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「2人でデートしなさい」娘を奪いに来たお向かいさん。限界の妻を救う、夫の反撃|過干渉なお向かいさん

31歳の専業主婦・聡子。1歳の娘・りんと、夫との3人暮らしです。日あたりの良いアパートでの平和な生活は、向かいに住む自治会長・美代子の過干渉で一変します。善意を盾に育児に口を出し、ついには、入浴中までのぞき込む美代子…。「母親失格」と責められ、娘を強引にうばわれる日々に、聡子の心は限界寸前。ついに立ち上がった夫は…。ゆがんだ正義感で境界線を越える「お向かいさん」とのトラブルを描いた体験談。『過干渉なお向かいさん』第4話をごらんください。

©︎ママリ

🔴【第1話から読む】逃げられない30分の説教。自治会長の「育児論」が、平穏な主婦の日常を壊す

信也は、美代子の行動を「ハラスメント」と言い、正当な反撃を誓う。数日後、家族で出かけようとすると、またも美代子が現れ、娘をあずかると言い出す。逃げ場のない状況で、信也は静かに…しかし、力強く口を開いた。

お向かいさんのしていることは「善意」?

主婦 泣く 夫 PIXTA

「美代子さんも、悪気はないんだろうけどなあ……」

信也はウデを組んで、むずかしい顔をしました。

「孫が遠くに住んでいて、なかなか会えないって言っていたし…。りんを自分の孫みたいに思っているんだろう。自治会長として、町の防犯などで助けてもらっている部分はあるし…」

無下にもできない…。

「分かってる。分かってるんだけど……!」

私は声をつまらせました。

「"悪気がない"のが、一番厄介なの!善意でやっていると思ってるから、何を言っても届かないのよ。でもね、信也くん。私の育児を否定して、りんを泣かせてまで抱きしめるのが、本当に"善意"なの?」

これは立派なハラスメント

真剣 男性 目 PIXTA

私の問いかけに、信也の表情が変わりました。

「いや、それはちがうな。家族のプライバシーを侵害して、母親にストレスを与えるのは、親切なんかじゃない。これはハラスメントだ…」

信也はスマホを取り出し、メモを取り始めました。

「今すぐ、引っ越すのは現実的じゃない。でも、毅然とした態度で"境界線"を引く必要はある。今まで聡子がやさしくことわっていたから、彼女は押せばいけると思ってるんだ。次は俺が言うよ」

「でも、角が立ったら……」

「大丈夫。俺が父親として、冷静に話す。感情的にならずに、事実を突きつけるんだ。聡子はだまってていいから」

それからの数日間、私は美代子さんと会わないよう、最新の注意を払って生活しました。

いよいよ直接対決のとき

駐車場 男性 自宅 PIXTA

日曜日の午前中。家族3人で車で出かけようとした時のことです。

いつものように、エンジンをかけて冷房を効かせていると……ガラガラと音を立て、お向かいの玄関が開きました。

「あらあ、信也さんも一緒?これからお出かけ?」

美代子さんがうれしそうに小走りでやってきます。

「今日は日差しが強いから、りんちゃんはうちに置いていきなさいな。2人でゆっくりデートでもしてきたら?」

いつもの調子です。 ですが、私のトナリにいる信也の空気は、いつもとちがっていました。

信也はりんをチャイルドシートに乗せ終えると、ゆっくりと立ち上がり、美代子さんの目を見て、しずかに口を開きました。

「美代子さん。いつも娘を気にかけてくださって、本当にありがとうございます。でも、一つお伝えしておかなければならないことがあります」

信也の低い、落ち着いたトーンの声…。美代子さんの笑顔が、少しだけこわばりました。

「ええ…?何かしらあ、改まって」

いよいよ、反撃の火ぶたが切って落とされました。

🔴【続きを読む】「警察に相談するレベル」隣人へ夫が突きつけた、衝撃の事実

【全話読む】
過干渉なお向かいさん

あとがき:ゆるがない家族の絆

「悪気はない」とにごさず、妻の苦しみを「ハラスメント」と、明確に定義してくれた、信也。信也のたのもしさが光りますね。

感情的にどなるのではなく、冷静に「境界線」を引こうとする姿は、読者にとっても、非常に心強い展開です。美代子にとっては、今まで「言いなり」だった聡子の横に、強固な壁(夫)が現れた瞬間ですね。ついに迎えた対峙の時。静かなトーンで語られる信也の言葉が、物語のテンションを一気に高めます。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】過干渉なお向かいさん

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