🔴【第1話から読む】自慢の夫と「匂わせ発言」悪意を孕んだママ友との闘いが始まる
里奈はSNSに義彦とのツーショットを載せ「男友達」と呼び捨てる。さらに、割引を受けながら礼儀を欠く里奈の態度に幸恵は激怒。しかし義彦は「被害妄想」と一蹴し、里奈の健気さを信じ込んで妻を突き放す。
私の夫はママ友の「男友達」?
数日後、里奈さんのSNSを見て私は愕然としました。そこには、義彦の職場の前で、作業着姿の義彦と並んでピースサインをする里奈さんの写真がアップされていたのです。
『今日も幸恵ちゃんのご主人にワガママ聞いてもらっちゃった! 特別に格安でオイル交換完了。持つべきものは、頼れる“男友達”だね♡』
指が震えました。「男友達」? 夫はあなたの友達ではなく、私の夫であり、あなたの担当スタッフのはず。しかも、母から厳しく教わってきた私にとって、信じられないことがもう一つありました。
「ねえ、義彦。里奈さん、今日もお店に来たんだよね? 何か手土産とか……お礼の品、預かってない?」
私の問いに、義彦は着替えていた手を止めて不思議そうに振り返りました。
ママ友が態度を使い分けている…
「え? いや、特には。工賃を割引してるんだから、彼女にそんな余裕ないだろ。別にいいよ、そんなの気にしなくて」
「良くないよ! 安くしてもらったなら、せめて缶コーヒー一本でも差し入れるのがマナーじゃない? 彼女、私の前では『よくしてもらってる』って自慢するのに、やって当然だと思ってるの?」
私の声が少し大きくなります。義彦は「またその話かよ」と言いたげにため息をつきました。
「幸恵、いちいち細かいんだよ。彼女は他のお客さんも紹介してくれるって言ってるんだ。ビジネスチャンスなんだよ。感情的になるなよ」
「感情的にもなるよ! 彼女、私のことが嫌いだから、わざと私をイラつかせるためにあなたを利用してるのよ。それがわからないの?」
「被害妄想だって。彼女、そんなに悪い子じゃないよ。いつも『幸恵ちゃんには感謝してる』って言ってるし」
義彦のその言葉に、目の前が真っ暗になりました。 里奈さんは夫の前では「健気で感謝を忘れないシングルマザー」を演じている。そして私の前では「あなたの夫を自由に操れる女」として振る舞っている。
夫から特別扱いしてくれる、と職場で言いふらすママ友
その翌日、さらに追い打ちをかけるような出来事が起こりました。 同じ園に通う別のママ友から、コソッと声をかけられたのです。
「ねえ、幸恵ちゃん大丈夫? 里奈さんが職場で『幸恵さんのご主人、私のこと特別扱いしてくれるの。やっぱり男の人って、頼られるのが好きなのね』って言いふらしてるみたいだよ……」
胸がバクバクと音を立てました。不快感を超えて、吐き気がしました。 夫を「便利屋」として使い倒し、私のプライドをズタズタにする彼女。そして、それに気づかず「仕事だから」と鼻の下を伸ばしているように見える夫。
「私が……私が妥協すればいいの? 家族のために、この屈辱を耐えなきゃいけないの?」
鏡に映った自分の顔は、ひどく疲れ果てていました。
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あとがき:見えない牙と、見ようとしない夫
外では「特別扱い」を自慢し、夫の前では「健気な弱者」を演じる。里奈の二面性は、まさに女の敵といえる巧妙さです。一番つらいのは、信じたいはずの夫がその毒に気づかず、あろうことか妻を「感情的だ」と責める瞬間。マナーの欠如を指摘する幸恵さんの怒りは正当なものですが、ビジネスという盾を持つ夫には届きません。孤立していく彼女の叫びが、痛いほど伝わってくるエピソードです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










