子供部屋は必要?いらない?
みなさんの家には「子供部屋」がありますか?子供がまだ小さい我が家も、将来的には子供部屋を作ってあげたいと考えています。
私の周囲では「小学校、中学校になったときにやっぱり子供部屋が必要だから」という理由で、3LDKの新築マンションを購入した人も何人かいます。その人たちのようにマンションを購入できる金銭的な余裕があれば、もちろんそうしたいのですが、うちの家計は火の車…。
住宅事情の悪い都内の賃貸ぐらしのまま、将来「子供部屋」を作ることができるのかとても不安です。しかし、そもそも子供部屋って絶対に必要なのでしょうか?
「子供部屋は必要」と考える人が81%
自分が子供のころは子供部屋があったから、という理由だけで、子供部屋がほしいと考えていた私。世間一般ではどうなのか、調べてみました。
マイナビニュースの調査によると、「将来、子供部屋が必要だと思いますか?」という質問に対して、81.2%の人が「必要だと思う」と答えています。
特に学校の勉強がはじまる小学校入学のタイミングや、思春期がはじまり受験勉強を意識しだす中学校入学のタイミングで、子供部屋が必要になると考える人が多いようです。
「子供部屋が必要」な理由は?
また、同調査によると、親が「子供部屋が必要」と考える理由は
- 勉強に集中できる空間が必要
- プライバシーが守れる空間が必要
などがあげられています。
確かに中学生や高校生になれば夜はひとりで寝たいでしょうし、自分の部屋があれば、着替えたり大好きな音楽やマンガに没頭できます。やっぱり将来的には子供部屋が必要なのかもしれません。
「子供部屋」って実際に活用されているの?
ただちょっと引っかかっていることが…私自身は小学生の頃から子供部屋を持っていました。けれど、子供時代を振りかえってみると、ほとんど子供部屋ですごしていない記憶があります。
私のきょうだいはみんな勉強も遊びもリビングでしていたし、最近はまさに「リビング学習」がもてはやされています。子供部屋があったとしても、実際には予想していたほど活用しないという可能性も多くあるようにも思います。
子供部屋は「ひとりになれる場所」「荷物を置く場所」
とはいえ、中高生になると「ひとりになれる場所」がほしい時があったり、着替えのための自分の空間がほしかったりと、子供部屋の必要性が増してくるかもしれません。
親にとっても、子供の荷物や勉強道具をひとまとめにしておける場所があるのは助かりますよね。
子供部屋がほしい!でも作れないときは?
やっぱり「自分の部屋」は必要。
とはいえ狭い賃貸ぐらし。少なくとも今は子供に割り振れる部屋はありませんし、将来広い物件に引っ越せるかどうかもわかりません…
ちょっと暗い気持ちになりますが、住宅事情の悪い都会では、同じ悩みをもつ親も多いはず。打開策を探してみました。
部屋の一部を仕切れば「子供のスペース」が作れる
1Kや1LDKの住宅で子供部屋を用意するのが難しい場合でも、工夫を凝らせば「子供部屋」のかわりとなるような「子供のスペース」を作ることができます。
一般的なのは、カーテンやパーテーション、仕切りになる収納家具などで部屋を区切る方法。
本当の子供部屋にはかなわないかもしれませんが、最低限のプライバシーを保て、ひとりだけの空間が作れるので、子供部屋のメリットをカバーできていますよね。
「子供部屋」を作るために試行錯誤…それもいい経験に!
親の世代でのバブルも弾け「貧しい」といわれる私達子育て世代。
都会に住む核家族が、自分の子供時代のようにひとり1部屋の子供部屋を求めるのは贅沢なことなのかもしれません。けれど、子供にとっては「自分のスペースを作るために試行錯誤してみる」というのも、問題解決の能力が身につくよい経験になる場合も。
「こうでなければ!」と焦るよりも、快適にすごすための創意工夫をしてみるのが大切ですよね。私も子供が大きくなったら、子供部屋を作るための家族会議を開いてみようと思います。