🔴【第1話から読む】「妻が帰ってこない」夫の友人から悲痛なSOS、電話越しに彼女が告げた"衝撃の現在地"
有井夫婦の話し合いがうまくいくようにと、悟に助言をした屋久夫婦。しかし、それは逆効果であった。佳子の携帯に、美優からメッセージが届き…。
もうお手上げ状態…
「悟と話したんですけど、やっぱり、私、ムリかもです!」
脈絡もなく、送られてきた一文。
今し方、「けんかしたんだな」という状況を知らせてくれました。「なんとかうまくいってくれ」と願っていた反面、「やっぱりムリだったか」という気持ちもありました。
ただ、一点だけ意外だったのは、私たちにも、その怒りが向く可能性があったのに、それがなかったということです。
「悟さんとちゃんと話した?彼もけっこう参ってたんだよ。謝罪もちゃんとした上で、冷静になって話し合ってみるように、瑠衣人と私から昨日、話したの」
「それは聞きました。佳子さんたちはわるくないです。悟がごめいわくをお掛けしてすみませんって感じなんですけど…。悟に、ウチの家庭の事情を勝手にポロポロ話さないでって怒ったんです」
(自分のことは棚に上げて…)と、口から出かけましたが、ギリギリ抑えました。
「私の伝えたいこと伝わってないし、流してる感じで話してるのが、超ムカついたんです!」
フォローする言葉を考えることもめんどうくさくなってしまった私は、ずっと思っていたことを、一つだけ、問いかけました。
「美優さんはさ…悟さんと一緒にいるとつらそうなのに…どうしてまだ一緒にいるの?」
そこから、彼女のメッセージが変わりました。
顔は見えずとも文面で分かります。あきらかに、きげんがわるく拗ねてしまったような文章でした。
「まあ、まだ一応、新婚なので」
「そうだよね…。夫婦って元々は他人だし、お互いにグチが出るのも仕方ないよね。私でよければ話聞くからさ…。けど、"別居する"とか"離婚する"とか、軽々しく発言するのは良くないと思うんだ。私も聞いていて、気持ちのいいものではないかな」
「悟がちゃんとしてたら、私だってグチらなくてすむのに」
真剣に美優さんの問題を受け止めて、考えて、意見を立てているというのに…。何だか、こちらがバカにされているような気持ちになってしまいました。
私には、もう本当に「どうしようもない」ということを悟りました。
静観することにした
「悟さんのせいにしてばかりだと、何も解決しないと思うよ。悟さんにも限界がくる可能性があることを忘れてない?」
「それならお互い意見の一致ですよ」
「そう本心から思ってるなら、どうしてまだ別れてないのか私には分からない」
しばらく、既読がついたまま返事がありませんでした。
「この離婚問題については、私たち夫婦は、これ以上、干渉しないようにするね。決めるのは2人だから。けど別に、この件ってだけ。それ以外は普通に、今まで通り過ごしたいと思ってるよ。美優さんのいいところもたくさん知ってるから」
「ありがとうございます」
美優さんからは、一言だけ返ってきました。私はこの有井夫婦の問題については、「静観する」という選択をとりました。
その後、美優さんと悟さんとの間で、話し合いが行われたのかはわかりません。ですが、少ししてから、悟さんから瑠衣人に話があったようです。
「俺、美優と離婚しようと思う。らちが明かないから、美優のお父さんにも連絡した」
悟さんの口から、「離婚」という言葉が出たのは、この時、はじめてでした。
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あとがき:手を引くのも一つ
当人が聞く耳を持たなかったり、変化しようという試みが見られなかったりした場合には、「関わらない」というのも一つの選択なのではないでしょうか。
他人の問題で、こちらが疲弊したり、ストレスで限界を感じたりするのであれば、まずは、自分の家庭や心身を優先することも必要ですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










