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DMから手紙へ…執拗な嫌がらせ、犯人は夫の「元カノ」?|「あなたの夫は不倫しています」手紙の真相は

SNSのDMをきっかけに、「夫の不倫」という疑惑に日常が侵食されていく、妻、沙希。見知らぬ匿名者からの執拗な告発は、夫婦間に不信感を生み出します。しかし、疑惑の真相を追ううちに、浮かび上がったのは、最も身近にいたはずのママ友の影でした。嫉妬に狂った友人による巧妙な罠と、その企みを暴くまでの緊迫した心理戦を描きます。『「あなたの夫は不倫しています」手紙の真相は』第2話をごらんください。

PIXTA

夫の「不倫疑惑」に悩む沙希は、ママ友である綾子に相談します。親身に相談にのってくれた綾子。しかし、沙希の心は晴れないままでした。しばらくして、沙希の自宅のポストに、DMと同じ内容の手紙が投函され…。

信頼できるママ友に打ち明け…

ママ友  悩み 相談 PIXTA

「夫が不倫をしているかもしれない」

疑惑は、沙希の平和な日常を徐々に疑いの気持ちで暗くしていきました。

沙希は、一人で抱えることに限界を感じ、同じマンションに住むママ友の綾子に打ち明けることにしました。

綾子は明るくて気さくで、いつも率直な意見を言ってくれる、信頼できる存在でした。そして、沙希にとって、数少ない心の拠り所でもありました。

「和人さんが不倫?信じられない…」

綾子は顔をゆがませながら、真剣に話を聞いてくれました。

「でも、そんなに具体的に言われたら不安になるよね…」

「そうなの…なんで、そんな具体的なことを知っているんだろうって…」

寝不足でクマができている両目をこすりながら、ふかくため息をつく、沙希。そんな、沙希の様子を心配そうに眺めながら、綾子は何かを思いついたかのように声を上げました。

いやがらせは「元カノ」のしわざ?

手紙 PIXTA

「ひょっとしたら、和人さんの元カノじゃない?」

「元カノ…?」

「別れ方がこじれて、いやがらせをしているとか!」

しかし、沙希と和人は10代から付き合って結婚しており、和人に「元カノ」と呼べるような女性はいないはずです。沙希は、その可能性は低いと考えました。

綾子は、「とにかく、和人さんのことを信じてあげなきゃだめだよ」と励ましてくれましたが、沙希の心は晴れませんでした。

しばらくたったある日のこと、沙希は家のポストをのぞいて愕然としました。

白い封筒が入っており、中には、手書きでぶきみなメッセージが書かれていたのです。

「旦那さん浮気してますよ、いいんですか?放っておいて」

そして、DMにあった日付とラブホテルの名前が再び記され、「証拠見たければ連絡ください」と、電話番号が書かれていました。

エスカレートするいやがらせ

夫 怒る PIXTA

沙希はふるえが止まりませんでした。

DMの送り主と同一人物にちがいありません。匿名のアカウントから、物理的な手紙へ…。その執拗さとぶきみさに、沙希の不安は極限に達しました。

和人は帰宅後、手紙を見て激怒しました。

「またか!心当たりがないんだから、証拠なんかあるはずがないだろ!いいよ、目の前で電話してもいい」

しかし、沙希は恐怖心から電話をすることを躊躇(ちゅうちょ)しました。

「警察に相談しよう。こんなに執拗なのは、ただのいやがらせじゃない。何か目的があるはずだわ」

沙希は、和人の潔白を信じたい気持ちと、「何らかの事件に巻き込まれているかもしれない」という恐怖心の間でゆれ動きました。

🔴【続きを読む】警察が警告!「犯人との接触は絶対NG」嫌がらせ被害者が取るべき緊急対策

【全話読む】
「あなたの夫は不倫しています」手紙の真相は

あとがき:DMから手紙へ

告発が、DMから物理的な手紙へとエスカレートし、沙希の不安がピークに達します。

夫の和人は、一貫して潔白を主張し、自ら電話での接触を提案します。しかし、沙希は、不安と恐怖から接触を避け、「警察に相談する」という行動を選択します。

果たして、ママ友・綾子の「元カノ」説は当たっているのでしょうか?この執拗ないやがらせによって、夫婦の信頼関係だけでなく、沙希の精神的安定をおびやかし始めましたね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【1話から読む】夫の不倫を匿名DMが密告!「まさか…」妻をおそう疑惑の闇

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