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比較され続けて卑屈に→中学時代の友人と決裂した【悲しい経緯】|卑屈すぎる友人がしんどい

中小企業に勤める沙織(さおり)・33歳は、夫と息子の3人家族で幸せな日常を過ごしている。兼業主婦として忙しく働く日々の癒やしは、長年の友人・望(のぞみ)と推し活をすること。学生時代からずっと続くと思っていた友人関係。しかし最近、望の様子がおかしいことに気がつく。望のいびつな気持ちは、不妊によってさらに歪み始め…。『卑屈すぎる友人がしんどい』第3話をごらんください。(このエピソードは望視点で描かれます)

🔴【第1話から読む】口を開けば「いいな」「羨ましい」→中学時代からの推し友に感じた“変化”|卑屈すぎる友人がしんどい

33歳となった現在も、友人関係を続けている沙織と望。夫のDV行為を見た沙織が心配し、電話をかけてきます。その時に望は感情的に、言葉をぶつけてしまったのです。

(このエピソードは望視点で描かれています)

(望視点)親友のせいではないのに…比較されすぎて歪んだ心

視線 女性 PIXTA

「身軽って?子なしで仕事もしてないから、動きやすいってこと?」
「え…そういう意味じゃ…」
「バカにしないでよ、私は私で考えてるんだから放っといて」

心配し電話をかけてくれた沙織に、言うべき言葉ではなかった。彼女に発した台詞が、今になって私に突き刺さっている。

私の名前は望。今までの人生、いつも親友の沙織が明るく照らしてくれた。でも、眩しすぎる太陽は濃い影をも作る。美人で明るく、何でも要領よくこなす沙織。そんな彼女が大好きな反面、いつも比較対象になる立場に苦しんでいた。母は言った。

「あなたも積極的にいかなくちゃ。ほら、沙織ちゃんみたいにさ」

好きだった男子から「沙織の連絡先教えてくれない?」と言われて、心が折れたこともある。

ひとつひとつの言葉は軽くても、重ねられれば身が潰されるほどに重い。それでも結婚するまでは「憧れるような友達がいて幸せだわ」と思うようにして、心を落ち着けることができていた。

そう思えなくなったのは、結婚して専業主婦になり、不妊に悩まされるようになってからだ。

うまくいかない人生

女性 落ち込む PIXTA

夫の勝と出会ったきっかけは、沙織と賢治さんの結婚式。賢治さんより年上で、彼の先輩にあたる勝。「沙織の夫よりも職位が高い人と結婚できる」と思ったとき、ちょっとだけスカッとしてしまった。

私は一度でいいから、沙織に対して優越感を持ってみたかったのだ。しかし、いびつな気持ちのままで結婚生活がうまくいくはずもない。

夫はモラハラ気質だし、義両親からは「早く孫を見せて」と急かされる。しばらくして子どもを授からなかったから、妊活に支障が出ていると仕事もやめさせられてしまい、専業主婦になった。それでも子どもはできないし、勝は自分の検査を受けてくれない。

一方で沙織は子どもがいるし、子育てと仕事の両立もうまくいっている様子。私は無職で、何もかもがうまくいかない。そんな中で、沙織に憧れているだけでは心を保てなくなった。いつしか沙織に対し卑屈なことばかり言うようになった。そんな自分の影には気づいていたけれど、改めることはできなかった。

親友からメッセージが

スマホ PIXTA

「あんなこと言って電話ガチャ切りして、もう、沙織とは会えないな…」

ぼんやりとスマホ画面を眺める。沙織との連絡が途絶えて、もう1か月が経った。毎週のようにやり取りしていたメッセージ画面は更新されなくなり、友人関係の終わりを実感した。

沙織と比べられるのはつらかったけど、沙織のことが嫌いだったわけじゃない。でも、沙織の顔を見るだけで卑屈な気持ちになってしまっていたことも事実だった。

そんなことをぐるぐると考えていると、突然、動かないはずの画面が更新された。たった今、沙織がメッセージを送ってきてくれたのだ。

「え?」

画面を開いていたせいで、すぐに既読がついてしまう。表示されたメッセージを見て、私は驚きを隠せなかった―――。

🔴【続きを読む】「友情を取り戻したい」疎遠になりかけた友を【2人旅】に誘った理由|卑屈すぎる友人がしんどい

あとがき:環境が作った歪な友人への「羨望」

自分を下げ、卑屈な発言を続けていた望の「裏側」…そこには、長年積もり積もった「周りからの評価」というものが深く関連していたようです。

自己肯定感というものは、周りからの言葉かけや愛情によって大きく動きます。彼女にとって不幸だったのは、誰もが彼女の本来の姿を見ていなかったからかもしれません。しかし次回、彼女はかけがえのないものを手にしていたことに気づくのです。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。

🔴【全話読む】卑屈すぎる友人がしんどい

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