🔴【第1話から読む】シンママが引っ越した先は地獄?「自治会長の妻」から"一棟、挨拶回り"を強要され…
不参加になると、きびしく叱られる自治会に入った、優香。「次の清掃は欠席したい」と考え、なやんでいると、近所の中年女性・山本さんが「協力させて」と申し出てくれました。
自治会長宅を訪問
2か月後…私は、緊張した面持ちで、自治会長宅の前に立っていた。
インターホンを押すと、康代さんが出てきた。
「あら、優香さん」
「こんにちは。会長にも連絡しましたが、次回の清掃活動を欠席するので、あいさつに参りました」
「また休み〜?いいご身分ねえ…。はあ、ちょっと参加したと思ったら…すぐにあなたは…」
また叱りだそうとした彼女は、言葉を止めた。私の背後に立つ、もう一人の人物に気づいたからだ。
「…山本さん?どうして、あなたもここに?」
「少し、折り入って話したいことがありまして」
堂々とした姿勢の山本さん。玄関先で、彼女はきっぱりと言った。
「清掃を欠席した際の、あいさつ回りや物をわたすことを強要するのを、やめてくれませんか」
その迫力に、一瞬、康代さんは怯んだ。
自治会長妻VS婦人会会長
「どうして、あなたに言われなくちゃならないの!」
「私は"婦人会"の会長として、ここに立っています。同じ町内組織のトップとして、意見を言っているんです」
山本さんは、康代さんと同年代の53歳。ずっとこの地元に住んでいて、この町内に嫁いで来た康代さんよりも、土地との付き合いは古い…。
長年、「婦人会」の会長を担っているそうだ。憤慨した康代さんが、彼女に食ってかかる。
「私は会長の妻よ!他の女性たちのために、いろいろおしえてあげているのよ!」
「あなたに強制できる権限はないですよ。物をわたせというのもおかしいですし…。優香さんにいたっては、シングルでうごきづらい立場ですよね。配慮が必要です」
その言葉に、康代さんは反応した。
「そういや…あんたも独り身だったわねえ。シングル同士、べたべたなぐさめ合っているの?くだらない」
人としてどうかと思う発言だ。
最後の切り札を使う時がきた
あ然とした私のよこで、山本さんは冷静に対応した。
「ちなみにもう、自治会長に話は済ませてありますから」
「え?」
今度は、康代さんがあ然とする。実は、もう一人、私はある人物をそばに控えさせていた。
康代さんが、自宅の玄関先で、こうも大きな声で罵倒できるのは、「自治会長」である夫が不在だからだ。でも、実は、事前に山本さんが彼と話をし、この訪問を見守ってもらうことになっていた。
彼は見たはずだ。妻の醜い姿を…。
「お前…こんな風に、近所の人たちに迷惑をかけていたのか」
「あ、あなた…出かけたはずじゃ!」
あわてふためく康代さん。独裁者である「監視の鬼」が、はじめて追い詰められようとしていた。
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あとがき:反撃が始まった
優香は山本さんとともに、康代さんへと挑みました。「婦人会長」である山本さんは、力強く、たよりになりますね。また、彼女と一緒に準備した、「とっておきの反撃材料」=「自治会長」を味方につけました。
これも、優香一人ではできなかったことでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。










