里帰り出産の期間について
里帰り出産をすると決めたら、どれくらいの期間実家や義実家に里帰りをするかを悩む方もいるでしょう。出産前のいつから里帰りをするのか、または出産後いつ帰るのかによっても実家への滞在期間は異なりますよね。
一般的に経産婦よりも初産婦の方が里帰りをすることが多く、里帰り出産をする人の約半数以上が産後1ヶ月程度で里帰り先から自宅に戻っています。さらに、産後2ヶ月~産後3ヶ月でほとんどの方が里帰りを終えて自宅で新たな生活をスタートさせています。
妊娠・出産・子育てアプリの「ママリ」には里帰り出産の期間について以下のような声が上がっていました。産後1ヶ月程度の里帰りと産後2ヶ月~産後3ヶ月まで里帰りした方の2パターンの体験談を見てみましょう。里帰り出産を検討している方は、これからどのような予定を立てるかぜひ参考にしてくださいね。
産後1ヶ月程度里帰りした
周りは慣れるまではもう少し実家にいたら?…とも言われたのですが、結局は実家にお世話になっている状態で赤ちゃんのお世話に慣れても、ひとりでいろいろ出来る事に慣れないといけないんですよね(´`:)
産後すぐの時期は、体が思うように動かず誰かのサポートが必要な場面もあるでしょう。自分の母親にサポートをお願いするため、里帰りを選択する方もいるかと思います。
自宅に戻るタイミングは、赤ちゃんの生後1ヶ月健診と、自分自身の産後1ヶ月検診を終えた後が一つの目安のようですね。産後1ヶ月は実家で親にサポートしてもらいながら生活をしていたという方は多く、自分の体の回復を優先に考えて、徐々に赤ちゃんのお世話や家事まで行うことができればよいですね。
しかし里帰りをすることで、夫が赤ちゃんと接する時間があまり取れないため、日々成長する姿を見ることができないという心配も。里帰り先があまりにも遠方でなければ、ときどき夫に来てもらって赤ちゃんのお世話などに慣れてもらうのもよいかもしれません。
産後2ヶ月~産後3ヶ月くらいまで里帰りした
10月生まれなので、旦那の年末年始休みに合わせて自宅に帰りました。
実家にいすぎかな?とも思いましたが、今思うと精神的に参った時期に実家にいられたし、自宅に戻ってからも旦那が1週間いたので、その間にワンオペへの気持ちの準備ができたのでよかったです(^_^)
妊娠の経過や体調にもよりますが、産前も早めに里帰りをすることがあります。また、産後は心身共に変化が起こりやすい時期のため、産後2ヶ月~産後3ヶ月くらいまで実家に滞在するケースもあるようです。
出産後は赤ちゃんのお世話や自分自身の体調など不安になることが多いですが、子育て経験者の母親が身近でサポートしてくれる点は心強いでしょう。
- 厚生労働省「妊産婦の情報収集・産後サポート・お金事情について」(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000502226.pdf,2019年7月22日最終閲覧)
- 浜松市子育て情報サイトぴっぴ「パパママインタビュー」(https://www.hamamatsu-pippi.net/shiritai/ichioshi/interview/docs/2018090600176/,2019年7月22日最終閲覧)
里帰り出産は夫婦げんかの元になる?
里帰り出産をする場合は、妊娠の経過に問題がなければ妊娠9ヶ月頃に帰省することになるかと思います。産後は、家族に育児や家事のフォローをしてもらえるため、比較的ゆっくりと休む時間が取れるというメリットがあります。
しかし、出産直後に夫がいないと同じタイミングで育児のスタートが切れなかったり、離れて生活をしているとお互いのことが見えずささいなことでけんかに発展してしまったりすることも。
妊娠がわかって里帰り出産をすると決めた場合は、妊娠中期頃までには里帰り先で受診をする病院や里帰り中の生活のことを話し合って決めておきましょう。さらに、里帰りから自宅に帰った際、夫婦で家事や育児を分担できるように、出産前からある程度家事の分担をしておくのもよいかもしれませんね。
普段から顔色を伺って生活をしていたのもあってか、離れてから、大爆発してしまいました。(;▽;)
喧嘩はしたくないはずなのに
我慢が出来なくて、
全て吐き出してから、後悔してます。
まあ私が一方的に怒ってるので旦那はいきなりなんだこいつって感じだとは思いますが、、
仕事が忙しいのか面倒くさいなと思われてるのか今既読無視されてて余計イライラしてます(ー ー;)
里帰りしてると心細いし仲良くしてたいですよね。
私もはやく解決して仲直りしたいです( ; ; )
出産前後は心身ともに変化する時期のため、精神的に余裕がなくなってしまうこともあるでしょう。しかし、大切なパートナーとの関係がギクシャクしてしまうのはつらいものです。里帰り期間やその間の生活のことについて事前にしっかり話し合えたらよいですね。
- 広島医師会「里帰りのメリット・デメリット」(http://www.hiroshima.med.or.jp/kodomo/gynecology/012497.html,2019年7月26日最終閲覧)
- 冬城産婦人科医院「里帰り出産(帰省分娩)に対する考え」(https://www.fuyukilc.or.jp/column/里帰り出産(帰省分娩)に対する考え/,2019年7月26日最終閲覧)
- はしもと産婦人科医院「里帰り分娩・立ち合い分娩」(https://hashimoto-lc.jp/birth.html,2019年7月26日最終閲覧)
里帰り出産のメリット・デメリット
…中略…
子供の個性にも左右されるかもしれませんが、新生児の頃は常に泣いたりおっぱいだったりオムツだったりで子供が寝てる隙になんとか自分も休むという感じだったので、洗濯やら料理やらをやってもらえてすごく助かりました!
…中略…
…中略…
一日中赤ちゃんと2人きりって、かなりストレスがたまります。少しの時間でも、誰かと話しが出来るだけで、かなり気持ちは楽になりますよ。
頼れる人がいるなら、頼った方が私はいいと思います。
里帰り出産のメリットといえば、やはり家事をしてもらえたり、精神的な支えになってもらえたりすることですよね。初めての出産で体調が万全ではない中、どうしても赤ちゃんが泣き止まず家事もできないときに、手伝ってくれる子育て経験者が近くにいることはとても心強いことでしょう。
対して里帰り出産の期間が長引いた方の場合、「赤ちゃんが新しい環境(自宅)に戸惑う」というデメリットを感じたようです。
赤ちゃんは4ヶ月も経てば少しずつ色々分かってきます。
そのときに県外からいきなり環境が変わるので体調や泣きが大変だそうで後悔してるみたいです。
子供もストレスなのか自宅へ戻ってきてからしょっちゅう体調を崩したりするそうです。
…中略…
皆さん1ヶ月ほとで自宅へ帰っているのでそうした方がいいかなと私は思います。
里帰り出産をすると、赤ちゃんにとって「ママの実家」が家になりますよね。赤ちゃんにとっての家が変わることで、精神面だけでなく体調面にも影響を及ぼす可能性もあるので、いつからいつまで里帰り出産をするか決めておくのがおすすめです。
里帰り出産に必要な準備とは
里帰り出産をするなら平均的な期間を知っておくとともに、必要な準備を済ませておくこともとても大切です。出産の段階になり「忘れてた」ということがないよう、しっかりと必要な準備を確認しておきましょう。
受け入れ先の病院での分娩予約
まずは受け入れ先の病院を見つけて、分娩予約をしておくことは絶対に忘れてはいけませんよね。
人気のある病院はすぐに予約で埋まってしまうことがありますし、病院によっては里帰り出産を受け付けていないケースも。受け入れ前に受診が必要な病院もあるので、希望の病院を予約するためには、里帰り出産の期間を決めたら早めに行動をしてください。
中には出産予定日がわかると同時に予約をする方もいるので、出遅れないように探しましょう。
転院先の紹介状を書いてもらう
里帰り出産の受け入れ先病院が見つかったら、最初に診てもらった病院から、転院先への紹介状を書いてもらわなければなりません。病院によっては頼んだその日に紹介状を受け取れないこともあります。こちらも早めの準備が大切ですよ。
また、受け入れ先の病院の中には、紹介状だけでなく検査結果も提出を求めることがあります。その場はさらに発行に時間がかかる可能性が高くなるので、念のため、必要書類を受け入れ先病院に確認しておくと安心です。
早い段階から持ち物を整理しておく
里帰り出産の期間直前になってあわてないように、早い段階から持ち物を準備しておくことも忘れないでくださいね。里帰り出産に必要な持ち物を見てみましょう。
【ママ用】
- 紹介状
- 母子手帳
- 健康保険証
- 印鑑
- マタニティ服
- 授乳服
- 入院中用の衣服
- 下着
- 授乳ブラ
- 産褥ショーツ
- 産褥ナプキン
- 母乳パッド
- アメニティーグッズ
- 化粧品
【赤ちゃん用】
- 衣服
- バス
- 布団
- 粉ミルク
- おむつ
里帰り出産する期間は夫婦で相談を
先輩ママの体験談を見ると里帰り出産の平均的な期間は1ヶ月程度ですが、長い方は産後2~3ヶ月経ってから自宅に戻るようです。里帰り出産が長引くと、自宅に戻った後に赤ちゃんがストレスを感じることもあるので、長くても3ヶ月までにしておくと良いでしょう。
パパとの意見の食い違いを防ぐためにも、いつからいつまで里帰り出産をするかよく話し合い、細かな条件を決めておくことも大切ですよ。
受け入れ先の病院探しや必要な持ち物などを用意しながら、里帰り出産の期間に向けて早めに準備を進めていきましょう。