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監修:渡邉征雄

【医療監修】妊娠4ヶ月目の妊婦と胎児の様子。健診を待たずに受診すべき症状と生活での注意点

取材先提供

赤ちゃんの大きさは約6~7cm。心臓、肝臓、胃、消化器官などがほぼ完成。皮下脂肪がつきふっくらして、より人間らしい顔つきになります。

胎盤の厚みが増し、羊水の量も増え、子宮内での活動が活発に。おなかのなかで、手で頭や顔をかくすような仕草も見られるようになります。

13週目

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赤ちゃんは約7~8cmに成長。超音波検査では、脳みそが透けて見えることも。へその緒にあった腸は下腹部に収まり、小腸の周囲を大腸が囲い始め、正しい配置へと動き始めます。

内臓はほぼ完成し、肝臓、ひ臓、腎臓が機能し始めます。親指をなめる、握りこぶしを作るなど、複雑な動作もできるように。成長のスピードが一気に上がる時期です。

14週目

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赤ちゃんの大きさは約8~9cm、体重は25~60g程度に成長します。胎盤のもととなる絨毛も確認でき、へその緒から酸素や栄養を安定して赤ちゃんに送れるようになるため流産の確率が下がります。

気管、咽頭、声帯ができ始め、神経回路の形成が進むなど、さらなる発達段階に入ります。

15週目

15週 PIXTA

赤ちゃんの大きさは約10~13cm、体重は40~100g程度です。手足が伸びる、指紋や爪が作られる、皮膚が半透明になる、内臓の機能が整うなど、体の成長が目覚しい時期。

前立腺が発達し性器がはっきりしてくるため、超音波検査で赤ちゃんの性別が判明することもあります。

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妊娠4ヶ月目の妊婦健診

エコー PIXTA

妊娠4ヶ月の妊婦健診は4週間に1回。尿検査と体重測定、血圧検査、超音波検査、血液検査、浮腫検査、子宮底長測定、腹囲検査が主な検査項目です。

12週までの超音波検査は、棒状のものを腟に入れて検査する腟プローブ法。それ以降は、おなかの外からプローブをあてる経腹法に変わります。

12週以降は頭殿長の個人差が大きくなるため、頭の横幅(BPD)で赤ちゃんの成長を確認し、出産予定日を修正します。

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記事の監修

稲毛とらのこ産婦人科 院長

渡邉征雄

平成13年日本大学医学部卒業後、日本大学板橋病院産婦人科で勤務。平成20年日本大学大学院を卒業。都立広尾病院産婦人科医長、都立墨東病院産婦人科医長を経て、平成28年6月より稲毛とらのこ産婦人科院長に就任。
日本産婦人科学会 専門医、日本周産期新生児医学会 母胎・胎児専門医、がん治療認定医、新生児蘇生インストラクター、医学博士。

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