🔴【第1話から読む】フルタイム勤務の嫁に“内助の功”求める義母、価値観の違いにモヤモヤ|「感謝」を強要する義母
義母は「女の稼ぎは微々たるもの」と砂羽のキャリアを軽視。康太がフォローするも、義母は聞く耳を持ちません。仕事と育児の両立に奔走する日々を「楽な道」と断じられた砂羽は、言い返せない自分に唇を噛みます。
絵にかいたような昭和思考
義母は、絵に描いたような「昭和の専業主婦」です。
義父は現役時代からかなり稼いでおり、今も悠々自適の隠居生活。義母はお金で苦労したことが一度もありません。 それなのに、会えば必ず義父の愚痴をこぼします。
「お父さんったら、私がどれだけ尽くしてきたか分かってないのよね。今の生活があるのは、私が家を守ってきたからなのに」
自分は「感謝されたい」と強く願うくせに、私には「夫に感謝しろ」と強要する。この矛盾に、私はいつもめまいがしそうになります。
義母のいびりは止まらない
ある日の食事会でも、義母の「世間知らず」が炸裂しました。
「砂羽さんはまた忙しくしているの? 康太の出世の邪魔をしてはダメ。女が稼ごうだなんて思わないで、夫の康太に気持ちよく働いてもらうのが、あなたの『仕事』だと思うんだけどねえ」
その時、横で聞いていた康太が少し困った顔でフォローに入りました。
「母さん、砂羽も俺と同じ職種で、責任あるポジションなんだよ。年収だって変わらないし、むしろ砂羽のほうが評価が高い時だってあるんだからさ」
私のしていることは「楽な道」なのか…?
しかし、義母は鼻で笑いました。
「男と女で同じように稼いで行けるわけないのよ。砂羽さんも、あまり康太に甘えちゃダメ。家庭と仕事両方欲しいなんてワガママをかなえてもらってるんだから」
ワガママ……?私は唇を噛み締めました。 仕事と育児の両立がワガママだと思ったことは一秒もありません。朝、眠っているりんの頬を撫でて、後ろ髪を引かれる思いで家を出る。
仕事中は一瞬の隙もなくタスクをこなし、定時になれば周囲に頭を下げて飛び出し、保育園へ。 そんな私の毎日を「ワガママ」と切り捨てる義母に、言い返せない自分にも腹が立ちました。
「……康太さんとは話し合っていますので」
そう答えるのが精一杯でした。でも、この歪んだ「感謝の強要」は、私が2人目の産休に入る直前、最悪の形で爆発することになるのです。
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あとがき:見えない努力を「楽」と呼ばせない
定時退社のために分刻みで仕事を回し、後ろ髪を引かれる思いで保育園へ急ぐ。そんな必死な毎日を「楽」の一言で片付けられる屈辱は計り知れません。義母の無理解は、単なる世代間のギャップ以上に、働く女性が受けてきた「過小評価」の歴史を感じさせます。砂羽が抱いた怒りは、自分の人生を懸命に生きている証拠。彼女の忍耐が、この後の大きな転換点へのエネルギーとなっていく様子に胸が熱くなります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










