上の子に言われた「おねえちゃんになりたくなかった…」
皆さん、日々子育てや家事お疲れ様です。今回は子供を育てる中で悩むことの一つ、2人目が生まれたときの上の子のケアについてお話します。
2人目を妊娠して、元気に生まれてくれてホッとするのもつかの間。上の子が赤ちゃん返りをし、ケアがうまくいかないなんてことはありませんか?
今までママを独り占めしていたけれど、下の子ができることでさみしくなってしまい、とても複雑な心境なのかもしれません。
筆者も上の子のケアに悩んだ1人です。さみしい思いをさせないようにと思っていても、やっぱりどこかでそんな気持ちにさせていたんです。
- ママはいつも○○ちゃんばっかり!
- おねえちゃんになりたくなかった
2人目が生まれてからこんなことを言われました。言わせてしまったと思い、一緒にいっぱいいっぱい泣きました。そんなつらい気持ちにさせてしまったのはまぎれもなく母である筆者です。
だからこそ、徹底的に上の子のケアへ努めることにしました。
おにいちゃん(おねえちゃん)の気持ちを理解するところから
まずは上の子がどんな心境なのか理解することに努めました。
- 私だけのママなのに
- ママはいつも赤ちゃんばっかり!
- 好きでおにいちゃん(おねえちゃん)になったわけじゃない
- ママともっと遊びたい
- 赤ちゃんなんか嫌い
たぶんこんなことを日々思っていたのではないかな、と思います。
まずは2人目がいなかったときにしていた行動を思い出し、実践してみようと思いました。
上の子だけのときのママにもどる
2人目が生まれる前は上の子だけを見ていたはず。何をやるにも自分のことは後で子供のことを優先し、悲しいときはたくさん抱きしめてあげていました。2人の時間が毎日あったな、と思います。
なにごとも上の子優先
「ママ~これやって~!」という上の子の問いかけに対し、同時に2人目が泣いていたら上の子に「待って~」というのをやめてみました。上の子の要望を先に聞いてから、2人目のお世話をするように。
2人目に対して「待っててね~」と呼びかけると、上の子は拍子抜けしたように「○○ちゃん泣いてるよ?」と心配してくれるようになりました。
2人目のお世話の前に上の子にひとこと断る
自分の存在を大事にされていると思ってもらえるように、おっぱいをあげる、おむつをかえるなどいろいろな場面で「○○ちゃんおなかがすいちゃったみたいだからおっぱいあげるね」とひとこと上の子に断りを入れてみました。
「おにいちゃん(おねえちゃん)なんだから」はNG
下の子がきたばかりの頃、きっと上の子は自分なりに一生懸命お兄ちゃん(おねえちゃん)なんだと理解し始めようとしているところ。
そのため、「おにちゃん(おねえちゃん)なんだから~」なんて言い方は避けた方が良いかもしれません。ほめてあげるときだけ「おにいちゃん(おねえちゃん)になったね」を使うように心掛けました。
上の子と一緒に下の子を育てる
布団をかける、泣いたらトントンしてあげるなど上の子にもできそうなことをお手伝いとしてでなく、一緒にママとやろうと誘って実践しました。
気分が乗らない日ももちろんありますが、それもあってよいんです。無理のないママ業を上の子がしてくれました。
必要以上のスキンシップ
嫌がられるほどにスキンシップが必要です。たくさんたくさん抱きしめてあげればそれだけで、子供はママの気持ちを理解してくれるのではないでしょうか。
大好きな人に抱きしめられただけで、安心できるというのは大人でもありますよね。それは子供も一緒。大好きなママに抱きしめてもらえるだけで、安心して過ごすことができるのです。たくさんたくさん抱きしめてあげてください。
上の子と2人の時間
下の子が寝ているとその間にあれもしておこう!これもしておこう!と家事などしていたのをやめ、下の子が寝てる間は上の子と2人きりの時間に。いろいろなお話をしてくれて、たわいもない遊びだけどしっかり1対1で向き合う時間を大切にしました。
ときには下の子を親に預けて上の子と短時間のお出かけをすることも。
「あなたは大切だよ」を伝える
上の子に、あなたはとても大切な存在ということを分かってもらえるだけでよいのです。頭では分かっていても、赤ちゃんのお世話に追われていると上の子がさみしい思いをしているということになかなか気づけないことも。
2人目の意思がはっきりして、お話ができるようになってくるとまた違いますが、2人目を家族の一員と上の子が認めるまでそう時間はかかりません。これから2人目が生まれる方、上の子が赤ちゃん返りをしている方、たくさん大好きを伝えてあげてくださいね。