🔴【第1話から読む】自慢の夫と「匂わせ発言」悪意を孕んだママ友との闘いが始まる
夫のスマホを覗いた幸恵は、里奈との内緒の密会約束を知り絶望する。残業と嘘をつき里奈の家へ向かう義彦を追うと、そこには甘える里奈と拒まない夫の姿が。裏切りを確信した幸恵は、娘を連れて家を飛び出した。
衝動に負けて見てしまった夫のスマホ
それからの数日間、私は疑心暗鬼の沼に沈んでいきました。義彦のスマホが鳴るたびに、通知画面が里奈からのものではないかと過剰に反応してしまいます。
ある夜、義彦が風呂に入っている隙に、どうしても抑えられなくなった衝動に負けて彼のスマホを見てしまいました。 そこには、私の想像を絶するやり取りが並んでいました。
里奈:『義彦さーん、またエンジンから変な音がするの(泣)明日、仕事帰りにお家の方まで見に来てくれたりしないかな?』
義彦:『仕事帰りか……。まあ、近くを通るからいいよ。19時くらいかな』
里奈:『やったぁ! 義彦さん大好き! 幸恵ちゃんには内緒だよ? 焼きもち焼かれちゃうから(笑)』
義彦:『了解。内緒にしとくよ』
夫の不貞疑惑をこの目で確かめたい
「……嘘、でしょ」
視界が歪みました。
「仕事だから」と言いながら、裏では彼女と結託して私を「口うるさい妻」として扱い、隠れ蓑にしていた。 「大好き」なんて言葉を平気で送ってくる女と、それを否定もせず受け流す夫。 私の中の何かが、音を立てて崩れ落ちました。
翌日、義彦が「今日は残業で遅くなる」と言って出かけていく後ろ姿を、私は冷めた目で見送りました。どうせ残業なんて嘘。彼女の家に行くんでしょ。
楓を連れて、私は夫に内緒で彼の後を追いました。情けない、惨めだと思いながらも、真実を確かめずにはいられなかったのです。
ママ友の誘いにのった夫
果たして、夫の車は里奈さんのアパートの駐車場に停まっていました。 暗がりの中、ボンネットを開けて作業する義彦と、その横でぴったりと肩を寄せ合い、甲高い声で笑う里奈さんの姿。
「あはは! 本当、義彦さんって何でもできるんだね。私、義彦さんが夫だったら良かったのになぁ」
「よせよ、里奈さん。……さあ、これで大丈夫だよ。もう遅いから帰るね」
「えー、お茶くらい飲んでいってよ。子もども寝たし、ゆっくりお礼させて?」
里奈さんの手が、義彦の腕に絡みつきます。 義彦は一瞬ためらったように見えましたが、その手を振り払うことはしませんでした。
「……少しだけなら」
その言葉を聞いた瞬間、私は楓を抱きしめたまま、その場を走り去りました。 涙が止まりませんでした。浮気なのか、それともただの親切心なのか、もうどうでもいい。
私を裏切り、彼女の「優越感」に加担した。その事実だけで、十分でした。家に戻り、最低限の荷物をバッグに詰め込みました。 書き置きを残す気力もありません。 私は楓をチャイルドシートに乗せ、深夜の高速を実家へと走らせました。
🔴【続きを読む】誘惑に負けた夫との決別!荷物をまとめて実家に戻る妻に夫は...
あとがき:「内緒」が壊した最後の結界
ついに一線を越えてしまった二人。仕事の延長という言い訳が通用しない「夜の密会」と、妻を煙たがるようなLINEのやり取りは、何よりも深い裏切りです。里奈の勝利宣言のような笑い声が、夜の駐車場に響くシーンは屈辱の極み。しかし、ここで泣き寝入りせず、即座に荷物をまとめて車を走らせた幸恵さんの決断には、母としての強さと、自分を安売りしないプライドが光っています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










