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これって違反?年齢は関係あるの?義務化されたチャイルドシートの着用が子供の命を守ります!

チャイルドシート着用が義務化してから17年が経過しますが、日本の普及率は海外に比べ高いとはいえないのが現状です。また6歳になったら違反ではなくなるチャイルドシートの未着用。果たして6歳になったら本当にチャイルドシートを卒業してもよいのでしょうか。チャイルドシートの必要性と、未着用の場合の死亡重傷率などの事例もみていきましょう。

PIXTA

義務化後もチャイルドシートを使用していない?

みなさんもご存知の通り、平成12年4月より、6歳未満の子にチャイルドシートの使用が義務化されました。これによって、表面上はチャイルドシートの使用数は増え、事故による幼児の死亡数も減りました。

しかしチャイルドシート着用が義務化された後もチャイルドシートを使用していない人が多くいるのも現状です。

平成29年4月に警視庁とJAFが共同で行った、6歳未満の子供を乗車させている自動車10,673台を対象にした調査によれば、義務化後17年以上経過しているにもかかわらず、チャイルドシートの着用率は6割程度でした。

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産院を退院する際もチャイルドシートが必要!

新生児 退院  PIXTA

チャイルドシートの使用義務は、新生児から6歳までです。つまり、出産して産院から退院時に自家用車を使用する場合には、チャイルドシートを使用しなければならないのです。

年齢が上がるにつれ使用率低下!

チャイルドシート PIXTA

先程の警視庁とJAFの共同調査によると、1歳児未満ではチャイルドシートの使用率は8割を超えています。それが1歳〜4歳の間では約6割に下がり、5歳になると4割を切ってしまっています。

使用義務が6歳未満とされていることもあって、5歳では「もうすぐ6歳」という気の緩みからか、使用率はグンと低下しているのが現状です。

チャイルドシート未使用者の死亡重傷率は約2倍

乗車中に赤ちゃんが泣いてグズってしまうと、抱っこしてあやしてあげたいと思いチャイルドシートから降ろしてしまったり、すぐ近くだからと思いチャイルドシートを使用せずに走行したりしてしまう場合もあるかもしれません。

しかし事故に遭ってしまった場合、警視庁交通局が平成26年に行った調査によると、チャイルドシートの未使用は、使用者に比べて死亡重傷率が約2倍になってしまうのです。

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その判断、間違っているかも?チャイルドシートについての勘違い

「うちはチャイルドシートをつけているから大丈夫!」と安心するのは、まだ早いのです。

チャイルドシートは正しく使わないと意味がない!

実は、車両への取り付けが不十分な状態であったり、座らせ方が正しくなかったりする場合はチャイルドシートの十分な効果が発揮されません。

実際に子供がチャイルドシートから飛び出し、車外に放り出されてしまう事故も過去に起きているので使用方法にも注意が必要です。

抱っこでは守りきれない

赤ちゃん 車 PIXTA

近場ならしっかり抱っこしていれば大丈夫と油断してしまうこともあるかもしれません。しかし事故に遭ってしまうと大人はもちろん、赤ちゃんにもかなりの衝撃がかかります。

これでは腕で支えきれないので、大切な赤ちゃんを守ることはできないのです。抱っこでは、大切な子供を守りきれないということが分かりますね。

年齢より身長がポイント

チャイルドシートが義務付けられているのは6歳未満ですが、本来は年齢より重視するべきなのは身長です。はじめてのチャイルドシートクイックガイドによると大人用のシートベルトは身長140㎝以上の人を対象に作られています。

つまり、それ以下の身長の場合にはシートベルトが正常に機能しない可能性があるためチャイルドシートを使用する必要性が出てくるのです。

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チャイルドシートで子供をしっかり守る!

赤ちゃん 車 PIXTA

日本のチャイルドシートへの意識は、義務化17年を経過している現在も決して高いとは言えないのが現状です。海外ではチャイルドシートを使用しないのは虐待だと見なされることもあるそうです。

大切な子供の命を守るためにも、近場でも面倒がらずにしっかりとチャイルドシートに座らせてあげてください。

またせっかくの機能が発揮されなくては意味がないので、正しく取り付けられているか、緩んでいる箇所はないかなど、もう一度確かめることも必要です。

違反ではなくなるからといって6歳になったらチャイルドシートの使用を止めるのではなく、身長が140㎝未満の場合にはジュニアシートなど、シートベルトが正しく機能するように、成長に合わせたチャイルドシートを選びましょう。

事故が起こってから後悔しても遅い、ということをしっかり意識していたいですね。

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