて帰宅し「職場で部下のミスがあって大変だった」とこぼしているのを聞いた後、ふと見たSNSにこんな投稿があったのです。

「旦那が無能だと奥さんも苦労するよねー(笑) うちのパパは優秀だから助かるけど」

その瞬間、私の中で張り詰めていた糸が切れました。私のことだけでなく、夫のことまで馬鹿にされたように感じたのです。私は怒りに任せて、つい自分のSNSに書き込んでしまいました。

「いい年して、SNSで当てつけみたいな投稿するのやめてほしい。見ていて恥ずかしいし、迷惑です」

送信ボタンを押した直後、ハッと我に返りました。

(やってしまった……!)

あけみさんの思う壺です。同じ土俵に乗ってしまった自分への嫌悪感と、見られたら厄介なことになるという恐怖が襲ってきました。私は慌てて投稿を削除しました。掲載していた時間はわずか数分だったと思います。

しかし、あけみさんはそれを見逃していませんでした。 すぐに私のスマホが鳴りました。あけみさんからです。 私は深呼吸をして、震える手で通話ボタンを押しました―――。

🔴【続きを読む】SNSでの悪口応酬から【骨肉の争い】→幼稚園前での“直接対決”が怖すぎる|距離感がおかしいママ友

あとがき:あまりにも大人げなさすぎる…

SNSでの悪口だなんて、大人げなさすぎますね。でも直接会えないからこそSNSで、というのは現代ならではなのかもしれません。しかしついに反撃に出たれいこ。波乱の予感がします。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】距離感がおかしいママ友

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