公園の街灯が突然倒壊!小学生の女の子が指をはさまれる事故に!
事故が起こったのは2月11日の夕方。大阪府池田市の運動公園で、鉄製の照明柱(街灯)が突然倒れ、女の子が手に大ケガを負いました。
倒れた鉄柱と地面に手をはさまれ、一本の指を切断、五本を骨折するという大きな事故になりました。
テレビ朝日「羽鳥慎一のモーニングショー」で事故のその後を報道
事故後も様々な方面から調査は進んでいます。
3月7日、テレビ朝日の情報番組「羽鳥慎一のモーニングショー」で、事故のその後について放送がありました。
街灯に戯れてお兄ちゃんを待っていた
事故当時、女の子は野球の試合に参加しているお兄ちゃんを待っていたそうです。
退屈だったのでしょうか。街灯の柱に両手をかけて遊びながら待っていたところを監督さんが見ておられました。
すると突然、街灯が倒壊!回していた手が重い鉄柱にはさまれてしまったのです。
女の子はその場から病院に搬送されました。
事故の原因は犬のおしっこ?
事故後の池田市の調査で、鉄柱が折れた根元付近の土を分析すると、排泄物に含まれる「アンモニア態窒素」と呼ばれる物質が、他の土より高い濃度で検出されました。
現場となった公園には犬の散歩で訪れる人が多いようです。
尿は、金属のさびを進める力が雨水より強いといわれており、鉄柱が折れる原因の一つである可能性が高いとされています。
また、同市では、市内にある9000本あまりの鉄柱(照明柱やカーブミラーなど)のうち67本に根元の腐食が見られ、倒壊の恐れがあると発表。補修や撤去の処理を早急に進めるとしています。
お母さんの涙。怒りのやり場がない事故に。
番組では、女の子のお母さんがインタビューに答えておられます。
女の子は手先が器用で、将来デザイナーを夢見ているそうです。お人形のリカちゃんの服なども自分で作ったりしていたとのこと。
涙混じりに話すお母さんの姿が印象に残ります。
娘さんやご家族のショックははかりしれません。犬のおしっこが原因と言われても、特定の犬が引き起こしたことではありませんし、こんな事故が起こるとは誰も予想していなかったでしょう。
事故当時の生々しい状況など、今後のためにとカメラの前で話されたお母さんですが、その思いは複雑なものがあったのではないでしょうか
いつどこで起こってもおかしくない事故。心づもりは万全に。
今回は大阪の池田市で起こった事故ですが、何も特殊なことが起こったのではないのです。日本中に同じような鉄柱はいくらでもあるでしょうし、原因も一つではないでしょう。
女の子は倒れてきた鉄柱に慌てて手を回してしまったようです。番組コメンテーターの石原良純さんが触れておられましたが、とっさの出来事に、離れるよりも倒れてきた柱を思わず支えようとしたのかもしれません。
街灯のそばに立つなんて誰でもします。寄りかかることだってあるでしょう。
もしもそれが倒れかかってきたら、私たちは瞬間的に逃げることができるでしょうか…私にはその自信はありません。
行政にはもちろんしっかり対策を講じてもらいたいですが、個人の側も、起こりうる事態をあらかじめシミュレーションして、できる限り被害を避ける練習も必要なのかもしれません。
Twitterの声
番組を見ていた人がTwitterでも声を上げています。
点検が甘かったとしか
まさか犬の尿が原因で鉄柱が倒れるなんて、普通は想像しませんよね。
点検もしていたようですが、ペットを飼う人が多くなったり、外灯などの設置が多くなって、管理に人の手が足りていないといった、現代社会ならではの原因が組み合わさっているのかもしれません。
事故が起こりうるのはここだけではないでしょうから、今後の管理を徹底することから始めてもらいたいですね。
気持ちがわかるから涙が出てきた
子を持つ親の立場からは、お母さんの気持ちもわかります。
個別の犬がしていることでもないですし、やり場のない怒りを抱えていらっしゃるのではないかと思います。
本当に、娘さんが早く回復されるのを祈りたいですね。
危険は身近に潜んでいるかも。対策を練っておく必要も
女の子の指は、手術により快方に向かっているそうです。
一度にたくさんの指を負傷し、回復にはリハビリなども必要かもしれません。また心に負った傷はもっと深く、恐ろしかったのではないかと想像されます。
子供を持つ身として気になる話題ではありますが、これは子供でも大人でも誰にでも起こり得る事故です。身近な危険を察知して、対策を練っておくことも今の社会では必要なのかもしれません。