🔴【第1話から読む】新築戸建てを【1年で売却】→中古の賃貸に引っ越した理由|隣人ママ友ともめて引っ越した話
息子同士のトラブルに加え、隣人の母親・真緒ともぎくしゃくした奈々子。挨拶無視やプライバシーの侵害を受けてストレスを抱えます。夫に相談するうちに、涙が溢れました。
「引っ越し」の選択肢を提示した夫
悩みを話すうちに泣いてしまった私に、夫はこう告げた。
夫「引っ越そうか」
奈々子「え?」
夫「この家が安らげないなら、手放してもいいよ。そもそも家族のための家なんだからさ」
あっさりと引っ越しを提案した彼を、逆に私が止めようとしてしまう。
奈々子「でも、もう購入した家だよ?」
夫「売れば多少は返ってくるはず。ここは住宅街だし新築なら高く売れるかもしれないよ」
それに、と彼は付け加えた。
夫「健康はお金じゃ買えないし、ここにいて病んじゃったら元も子もないだろ?」
今度はうれし涙が頬を伝う。もっと早く、夫に相談すればよかった。こんなにも彼は、私を思ってくれていたのだ。
家族とともに選んだ未来
さらに彼と詳細の話を続けた。輪くんとのトラブルがあるなら、思いきって転校を含めた引っ越しを検討してもいいのでは…となる。
後日、圭介に聞いてみた。圭介には「お父さんの仕事の都合上、引っ越すことになった。学校は今のところでも転校でもいいけど、どっちがいい?」と話す。すると、彼は予想と違う回答をした。
圭介「うーん、僕は転校したいかも」
奈々子「学校、変わってもいいの?」
圭介「うん」
てっきり転校したくないと思っていたのに。理由を聞くと、驚く事実を圭介は言った。
圭介「今のクラス、うるさくて困ってる」
何と輪くんの影響で、学級崩壊が始まっているようだ。確かに授業参観では、かなりの人数が立ち歩いていた。参観した授業が工作や体育、発表会だったので「低学年はこんなものなのかな」と思っていたが、もしかしたら気づきにくくさせる学校側の意図も、少なからずあったのかもしれない…。
圭介の言葉で私の決意は固まる。引っ越そう。そう考えた瞬間、灰色に見える家の室内に、光が差し込んだ気がした。
この選択は「逃げ」ではない
さっそく、引っ越しと転校・転園の手続きを開始する。下の子も園が変わることを嫌がらなかったのでよかった。幸先の良いスタートの中、次に住む家を探した。
引っ越し先の町の物件は少なく、しっくりくるものがなかなか見つからない。そしてやっと見つけたのが、現在住んでいる家だ。2階建ての一軒家をリノベーションしたもので、庭もついている。学校や駅からも近いので、条件が1番よかった。夫と笑顔を交わす。
夫「ここでまた始めよう」
奈々子「そうね」
引っ越しの前、偶然会った真緒さんに引っ越しを告げると、勝ち誇ったような顔でこう言い放った。
真緒「先生にチクって引っ掻き回して、逃げるんだね」
意地悪く言った彼女は、冷笑の表情で自宅に消える。閉じられた隣家の玄関扉に向け、私は1人つぶやいた。
奈々子「逃げじゃない、前に進むんだよ」
転校も引っ越しも「逃げ」なんかじゃない。新たな1歩のための手段なのだ。きっと彼女には理解できないだろう。
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あとがき:「逃げ」ではなく「新たな1歩」
夫の一押しもあり、奈々子は引っ越しを検討しました。そんな彼女の最後の一押しとなったのが、息子の「転校したい」という声でした。購入した戸建てを手放すことは勇気がいりますが、家族と心を1つにできたのなら、大丈夫。奈々子が言うとおり「逃げ」ではなく「新たな1歩」となって、家族の大きな前進となるでしょう。次回、引っ越し後の主人公一家の様子と、残された隣人の結末がわかります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。










