読んだら赤ちゃんも笑い出す絵本『だるまさん』シリーズとは?
本屋さんに行くと必ずといっていいほど目に付く場所に陳列されているのがこの『だるまさん』シリーズ。
表紙からしてだるまさんに手足があったり、愛らしい感じのタッチで描かれていたり、続きが知りたくてつい手にとってみたくなる1冊です。
「が」「の」「と」の3部構成!
シリーズは『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』の3部で構成されています。それぞれだるまさんの後に「が・の・と」と助詞の組み合わせを変えているだけなのですが、どれをとっても楽しめる内容になっています。
表紙を見ただけでもなんとも愛らしいイラストでほっこりしてしまうのですが、絵本を実際に読んでみるともっと楽しめる要素が満載なんです!
作者、かがくい ひろしさんとはどんな方なのでしょうか?
このだるまさんシリーズの作者が「加岳井広」さん。加岳井さんとは一体どんな方なのでしょうか?プロフィールをご紹介しながら、だるまさんシリーズの魅力にせまっていきたいと思います。
プロフィール
- 本名:加岳井 広
- 1955年東京生まれ
- 東京学芸大卒
- 教諭(美術教員)として学校勤務にあたっていた
- 人形劇の活動や紙を使った造形作品を発表していた
- 2005年「おもちのきもち」で絵本作家デビュー
- 2009年すい臓がんのため、54歳で急逝
2005年に第27回講談社絵本新人賞を『おもちのきもち』で受賞し、絵本作家としてデビューを飾ったかがくい ひろしさん。
2009年にお亡くなりになるまでの4年で数々の人気作を執筆されました。
- メルヘンハウス「「だるまさんが」の絵本が大人気。どんな絵本?」メルヘンハウス(http://www.meruhenhouse.co.jp/6580.html)
- 講談社「かがくいひろしの絵本」講談社絵本通信(http://ehon.kodansha.co.jp/archives/search_025.html)
「だるまさんシリーズ」と「だるまさんが・の・と」それぞれの魅力とは?
だるまさんシリーズの魅力をご紹介します!
幼少期に誰しも遊んだことがある「だるまさんがころんだ」をユニークなくだりにしているのがだるまさんシリーズです。表紙を見ただけでもなんとも愛らしいイラストでほっこりしてしまうのですが、絵本を実際に読んでみるともっと楽しめる要素が満載なんです!
予想しなかった展開に自然と笑みがこぼれる
だるまさんが・・・と読んでページをめくると予想していなかった展開に思わず吹き出したり、ニヤッとしてしまったり、自然と笑みがこぼれてしまう作品です。それが大人だけではなく子供も同じように笑ってしまうくらい。親しみやすいイラストが功を奏しているのかもしれません。
読み方次第で楽しみ方は無限大!
その日の気分でというと大げさですが、読み方を少し変えるだけで楽しみ方がまた違ってきます。
至ってシンプルな絵本なんですが、奥が深いというのか、読み手次第で行くようにも変化していくシリーズになっています。
だるまさん「が・の・と」それぞれの魅力をご紹介します!
だるまさんシリーズの魅力を知っていただいた上で、こちらでは3部作それぞれの魅力をご紹介したいと思います。
『だるまさんが』
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こちらがだるまさんシリーズの最初なんですが、大人からすると続きはころんだと言いたくなりますよね。でも、だるまさんがに続くいろいろなくだりがとっても楽しいんです。だるまさんが・・・どてっとか、だるまさんが・・・ぷしゅーとか。これがイラストつきだと自然に笑い出してしまうんです。ぜひお手にとって読んでみてください。
『だるまさんの』
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だるまさんシリーズ2冊目はだるまさんのです。「の」とつくからには今度はだるまさん自身のことが中心となっている絵本です。そう、だるまさんのあちこちのパーツをUPで描いているので、その世界観に引き込まれてつられて笑ってしまうんです。期待を裏切らない2冊目になっています。
『だるまさんと』
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こちらはシリーズの最終作としてだるまさんだけではなく、他の登場キャラクターにも注目の1冊です。今までだるまさんで始まっていたページも他の登場キャラクターで始まるところもあって、これまでの2冊とは一線を博した内容になっているので別の楽しみが生まれます。
だるまさんシリーズを読んだ方の口コミから絵本の魅力を教えてもらおう!
だるまさんシリーズは本当に人気の絵本なので口コミもたくさんありますが、その中から厳選して楽しんでいる様子が伝わるものをご紹介します!
飽きもせず何度も笑ってくれます!
生後3ヶ月の頃から子どもに読み聞かせ始めました。
息子はとにかく「だるまさん」が大好きで、4ヶ月過ぎたくらいから本を見て笑うようになりました。
そしてどんなに泣いていても、この絵本を見せるとピタッと泣き止むので、私よりも私の母や夫のほうがよく読み聞かせていました。
1歳を過ぎて、読んでほしい絵本を自分で選んで持ってくるくらい絵本好きになったのは、この「だるまさん」のおかげだと思います。 出典: www.amazon.co.jp
こちらは「だるまさんが」の口コミです。シンプルな絵本なんですが本当に何度読んでも飽きない、赤ちゃんからでも楽しめて、ママもパパも読みながら吹き出してしまいそうなんですよね。ママも笑顔の子供を見たくなったら、ついついこの本を読んで癒されたくなっちゃうかもしれません。
体の名前を楽しみながら覚えられる1冊
のだるまさんシリーズの2冊目、1冊目以上に生後10か月の息子の秘孔をついています。
初めて見せたときから大うけ。
「だ、る、ま、さ、ん、の」と読んだところから大きな笑顔を作り、「めっ!」とページをめくったところで声をあげて笑い転げます。
ツボにはまったようで、チャイルドシートに載せての車の移動中、ぐずりだしても、運転席から「だ、る、ま、さ、ん、の」と調子をつけて声をかけると途端に笑い出します。絵本がなくても効果が持続しています。
それにしても、この絵本の裏のダルマ猫。妙な味を出していて、さりげなく私のツボにはまっています。 出典: www.amazon.co.jp
こちらは「だるまさんの」の口コミですが、だるまさんの・・・に続く体のパーツの名前が特徴的なイラストで描かれているので、覚えやすいかもしれません。ボディタッチをしてコミュニケーションも取れちゃうなんて素敵な時間が過ごせそうですね。
読むのに合わせておんなじ動きをします
だるまさんシリーズの第三弾です
今までの1,2とはちょっと異なる展開で...
それがまたかわいく、ページをめくるたびに2歳娘は動作を真似てみたりして
家族で楽しんでします
文字数も少ないので、娘はだるまさんシリーズはすべて暗記して
私たちに本を読んでくれます
その姿を見ると うれしくなります 出典: www.amazon.co.jp
思わず暗記してしまうほど繰り返し読んでしまう本。楽しそうな様子が伝わってきますね。こちらは「だるまさんと」の口コミなんですが、いちごさんとメロンさんが登場することがわかりますね。反抗的なときでもメロンさんとぎゅっというページでハグしたらご機嫌になってくれるといいですね♪
だるまさんシリーズの魅力に親子で一緒にハマってみませんか?
0歳児も大爆笑の絵本があった!だるまさんシリーズの紹介はいかがでしたでしょうか?
このだるまさんシリーズは親子で自然に笑って楽しい時間を過ごすにはもってこいのシリーズです。それが0歳の赤ちゃんでも笑い出してしまうというんですから、本当に魅力的な絵本だと思います。
かがくい ひろしさんの他のシリーズにも楽しめる絵本がたくさんあるので、これを機に子供の成長とともに絵本の内容も少しずつ変えてそろえていくのもおもしろいかもしれませんね。親子でお気に入りの1冊に出会えますように。