百玉そろばんとは何か
おすすめの百玉そろばんを見ていく前に、まずは期待できる効果など百玉そろばんについての基礎知識を確認しておきましょう。
百玉そろばんとは、未就学から小学校にかけて利用される知育玩具(がんぐ)のことです。普通のそろばんと違うところは、1本の軸に10個の玉が通されており、それが10本並んでいること。10×10で100個の玉が通されているのですね。
それでは、百玉そろばんにはどのような効果が期待できるのでしょうか。
百玉そろばんの効果は?
百玉そろばんには、計算が苦手な子どもに「数を視覚化する」ことで計算への理解を深める効果があるとされます。
100個の玉で数字が視覚化されている百玉そろばんを使うと、指を使いながら計算することも嫌がるほど算数が苦手な子どもでも、繰り返し実践していくうちに計算への苦手意識がなくなり、暗算できる計算が増えるそう。
このように百玉そろばんは、数や計算に親しませるために効果的だと言えるでしょう。
- 文部科学省「教科指導法(H30)」(https://www.mext.go.jp/content/20201221-mext_tokubetu01-000011794_15.pdf,2021年4月7日最終閲覧)
【体験談】百玉そろばんを使った感想は?
それでは、子どもが百玉そろばんを使うとどのような反応を示すのでしょうか?実際に体験されたパパママの感想では、「楽しそうにしていた」という声が見られましたよ。
うちの子は2歳から遊びの中に数字を取り入れてますが、足し算は出来ますし、割り算に興味があり日常で、これ2分の1ずつ食べない?などと言葉としても使ってます。
100玉そろばんは小学生になっても使えると聞いたので、数字を認識させるのにはおすすめです(^^)
小さな子どもでも楽しく取り組めるようですね。百玉そろばんは見た目がカラフルでかわいらしいものが多く、計算が苦手な子どもでも楽しく使ってくれるのではないでしょうか。
百玉そろばんの使い方
普通のそろばんしか使ったことがないパパママなら、百玉そろばんの使い方がわからない…という方もいらっしゃるはずです。子どもに買い与える前に、まずはパパママが使い方を知っておきましょう。
- 一つずつ玉を動かしながら「1、2、3…」と数える
- 「2」「3」「5」「10」という数のまとまりを数える
- 隣り合った軸同士で階段を作り足し算の基礎を学ぶ
- 同じ軸の玉で10の合成と分解を学ぶ
あくまでも一例ですが、玉の数を目で見ながら数字を覚えたり、「1個と9個」「4個と6個」など玉で階段を作ったりと計算の基礎を学ぶ使い方があります。
百玉そろばんなら、同じ軸に通った10個の玉をくっつけたり離したりして、「10」という数字がどのようにできているのか学ぶ使い方もできますね。
百玉そろばんを選ぶポイント
百玉そろばんを選ぶときのポイントは次のとおりです。
- 指あたりが優しい木製の製品がおすすめ
- 玉の色は5個、10個などある程度の塊が同色になっているものを選ぶ
- 価格が手頃なこと
百玉そろばんには金属製で10個の玉がすべて違う色になっているものもありますが、木製で5個ずつが同色で塗り分けられているものがおすすめです。5個の玉が同じ色をしていると、「5」という数字の塊を把握しやすくなりますよ。
また10個ずつで色が分かれているものもあり、こちらは10のかたまりが把握しやすくなります。筆者はリサイクルショップで10ずつに色の異なる百玉そろばんを購入しました。
物と数の関係がわかりやすかったようで、子どもが2歳過ぎたころから楽しそうに数えていましたよ。
おすすめの百玉そろばんをチェック
それでは次に、百玉そろばんを購入したいというパパママに向けて、おすすめの百玉そろばんを3つご紹介します。
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小学校でも採用されているトモエの百玉そろばんは、玉が5個ずつ2色に色分けされているので数を認識しやすく、10個の玉を左右に寄せたときに上下の玉がかぶらないところが特徴。
立てた状態でも寝かせた状態でも使えるので、子どもが使いやすい形で計算練習ができるところも良いですね。2色使いなのでおしゃれさでは一歩劣るかもしれませんが、そろばんメーカーのトモエ製の百玉そろばんなので信頼感もあります。
エデュテ レインボーアバカス
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エデュテの「レインボーアバカス」は、なんと言ってもカラフルでおしゃれな色使いが魅力の100玉そろばんです。そして、たまが大きく作られているので、まだ手先を上手に使えない小さな子どもでも扱いやすく、小さな頃から計算に親しませたいという目的にぴったり。
色はすべての時期で違っていて、10個のたまが同じ色で構成されていますが、見た目の可愛らしさやおしゃれさ、インテリア性を重視して選びたい方におすすめの100玉そろばんです。
くもんの玉そろばん120
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幼児教育のくもんから販売されている「玉そろばん120」は、他の百玉そろばんとは違い、玉が120個そろっていることが最大の特徴。言わば、百二十玉そろばんです。
玉の数が多いので120までの計算に対応していますが、120までの計算ができるようになることが、さらに大きい数の理解へとつながるそうです。100個の玉では100までの数の概念しか学べませんが、100を超える数を学ぶことで、「100」と「100以上の数」の関連性が見えてくるのでしょう。
ボードは立てても寝かせても使えるタイプで、玉の色は5個ずつが色分けされた赤と青の2色構成です。赤と青という極端な色で分けられているので、視覚的に数のまとまりがわかりやすいはずです。
おすすめの百玉そろばんで数に親しませてあげよう
百玉そろばんは視覚的に数を認識しやすく、数や計算に苦手意識を持つ子どもにおすすめの知育玩具(がんぐ)です。暗算ができるようになるなどの効果も期待できるので、いろいろな使い方で子どもに数への親しみを与えてあげましょう。
ご紹介した3つの百玉そろばんは、信頼のトモエ製やおしゃれなデザインのものなど、いずれもおすすめの100玉そろばんです。今回の記事を参考にしながら、使いやすく効果的な百玉そろばんを選んでくださいね。