興味本位でキャラ弁の本を見ながら作ってみたら、思ったよりも簡単にできて、その達成感にハマってしまったと言うのです。
キャラ弁なら子供にも喜ばれるし♪なんて思っていたけど…最初は子供の反応も「コレなぁに?」くらいに薄くてガッカリしたそう。
でもめげずに毎日作っていると、このキャラクターなら喜ぶんだな、とか子供の好みが前よりもわかってきたり、食べられなかった野菜をこんな風に工夫すると食べるようになった、と発見が増えてきて
キャラ弁は子供とのコミュニケーションの1つになっていったそうです。
見た目重視のキャラ弁?一番見た目を気にしていたのは誰?
そのママの話を聞いていると、子供の顔を思い浮かべながら次はどうしようかな、どうしたら喜ぶかな、と試行錯誤して作っているお弁当について、
「見た目ばかり気にして!自己満だ、不衛生だ」なんて思っていた自分がとっても恥ずかしくなりました。
私だって、子供がキャラ弁じゃなくて嫌な思いをするかな、とハラハラしていたのに。
誰よりも見た目を気にしていたのは他でもない私だったことに気が付きました。
「自己満」は悪いことじゃない
お弁当に限らず、子供を育てることは他の誰でもないママ達が納得して選択していくことの連続。
キャラ弁を作るママにはそのママの考えがあり、作らないママにはそのママなりの考えがあります。それってどっちも「自己満」の世界であることに変わりありません。
どちらが正解、なんて他の誰かが決めることでも干渉することでもないのです。
料理が苦手だったママがキャラ弁をきっかけに料理に興味を持った、子供の好き嫌いが減った、それだけでも素敵じゃないですか!
後日…あっさりキャラ弁反対派から離脱した私
その後、私も週に1回…簡単なキャラ弁を作ってみることにしました。やっぱり最初は反応が薄かったけど、おにぎりをトトロよりもまっくろくろすけにするとすごく喜ぶことがわかりました。
気合の入ったトトロが玉砕したのは悲しかったけど、簡単で助かりました…。
メインキャラじゃない方が喜ぶんだなと、新しい子供の個性を発見しました。(もしかしたらトトロが下手すぎてトトロに見えなかったのかもしれない疑惑あり)
最後に「キャラ弁を禁止する幼稚園」にお願い
キャラ弁に反対する人の意見のなかで、私も一番心配していた『キャラ弁じゃない子がいじめに遭うかもしれない』という問題についてですが、そもそも子供が
「あの子のお弁当がみんなと違う」と除け者にするようなことがあるなら、それはしてはいけないことだとその場にいる大人が教えてあげるべきです。
自分が言われて嫌なことを人にしてはいけない、と小さいうちから教えてあげてほしいです。
人にはそれぞれ個性があります。それはお母さんも子供もみんな一緒です。料理が得意なお母さんもいれば、一緒に遊ぶのが上手なお母さん、お歌が上手なお母さんも。
だから、「みんな一緒が当たり前」と思っている子供には、大人から「そうではない」と教えてあげる必要があります。
「いじめになる可能性があるから、キャラ弁を禁止にした」という幼稚園が増えているそうですが、足並みを揃えるのではなくて、何が「いじめ」なのかを幼稚園・保育園のうちから是非、教えてください。
いじめになる発言をした認識がないまま、その後の教育課程に進むことがないように。