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🔴【第1話から読む】宝くじで200万円当選→夫「俺の手柄だ!」主張にモヤるワケ→|宝くじ200万円当たって揉めた話
家計で買った宝くじで200万円当選。そのうち150万を家計に入れた祥太は、事あるごとに「俺のおかげ」と連呼。義母に対しても「自分は太っ腹だ」と自慢する様子を見て、汐里はやるせない気持ちでいっぱいになって…。
すぐ150万をちらつかせる夫
翌日から、わが家の雰囲気は奇妙なものに変わりました。祥太の態度は、目に見えて「寛大な功労者」のそれになったのです。
「今日の夕飯、刺身にしない?俺、150万も家計にいれたんだし」
「ののかの新しい靴もさ、ブランドのやつ買えば?ケチケチすることないじゃん、当選金があるんだし」
何をするにも「俺のおかげ」という枕詞がつき、そのたびに、私は「ありがとう」という言葉を強要されているような空気が流れます。
感謝はしています。お金が入ったことは事実だし、生活が潤うのも確かです。けれど、どうしても釈然としない。このモヤモヤの正体は、彼の「後出しジャンケン」のような理屈にありました。
外れている間は家計に負担をさせるだけで、ひとたび当たった途端に「俺個人の実力だ」と看板を掛け替える。そのあまりにも都合の良い変わり身の早さに、私は嫌悪感を抱き始めていました。
私の母にまで当選のアピールをする夫
そんなある日、私の母が遊びに来ました。祥太はここぞとばかりに、ビールを片手に意気揚々と語り始めました。
「お義母さん、聞きました? 宝くじ、俺が当てたんですよ。200万! そのうち150万も家計に回したんです。やっぱり家族が一番ですしね」
「あらあら、祥太さんすごいのね! 200万?汐里~、あなた幸せ者ね、しっかり感謝しなきゃダメよ」
母にまでそう言われ、私は頬を引きつらせて作り笑いを浮かべるしかありませんでした。でも、心の中では黒い感情が渦巻いていました。
(当たっていない間のお金のことは何の感謝もされなかったのに、当たったらこっちが感謝?こんなの、あまりにもフェアじゃない……)
便利になっても、心は満たされない…
祥太はその後、自分の取り分である50万円で、真っ先に最新のゴルフセットをフルパッケージで買いそろえました。
「明日、部長たちと回ってくるわ! 道具がいいとスコアも上がりそうだしさ」
そう言って、ピカピカのバッグを担いで意気揚々と出かけていく彼の後ろ姿を見送りながら、私は一人、新しく届いた冷蔵庫の前に立ち尽くしていました。
高機能な冷蔵庫、静かな洗濯機。家の中は便利になったはずなのに、私の心はどんどん削られ、貧しくなっていく。自分だけが、夫の幸運を素直に喜べない「器の狭い妻」に成り下がってしまったような孤独感に苛まれていました。
お金は確かにある。けれど、夫婦の絆という、目に見えない資産が音を立てて崩れていくのが分かりました。
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あとがき:感謝の強制は、幸福を削る
外れている時は黙って家計を蝕み、当たれば英雄気取り。この「後出しジャンケン」的な卑怯さが、一番の毒になります。母にまで「感謝しなきゃ」と言われてしまう汐里の逃げ場のない息苦しさ。ピカピカの冷蔵庫の前で立ち尽くす彼女の姿は、お金で買える豊かさと、心で感じる豊かさが全く別物であることを静かに、そして残酷に突きつけてきます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










