本を読んで感じたことを書き出しに持ってくる書き方です。感想から始めるとインパクトのある感想文になります。それでは例をご紹介します。
「主人公の行動に感動しました」
こう書きだすと、読んでいる人は主人公はどんな行動をしたんだろう?どうして感動したんだろう?と気になります。なので続きには主人公のどの行動に感動したのかを詳しく説明していきます。
書き出しが「感動した」だけではわかりにくく、「主人公の行動に」と付け加えることでより伝わりやすくなります。
「夢をあきらめたくないと思いました」
夢は叶うというメッセージのある本を読んだときに使えます。夢に向かってどんなことをしていたのか、どうして夢は叶うのか、本から学んだことやこれからどうしていくのかを続けて書くと良いです。
あらすじをまとめて説明するのは難しいですが、どんなところから、どんな風に感じたのかを作文のようにすると書きやすくなります。
④本を読む前の自分の話から始める例
本を読む前の自分の考えや経験、生活などを書き出しにする例をご紹介します。
「私は失敗がこわくて挑戦することが苦手でした」
こう書きだしたあとで、本を読んで自分がどう変わっていったのかを説明していきます。どのように変わったのか、本のどの部分を読んで変われたのかを順に書いていくので、ストーリー性もあり、伝わりやすくなります。
この場合は、読む前の自分は挑戦が苦手だったけど、「本を読んで何事にも挑戦したいと思いました」という話で最後にまとめることになります。
「私は苦手なものは食べたくないと思っていました」
このような書き出しをすると、「本を読んで食べ物の大切さに気付きました」や「何でも残さずに食べたいと思いました」などのようにまとめることができます。
書き出しの文とまとめの文は本を読む前と読んだ後の自分の変化について書くので、対照的な言葉を使うようにしましょう。関係がないとまとまりのない読書感想文になってしまいます。
⑤本を読んだ後の自分の話から始める例
本を読んで自分がどのように変化したのかを先に書いてみましょう。本を読む前の自分の話から始める場合とは反対の書き方です。例をご紹介します。
「これからは勇気を出して挑戦していきたいです」
これからどうしていきたいのかを先に書き、なぜそう思ったのかを説明していきます。この後には「なぜなら私は失敗がこわくて挑戦できなかったからです」と続けます。これまでの自分のことを対照的に書くことで、より伝わりやすくなります。
そしてどの部分を読んでそう思ったのかを説明し、感想文の最後にはもう一度書き出しと同じように「これからは勇気を出して挑戦しようと思いました」と締めくくることができます。










