チャイルドシートについて
日本では2000年4月より、6歳未満の子供が車に乗車する際はチャイルドシートを使用する事が義務づけられました。今では様々な会社から色々な種類のチャイルドシートが販売されています。
今や常識となったチャイルドシート。その必要性と種類についてみていきましょう。
チャイルドシートはなぜ必要なの?
では、そもそもチャイルドシートは、なぜ必要なのでしょうか。チャイルドシートを着用せずに車に乗車した場合、誰かが子供を抱っこする事になると思います。
しかし、抱っこでは、万が一事故が起きた場合、とても大きな衝撃がかかる事になり、抱っこする側の腕だけではその衝撃から子供を守る事が出来ません。
また、衝撃の大きさによっては、窓ガラスを突き破り子供が外に放り出される危険性も考えられます。
死亡重傷率が高いチャイルドシートの誤使用
警視庁によると、下記のような事実が判明しています。
チャイルドシートの誤使用率は54.5%
チャイルドシートの誤って使用する頻度は半数以上に達し、2015年の警察庁・日本自動車連盟(JAF)の「チャイルドシート使用状況全国調査」によると、チャイルドシートの取り付け時の誤使用率は54.5%にのぼります。
実際に使用していても、腰ベルトの締め付け不足など、誤った取り付け方をしている人も多いのが現状です。
誤使用の場合の死亡重傷率は約6倍
警視庁交通局「平成26年中の交通事故の発生状況」によると、チャイルドシートをせっかく使用していても、正しく使用出来ていない事で、正しく使用している場合より約6倍も危険になるというデータです。
上記でも触れたように、チャイルドシートの誤使用率が半数以上と高いことから、身近な問題として捉え今一度使用方法などを確認する必要がありますね。
チャイルドシートの選び方と注意点
チャイルドシートには、たくさんの種類がありますが、どのような基準で選べばいいのでしょうか。
①チャイルドシートの適応車種を確認しましょう
自動車にはたくさんの種類があります。座席の間隔、空間の広さ、金具の取り付け位置など、車種によって微妙ではありますが変わってきます。
チャイルドシートを購入した後で「取り付けられなかった!」という事にならないためにも、選ぶ前に必ずメーカー製品の適合表を確認しておきましょう。
②チャイルドシートは、発達に合わせて選びましょう
チャイルドシートには、子供の成長に応じて考えられたそれぞれのタイプがあります。子どもの身長・体重に応じて乳児用、幼児用、学童用に分かれます。
子供の体重、発達段階応じたチャイルドシートをきちんと選ぶ事が大切です。
③安全基準を満たしているか確認しましょう
国土交通省の安全基準をクリアしたチャイルドシートには、「型式指定・型式認定マーク」が付いています
2012年に全て新基準に移行しており、現在店頭に並ぶ新製品のチャイルドシートには下記のリンクにある「新基準マーク」が適用されています。
チャイルドシートの種類
ここからは実際に具体的なチャイルドシートの種類をみていきましょう。
乳児用
- 体重の目安:13kg未満
- 身長の目安:70cm以下
- 年齢の目安:新生児~1歳くらい
生まれたばかりの赤ちゃんの場合、大人とは異なり体が未発達。そんな乳児に適したチャイルドがこのタイプです。
45度に傾いたイス型が標準で、進行方向に対して後ろ向きに寝かせます。シートが平らになったベッド型タイプのチャイルドシートもあります。
幼児用
- 体重の目安:9~18kg以下
- 身長の目安:65cm~100cm
- 年齢の目安:1歳~4歳くらい
子供が自分で座れるようになったら、幼児用に切り替えます。乳児用と違い、前向きに座らせるのが基本です。
自動車のシートベルトを用いて固定するタイプのチャイルドシートがよく売られていますが、最近ではISO-FIXチャイルドシートという、車のシートベルトを使わず直接座席に装着するタイプも販売されています。こちらの方がチャイルドシートを設置するのが簡単だと言われています。
学童用(ジュニアシート)
チャイルドシートの着用義務は6歳未満、かつ学童ともなれば子供の体格によっては大人用のシートにも座れますが、6歳を過ぎても大人の体格とは違うため、学童用のチャイルドシートを着用させるようにしましょう。
既存の大人用シートベルトが正しい位置で使えるのが安心です。
各年令兼用タイプ
これまで見てきたように、チャイルドシートを選ぶ際には、子供の発達状況を考える必要がありますが、子供の成長はあっという間、新しくその都度買い直していたら、もったいない…そう思うこともありますよね。
このタイプは、乳幼児期から10年近く使えるタイプで、経済的にも優しいチャイルドシートのタイプです。また、メーカーによっては乳幼児兼用タイプ、もしくは幼児学童兼用タイプがあります。兄弟の有無も踏まえながら、家族に合ったチャイルドシートを検討してみましょう。
チャイルドシートの人気商品5選☆
たくさんの種類が店頭にならぶチャイルドシート。実際に人気があるのはどのようなものなのでしょうか。
①コンビホワイトレーベル クルムーヴ スマート ISOFIX エッグショック JJ-800
コンビが出しているこちらの商品は、初めて車に乗る赤ちゃんを守るために考え抜かれたベッド型のチャイルドシートです。新生児が感じたことのない、衝撃や騒音を遮断できる工夫をしています。
衝撃を最大限に吸収できるエッグクッションを使用して、赤ちゃんの大切な頭と体を守ってくれます。また汗っかきの赤ちゃんを考え、瞬時に汗を吸収してくれる1秒タオルをシートに採用し、いつでも洗濯機で丸洗いすることが可能です。
安全面が確保できているうえに、生まれたての赤ちゃんから4歳まで使用できると考えたら、納得のお値段ではないでしょうか。
②ブライタックス ベビーセーフプレミアムSHR2
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こちらも新生児から使用できるドイツ製の有名メーカーのチャイルドシート。安全を最優先に考えていて世界のベビーシートのお手本となっている人気のチャイルドシートです。人気の理由の1つにチャイルドシート以外に、ベビーキャリーやベビーラックとして使えるという点があります。
眠っているままの赤ちゃんを起こさず移動できるのが魅力的で、成長に合わせて調整が可能です。その他にも独自開発のパッドで赤ちゃんを衝撃から守る、安全面でも優秀なチャイルドシートです。
③アップリカ フラディアグロウ
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通気性に優れていてプロテクトゲルを使用しているので、衝撃力を50%カットしてくれます。日差しからしっかりと赤ちゃんを守り角度を調節できるフレックスシェードを備えています。
片手でシートを回転することができる片手ワンタッチ回転シートも魅力的です。大きそうに見えますが、シートは広いままでボディはコンパクトになっています。シートベルトの固定も台座の前部分を通るので、みえることにより取り付けも簡単にできます。新生児~4歳頃まで使用できます。
④エールベベ クルットNT2 プラウド
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こちらは新基準適合品(ヨーロッパ安全基準)をクリアしているチャイルドシートです。赤ちゃんを車から乗せて降ろしての作業がスムーズにでき、片手でも操作できるレバーがついているのが魅力的な商品です。解除レバーを押しながら、360°動かすことができます。
車内でも気になる紫外線。このすやすやサンシェードがあれば、赤ちゃんから紫外線を守ることができます。取り外し・取り付けが面倒なカバーも肩ベルトを外さないカバーなので、汚れたらすぐに洗える便利なカバーとなってます。
頭部にはヘッドサポートが装備されています。新生児~4歳頃まで使用できます。
⑤マキシコシ トビ
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オランダ製のこのチャイルドシートは、上から下まで巻きつけるように固定する独特な方法でシートベルトで固定できるようになっています。子供をおろす際に、固定しているハーネスが自動的に戻るので乗りおろしがとても楽です。
肩ベルトも簡単に変更できる調整機能がついているので成長に合わせて変更が可能です。側面からの衝撃を守る構造になっているので安全面も優秀です。
車のチャイルドシートは、やはり安全性が一番☆
いかでしたか?車でお出かけする時には必須、人気のチャイルドシートを子供の月齢別タイプ別に紹介してきましたが、共通していることはまずは安全性です。
またそれ以外にも通気性が良い、デザイン性、長く使える、色々なタイプとして使えるなどそれぞれの特徴があります。ドライバーであるパパの意見も聞いてみると良いですね!家庭に合ったチャイルドシートを購入してくださいね!
お休みの日はチャイルドシートにお子様を乗せて家族でドライブを楽しみましょう!