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SNSでの悪口応酬から【骨肉の争い】→幼稚園前での“直接対決”が怖すぎる|距離感がおかしいママ友

家族ぐるみでのお付き合いがあるママ友の非常識な行動に悩まされる主婦、れいこ。彼女の悩みを知ってか知らずか、ママ友の行動は止まりません。ついにぶつかりあったれいことママ友ですが、ここからママ友の嫌がらせがヒートアップしていきます。『距離感がおかしいママ友』の第4話をごらんください。

🔴【第1話から読む】家族ぐるみで付き合うママ友【朝6時にアポなし訪問】→ヤバすぎる理由に硬直|距離感がおかしいママ友

ママ友への抗議をSNSに書いてしまったれいこ。そんなれいこに対し怒りをあらわにするママ友は、とんでもない形で嫌がらせを開始してしまう…。

自分のことは棚にあげて責めてくるママ友

けんか ママ友 PIXTA

「……もしもし」
「ちょっと、あの投稿何なの? 私のこと?」

開口一番、あけみさんの声は怒りに満ちていました。以前の猫なで声とは全く違う、ヒステリックな響きでした。

「……違うよ。一般論を書いただけ」

私は以前あけみさんが使った手口をそのまま返しました。

「嘘つかないでよ! タイミング的に私のことでしょ!? ひどくない? 私がいつ当てつけなんて書いたのよ!」
「あけみさんこそ、私のこと書いてたじゃない」
「はあ? だから違うって言ったでしょ! 被害妄想もいい加減にして!」

話が通じる相手ではないことはわかっていましたが、これほどまでに自分の非を認めず、相手を攻め立てることができる神経に、私は恐怖すら覚えました。

「もういい。話にならないから切るね」

私は一方的に電話を切りました。心臓が早鐘を打ち、手足が冷たくなっていくのがわかりました。

ついに子どもまで巻き込んできて、怒りの限界!

怒る PIXTA

それから数分後、あけみさんのSNSが更新されました。 そこには、私がさっき削除したはずの投稿のスクリーンショットが貼られていました。

「これ、私の悪口だよね? ひどくない? 仲良くしてあげてたのに、裏でこんなこと書くなんてさ。人間性疑っちゃうな~」

あけみさんは、私が削除する前にスクリーンショットを撮っていたのです。そして、自分のこれまでの嫌味な投稿は棚に上げ、私を加害者に仕立て上げて被害者面をしていました。 私はすぐに「画像を削除して」と言おうと電話をかけましたが、繋がりませんでした。メッセージを送ろうとしても送信できません。

すべての連絡先をブロックされていたのです。 私は目の前が真っ暗になりました。あけみさんのフォロワーの中には、幼稚園の他のママさんたちもいるはずです。この画像だけを見れば、私が一方的にあけみさんを攻撃しているように見えるでしょう。 ショックで、その夜は一睡もできませんでした。

しかし、あけみさんの復讐はSNSの中だけでは終わりませんでした。 翌日から、あけみさんの態度は露骨に変わりました。 道でばったり会っても、プイと顔を背けて無視をするのです。 家族ぐるみのお出かけ中に会っても、夫には夫婦であいさつするのに、あけみさんは私のことを見もしません。

夫は「どうかした?」と聞いてくれましたが、私は夫に心配をかけたくないという思いと、説明するのが面倒だという気持ちが入り混じり、「うーん、ちょっと疲れてたのかも」と曖昧に答えるしかありませんでした。

しかし、事態はもっと深刻な方向へ進んでいきました。 ある日、息子が幼稚園から帰ってくると、悲しそうな顔で言いました。

「ママ、今日ね、よしみ(あけみさんの娘)ちゃんに遊ぼうって言ったら『ママが遊んじゃダメって言った』って言われたの」

私は言葉を失いました。大人のもめ事を子どもの世界に持ち込み、あまつさえ自分の娘に私の息子の排斥を命じているなんて。罪のない子供を巻き込むことだけは許せませんでした。

(もう、黙っているわけにはいかない)

他のママ友にまで!もう許さない!

怒る PIXTA

翌日、私は覚悟を決め、あけみさんがいつもいる時間に合わせてお迎えに向かいました。幼稚園の門の前には、数人のママたちが集まっておしゃべりをしていました。その中心に、あけみさんの姿があります。 あけみさんは、私の仲の良いママ友・ともこさんと話しています。私は足音を忍ばせて近づきました。すると、あけみさんはそのときまさに、私の悪口を言っていたのです。

「……だからね、れいこさん、本当にやばいから。ともこさんもブロックした方がいい。裏で何言われてるかわかんないよ」

ともこさんは困ったような顔で

「でも、れいこさんはそんなことするかな…」

と言い淀んでいます。 私は深呼吸をして、2人の会話に割って入りました。

「何がやばいんですか?」

私の声に、あけみさんはビクリと肩を震わせ、振り返りました。私と目が合うと、あからさまに動揺し、顔を引きつらせました。

「あ……れ、れいこさん……」
「こんにちは、あけみさん。私がやばいって、どういうこと? 私が裏で何を言ってるんですか?」

私は逃げ場を与えないよう、真っ直ぐにあけみさんの目を見て問い詰めました。あけみさんは、電話の時の強気な感じを全然感じられないような様子でした。恐らく、自分が間違っているという自覚が、ほんの少しはあるのかもしれません。周囲にいた人は異様な空気を察知して静まり返りました。 あけみさんは視線を泳がせ、

「い、いや、別に……そんなこと言ってないよ?」

と、しどろもどろになりました。 ともこさんが、ホッとしたような表情で私を見ました。彼女もあけみさんの一方的な話に不審を抱いていたのでしょう。私はともこさんと視線を合わせ、それからあけみさんに向き直り、今まで溜め込んでいた言葉をはっきりと告げました。

「朝6時に何度も家に押しかけてきたり、SNSに私の悪口を書き込んだり、勝手にスクショを晒してブロックしたり……本当にひどいことをしているのは、どっちなんでしょうね」―――。

🔴【続きを読む】追い詰められたママ友、果たしてその結末は?

あとがき:やってはいけないことまで手を出したママ友

なんと幼稚園の他のママまで巻き込んでいたあけみさん。しかし他のママは話を信じ切れず困惑しているので、むしろあけみさん自身が不利になりそうな雰囲気です。

そしてついに堂々と反撃に出たれいこ。しっかりと向き合い、問題が解決に向かうと良いのですが。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】距離感がおかしいママ友

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